【PJCS2024環境】注目デッキ+コメント
はじめに
こんにちは。ハヤト @urutorahayato です。
PJCS2024で注目されているデッキを自分なりにまとめました。
思いっきり主観で書いてますし、練習もそこまでできていません。メタゲームもよく分からないので、デッキの順番も適当です。強いて言えば思い出した順です。
そのため、数年後に読み返すための簡易メモとして書いています。
ということで予防線貼っておきました。よろしくお願いします。
全体的な印象
やっぱりドラパルトがすごい
とにかくドラパルトexが与えた影響が大きいです。
ファントムダイブの圧力が強く、2エネ200+60とやっぱり破格のダメージ量。
結果として、1~2ターン目の動きの強さがデッキの評価に繋がっていると考えます。具体的にはミライドン、タケルライコ、ロストバレットなど(もちろん、ルギアやカビゴンなど例外のデッキもあります)。
タケルライコの登場
そして、CL札幌からPJCSまでの環境で影響を与えたのはタケルライコ。オーガポンと組み合わせる形がシティリーグで結果を残し、PJCSでも猛威を振るいそうです。
2024年度の大型大会でプールが変わらない環境は今回(札幌⇒PJCS)が初めてですが、タケルライコのおかげで結構環境は変わりそうです。
メタゲームの展開
当たり前の話なんですが、GWをもってシティリーグS4が終わり、大規模なデッキリスト公開が終わると、日本で環境を刷新するようなデッキリストの登場はやはりなくなってたと感じます。
代替ではないですが、海外のオンライン大会の入賞構築がひそかに話題になっている、程度でしょうか。
良くも悪くも、いまの即時デッキ公開が与える影響の大きさを感じます。
各デッキ
ドラパルト
ファントムダイブの圧倒的パワー。これまでのトップシェアであったリザードンに強いこともあり、一気に環境トップを奪ってしまいました。
札幌よりは減りそうですが、依然強力なデッキ。
僕は使いこなせません。
・ネイティオ型
一番主流(だと思われる型)で、ペパー・ナンジャモ+ロトムV(・ネオラントV)が基盤となっています。エーススペックは回収サイクロンが最も多いですが、アンフェアスタンプもプライムキャッチャーも強く、その読めなさも強さの一因。
エヴォリューションのおかげで後攻のプレイが安定しているのも評価ポイントですが、そうすると次のターンにあまりファントムダイブ撃てないのが少しマイナスポイント。
・ピジョット型
2ターン目のファントムダイブを最も押し付けやすい型。ネオアッパー、目ロコでエネ加速を代用している印象。パワーは高いですが、デヴォリューション耐性が低く、ドラパルトミラーが多いのであればやや苦しい印象です。
・ロスト型
序盤にウッウから入りヤミラミ、かがやくリザードンなど、他の形と比較してテンポ良く戦えるデッキ。かがリザが環境に強いのでロスト型の価値が上がっている印象。
・リザードン型
ドラパルトexとリザードンexの有利不利が噛み合っており、シティリーグでたまに入賞していました。ピジョット1-0-1で入れておきたいです。
ルギア
現環境のデッキにおいて、理論値としてのパワーが最も高いデッキだと思います。レガシーエネルギーの登場により、アクアリターンやごっつあんプリファイを使えるようになって、相対的にはかつてのアメイジングルギアに肉薄しているとも感じます。
サバイブギプスも依然として強く、加えてゼイユのおかげで先攻からトラッシュとドローを仕掛けられるのも強化ポイント。回しているとルギアVのかぜよみが強く、たいてい1~2ターンあればアッセンブルスターが間にあう印象です。3ターン遅れてもたまに勝ててしまうからすごい。
しかし、もちろん間に合わない試合もあります。ルギアVは基本1枚しか出したくないし、それが後1きょくらいごうとかで飛ばされて、アッセンブルスターにたどり着けなければそもそも試合にもならないです。キャプチャーアロマ・スーパーボール・テーブルシティなどの運要素からは逃げられず、挙句ミラーは不毛(テツノカイナのせいでそんなこともないかもしれない)。ドラパルトに対する勝率も負け越しています(CL札幌後の公式配信参照)。
そのため、ルギアの評価は個々人によって大きく左右されると考えます。いわゆる自分が使うとダメだけど、相手が使うとよく回るデッキ。個人的にはアヤシシV入りが好きです。
ミライドン
PJCSとカードプールがほぼ同じ※だったCL札幌の優勝デッキ。
札幌CLで有名なプレイヤーが挙って使っていた印象があります。
※コロコロイチバンの新規プロモカード”ザルード”が5/21に収録
➀ドラパルト・ルギアに強く出れる点
