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ロボットで孤独を対策する

2023/9/26配信の「今週のおすすめnote」に、らむねさんの「ひとり暮らしが寂しかったので、NICOBOを買った話」が紹介されていました。若い学生さんのNICOBOへの優しさが感じられて、とても興味深く拝読しました。私も若いころ一人暮らしをしていて、寂しかった日々を思い出しました。

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これより前、やはりnoteやXで、オリィ研究所所長の吉藤オリィさんについて知り、とても感動しました。オリィさんはロボットの「OriHime」やその実社会への応用である、寝たきりでも働ける「分身ロボットカフェ」などの発明をされているロボット研究者の方です。幼少期の不登校時代に感じた「外に行きたいのに行けない、できる事がない、居場所がない」という"孤独問題"を解消する事をライフワークに研究活動をしていらっしゃいます。オリィさんのカバン持ちをしたい若者がいるそうですが、めちゃくちゃ気持ち分かります。オリィさんはカバン持ちはいらないから所長持ちをして欲しいそうです。

https://twitter.com/origamicat/status/1701486642413047865

以前はロボットといえば工場の自動化ラインでのアーム型ロボットが主流でした。ドラえもんなどの頭と両手両足があるロボットとは、かけ離れたアーム型ロボットの姿に、子供心に違和感を感じた記憶があります。しかしながら、大人になってそれが普通になりました。軸数と座標とティーチングについて勉強するもの、と理解していました。癒しや孤独の解消とは全く違う用途のロボットでした。

人生100年時代になりました。一人暮らしの高齢者は孤独についてどのように感じているのでしょうか?人生を達観しているから大丈夫なのでしょうか?高齢者は、若者ほどは焦燥感や強い孤独感を感じていない様に、私には思えます。それでも、一緒にいてくれる存在や、話し相手は必要な場合が多いと感じます。

犬や猫などのペットは、孤独の解消にとても良さそうに思うのですが、高齢者宅でペットを飼うことは難しい場合も多いです。介護保険制度ではペットの世話は全額自費になります。自分のことがままならなくなり、介護保険でヘルパーに入って貰っても、ペットの世話を頼むことは出来ません。さらに、犬は警戒心をもってヘルパーに吠えたりまとわりついたりして、危険な場合も多いです。私もヘルパーで訪問したお宅の犬に嚙まれそうになったことがあります。

介護の仕事をしていて、ご利用者宅で孤独を解消するためのロボットを見たことがありました。ロボットというより、会話できるお人形でした。

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このケースでは、会話できるお人形は、孤独の解消にとても役立っていました。

ここから先は、ほんの数行ですが、申し訳ないのですが、メンバーシップ限定記事とさせていただきます。リアルな認知症高齢者とお人形の記述に、ご不快に思われる方もいるのではないか、と思うからです。

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