日商簿記3級(商業簿記)電子記録債権(債務)とは?

今回は、日商簿記3級の電子記録債権(債務)について解説します。



『電子記録債権(資産)』
(でんしきろくさいけん)とは、

既存の手形や売掛金とは異なる、電子化された新しい種類の債権です。

電子記録債権と深く関わりがあるのが、

電子記録機関(電子記録債権の記録・管理を中心となって行う機関)です。

この電子記録機関に売掛金などの債権を登録することで、

電子記録債権が発生します。


・電子記録債権・電子記録債務のメリット

電子記録債権・電子記録債務は電子的に記録する債権なので、

紙で行う手形とは異なりペーパーレスになります。


債権者・債務者にとってのメリットは以下のようなものがあります。

名称        メリット
債権者      (受け取る側)紛失や盗難対策
          管理コストの削減

債務者      (支払う側)収入印紙代の節約
          面倒な事務手続きの軽減


電子記録債権(債務)の発生

電子記録債権は、債権者または債務者が電子債権記録機関

に発生記録の請求を行い、同機関がその記録を行うことによって

発生します。



電子記録債権(債務)の消滅

債務者が債権者に支払いを行い、電子債権記録機関が

その記録を行うことによって、電子記録債権(債務)は消滅します。


実際にはそれぞれの取引銀行を通じてこの取引を行います。




なお、日商簿記3級について、さらに深く学習したい方は以下のnoteで

丁寧に3級の内容について解説しています。

関連noteはこちら


「超初心者向け」2024年版pandaa流わかりやすい日商簿記3級テキスト|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)
   

「超初心者向け」2024年版pandaa流 至極の仕訳集 日商簿記3級|日商簿記&公認会計士試験pandaa_school (note.com)


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