②苦手なリザードンが減少傾向にあったこと
③そこまで注目されていなかったこと
以上3点が強みだと考えます。
現在は②③の強みが多少薄れてしまったのですが、速攻で分の良い勝負を仕掛けられるのは他のデッキにない魅力だと感じます。
リザードン
クリムゾンヘイズまでの構築だとドラパルトに弱いため、一時期はかなり数を減らしましたが、かがやくアマージョやマシマシラの採用、フトゥー博士のシナリオを厚めに採用するなどして最近は復権の兆しを見せています。パワーは依然顕在であり、PJCSで結果を残すのは想像に難くありません。
エーススペック枠は様々なカードと相性がいいですが、やはりドラパルトを早くにワンパンできるマキシマムベルトが最も環境に適していると思います。
個人的にはコントロールデッキに入れるリザードンexが好きなのですが、ドラパルト・タケルライコがいるため現状は逆風だと感じます。
サーナイト
超タイプのたねポケモン※がどれもパワーが高く(しかも全て非ex・V)、さらに最近はマシマシラもいるおかげで、痒い所に手が届く強力なデッキになったと思います。
※フワンテ、クレセリア、サケブシッポ、ハバタクカミ、クレッフィ、ミミッキュ、マシマシラ
ロストスイーパーやジャミングタワーの採用率も現時点ではそこまで高くなく、理論上は環境デッキの殆どに対して五分の勝負ができる立ち位置にいると考えます(ドラパルトだけなんだかんだ少し厳しそう)。
しかし、どうしても初動の不安定さが気になります。もし自分が使うなら、サポートの枚数、およびかがやくゲッコウガは確保しておきたいな、と思います(その点を踏まえてCL札幌の入賞構築を見ると、初動の安定に重きを置いていていいデッキだと思いました)。
タケルライコ
デッキ名をどう略しても角が立つデッキ。
主に草オーガポンと合わせて、後1に280ダメージを無理なく出せるデッキ。タケルライコのHPが高く、古代デッキなのにボスの司令を使いやすいのも強みだと考えます。
CL札幌後のシティリーグで結果を残して話題になっており、構築が定まってない分、相手にすると厄介だと感じます。その分、かなり注目を集めたため、結構マークされている印象を受けますが、PJCSではさらに環境にアジャストされた構築が見れそうで楽しみです。パルキアと合わせるのも面白そう。
余談ですが、スナノケガワexと合わせた従来の型が、CL札幌のジュニアリーグで準優勝しています。
レジドラゴ
タケルライコデッキの派生(?)デッキ。
レジドラゴVSTARをメインにしたデッキも登場し、ドラパルトexの登場もあってひそかに注目を集めている印象です。たまにシャリタツ+ナタネの型もいたりします。
個人的にはナイトワンダラー後が楽しみです。そんなにドラゴンポケモン入らない気もするけど。
ロストバレット(ゲッコウガ)
環境の高速化に合わせ、ロストスイーパーを多く採用し、2ターン目にミラージュゲートを目指す構築が主流になりつつあると思います。
リザードンの減少・高速化を受け、ポケモンex・Vはこれまでのトドロクツキ・テツノカイナから、テツノカイナ・ライコウ・暁ガチグマに移った印象です。かがやく枠はゲッコウガも強いですし、リザードンもガチグマにない強みがあると思います。
カビゴン
ドラパルトのせいでピジョットコントロールは数を減らし、たいていは純正カビゴンに移った印象です(ドラパルト減少傾向ならそんなこともないみたい)。ハンディサーキュレーター、おはやし笛と強化を受け、もはや無視できない存在になったと思います。
あと、Day2のルール変更が大会2週間前に発表され、カビゴンLO対策だと噂されていたことも記録しておきます。
ピジョットコントロール
一方こちらも岩オーガポンなどで強化されてます。海外のオンライン大会で結果を出している印象。たいていレントラーV(+ガケガニV)でドラパルトとも戦えるようにした構築が多い印象。
最近イダイナキバexの採用理由が分かりました。
パオジアン
セビエ・ビッパのHPが60のため、ドラパルトに弱いと考えられたためか最近はあまり見かけない印象です(70セビエもいるけど、逃げエネ2が想像以上に使いづらく、2枚は60、1枚は70にする構築が大半)。しかし、それでも馬力は高く、2-2-2でサイドを取るのが最も得意なデッキという印象です。
地味にプレイング難易度も高いですし、そこまで構築の根幹が変わらないこともあって、みんな使うの飽きてた説を提唱しておきます。
ロストギラティナ
いまだ環境中位に健在な、玄人好みのデッキ。ドラパルトを倒すため、エーススペックはマキシマムベルトの採用率が高くなっています。あとキャンセルコロンがよく入ってます。
