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生まれて泣いたの二度目とか知らんがなと思った、彼氏のこうじくん

初めての彼氏のこうじくん。
大好きで、大好きで、なのにいきなり別れを切り出された日は、大号泣。
さらに次の日、校舎の五階から、登校姿のこうじくんを見てさらに大号泣。

身長も体重も大きくて、カラッとした性格が誰からも人気で。
たまに軽く殴る?コミュニケーションが痛くて、それは嫌いだったけど。
部の部長同士、なにかと相談して頼もしくって、部内では内緒で付き合ってたけど、心のなかから自慢の彼氏だった。

別れた後、1ヶ月後。
私は別の人と付き合って、すぐ別れた。
その後、こうじくんから「大学で遠距離になるから、それがお前に耐えれるか試してみた」と言われ、よりを戻すことになった。

1度離れてしまった気持ちはなかなか戻りにくい。
こうじくんは「お前は結局別の人と付き合うんだな」とたまに私を責める。
私はこうじくんのことが好きかどうか分からなくなってしまい、手を繋ぐことも無理になってきた。

部活、最後の大会まで一週間。

(別れよう)
そう思うまでには、そんなに時間はかからなかった。
「私、別れたい」
そういうと、こうじくんは意外な言葉を言った。

「俺、別れるなら、部活辞めるわ」
(は?あー無理だ、この人。)
この瞬間すべての好きが無くなった。

とりあえず最後の大会まで一週間なんとか2人きりになることを避けて、恋人関係を継続して、最後の大会が終わって家に帰ったらすぐメールした。

すると、写真が添付されてきた。
こうじくんが涙を流して泣いてる顔の写真。
「生まれて泣いたの、記憶ある限り二度目だわ」ときた。

(知らん‼️というかキモい‼️)
大好きだったこうじくんのことが、嫌いになった。

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