日商簿記1級(商業簿記・会計学)貸借対照表原則ってなに?Vol.1
今回は日商簿記1級の商業簿記・会計学の貸借対照表原則の解説です。
なお、日商簿記1級の基本や他の基礎的な内容は以下の記事にまとめています。
日商簿記1級(商業簿記・会計学)会計って何?|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)
企業会計原則については以下の記事で解説しています。
日商簿記1級(商業簿記・会計学)企業会計原則って何?Vol.1|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)
日商簿記1級(商業簿記・会計学)企業会計原則って何?Vol.2|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)
日商簿記1級(商業簿記・会計学)企業会計原則ってなに?Vol.3|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)
日商簿記1級(商業簿記・会計学)企業会計原則とは?Vol.4|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)
損益計算書原則はこちらです。
日商簿記1級(商業簿記・会計学)損益計算書原則ってなに?VOl.1|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)
日商簿記1級(商業簿記・会計学)損益計算書原則ってなに?Vol.2|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)
それでは、貸借対照表原則の解説に入りますね。
貸借対照表原則には次のものがあります。
貸借対照表原則
・貸借対照表完全性の原則
・総額主義の原則
・区分表示の原則
・取得原価主義の原則
・費用配分の原則
貸借対照表完全性の原則
貸借対照表原則 一
貸借対照表は、企業の財政状態を明らかにするために、貸借対照表日におけるすべての資産、負債及び純資産を記載し、株主、債権者その他の利害関係者にこれを正しく表示するものでなければならない。ただし、正規の簿記の原則に従って処理された場合に生じた簿外資産及び簿外負債は、貸借対照表の記載外におくことができる。
解説
企業会計原則は、貸借対照表にすべての資産・負債・純資産をもれなく記載することを求めています。
ただし、例外として、正規の簿記の原則にもとづいて、重要性の低い資産や負債を計上しないことは認められています。
総額主義の原則
貸借対照表原則 一B
資産、負債及び純資産は、総額によって記載することを原則とし、資産の項目と負債又は純資産の項目とを相殺することによって、その全部又は一部を貸借対照表原則から除去してはならない。
解説
損益計算書原則と同様に、貸借対照表原則においても総額主義の原則が求められています。
※総額主義の例外として、たとえば、デリバティブに関する正味の債権・債務については純額表示します。
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