月光手裏剣のバリューはココ最近高くなっており、水エネルギー無しの構築はほとんどいない印象です。たま〜に雷ポケモンが入ってたりしますね。
CLの1日目で当たって負けて、「優勝はロスギラだろ」と思ってたのに、決勝トナメになったらそんなに居ない、そんなデッキ(経験談)。
トドロクツキ(古代バレット)
主に非exのトドロクツキを4枚入れて、
・コライドンなどの古代ポケモンを多投する
・トドロクツキex・ダークパッチを多投する
・アタッカーはそれだけにしてある
こんな感じで様々分岐しています。
ドラパルトに強めである点や、シークレットボックスによってオーリムのドローが安定したこともあり、注目を集めています。
中耐久中~高打点のため、色んなデッキとのサイドレースに強いですが、オーリムを使ったターンにボスを使えないため、その差を何かしらで埋める必要性があり、その点がいまいち勝ちきれない理由だと考えます。もちろん、オーリム打てなくて逆転負けするときもあります。
テツノカイナ(未来バレット)
ミライドンでエネ加速して、テツノカシラ+バトンカイナがサイドレースで勝ち切るデッキ。”カウンターカイナ”とも呼ばれていましたが、最近はどんどんサイドを取る動きの方がよさそう。動きはシンプルなのに強くて、テツノカイナexのパワーを感じます。超エネを入れたり、テツノイバラやテツノイサハを入れたり、いろいろ拡張性があります。
ハピナス
新弾のexであり、加えてドラパルトに強いことから、Cl札幌前に注目されていたデッキ。マシマシラと合わせて独特の動きをしたりします。CL札幌シニアリーグの準優勝の構築はアルセウスVSTAR、ピジョットexと組まれており、初速・終盤の隙が出ないように工夫されている印象を受けます。
ディアルガ
メタングと合わせ、一気にエネ加速してなんかとんでもないことになるデッキ。使っていると急にエネルギーがいっぱいついて試合が終わったりします。真面目に組んで公式のデッキリストが2行になる稀有な例。
山下のカードを覚えるのがやや面倒。
ゲッコウガ
・ユキメノコ
ユキメノコのパワーは高いものの、相性のいいポケモンが少ないため、やや消去法的に最も相性のいいゲッコウガexが選ばれている印象です。
ユキメノコのせいで相手はマナフィを置きにくいですし、そこにぶんしんれんだが決まれば、ほぼ完封できる程度のパワーはあります。
特性持ちを採用できないため、
・ピジョット
デヴォリューション、キャンセルコロン、ルチャブルなどを絡めて一気に相手を機能不全にする。1エネ170ダメージの上技のおかげで、ある程度の殴り合いに付き合わせられるのも強みです。
アルセウス
スターバースやトリニティノヴァのおかげで、常に平均値以上の試合は見込める印象です(つまり、アルセウスを置けない試合がその平均値を大きく下げている)。
これも相手が使うと良く見えるタイプのデッキの印象です。
このデッキの本質はボスの司令とビワ。
・ギラティナ(ほとんどはこれ)
・グレンアルマ
サーフゴー
毎回よくわからない立ち位置に居るデッキ。HP260と現環境に少ないHPラインなのもこの微妙なポジション感に与している気がします。マシマシラやピクニックバスケットなど回復カードは今や必須になりつつあります。
いちばん多いのはパルキアVSTARと合わせ、カイを多投した構築であり、CL札幌のシニアリーグを制したのもパルキアサーフゴーでした。
個人的には、2ターン目に350ダメージぐらい出したい試合が多いのと、アタッカーはサーフゴーだけでいいと考えているため、ダークライVSTAR+暗号マニア推しです。
ウガツホムラ
CL札幌でスナッチアームやゴヨウ(ゴヨウ!?)と合わせた形がトップカットに残りました。古代・炎ポケモンのため豊富なエネ加速ができ、序盤から出し抜ききることができるのが面白そうです。最近はよくマシマシラが入ってる気がします。
終わりに
このほかにも、トドロクツキex、テツノイサハオーガポン、カミッチュ(おまつりおんど)、テツノイバラ単、ヒスイゾロアーク、イダイナキバ、ヤバソチャ、ヒスイヌメルゴン、レントラー、クエスパトラ、グレンアルマ、ジュペッタ…と枚挙に暇がありません(順不同)。
傍から見る分には色んなデッキが居て楽しそうですが、出るとなると苦労しそう。それでも来年は絶対PJCS出たいですね。
出場される皆さんが、少しでも後悔の無いよう応援しております。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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