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パパ50歳、娘3歳4ヶ月、パパが逃げ出した。

緊急事態宣言により、ほぼ自宅出社になったパパ。
とはいっても、時間が決まっているというより、作業がほとんどなので夕ご飯作りが趣味になった。

唐揚げ、カレーライス、ミートスパゲッティ、から始まり、クックパッドを駆使し、とにかく色んな種類を作る。
「一回作ったものはなー。作る気ないんだよなー。」
等いいながら、楽しんでいた、、、と思っていた。

「これ食べない‼️」「私、魚嫌なんだよな~」「卵乗せないで。」
どんどん、わがままになっていく娘。
私はパパの顔色にヒヤヒヤしながら、の毎日が始まった。
「とっても美味しいよ‼️パパはすごいーーー」「一口食べようか?」「おーい、お口あけてーー」
私はご機嫌をとろうと必死。
料理は美味しくなっていくのに、なんか、しんどさも増えていっていた。

パパは完食を目指すも、日々食べなくなる娘。
「今幼稚園前だから食べないんだって?」
「●●ちゃんもお肉しか食べないらしいよー?」
「まー、いずれさーははは」
いろんな話をするも、パパには届かない。

ある日。
「わたし、ママのご飯が好きなの❗️」
ついに娘が言い出した。
「·····じゃあ、もういい。パパ作らないから。ママのご飯なら食べるんだよね?」
「食べる‼️」
(何勝手に決めてるんだよーーーーーーーーーっ)

その夜。
「ママには申し訳ないと思ってる。でももう無理だから、結局俺は逃げ出せるから、ずるいかもしれないな。」
パパが落ち込んでいる。
「まー、3歳にこんなに追い込まれるとは思わないよね(笑)15歳とか反抗期どんだけ辛いのかなぁ。」
ママが笑ってごまかそうとする。
「そういうのやめて、辛いから考えたくない。今言わないで。」

どんだけやられてるんだーーー(笑)
イライラして眠れなかったーーー。

歳をとればとるほど、人の意見を聞けないのは分かる。
プライドとかじゃないけど、きっと「自分にはこの方法しか無理だから」とか「自分の考えはこうだからそれはもう染み付いてるから」とか。

仕方ないよ。
たださ、3歳に負けてんじゃねーーーよ。
しっかりしろーーーっ。



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