![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113078012/rectangle_large_type_2_e7004776c72efa4497591560fc45ea88.png?width=800)
第13話 「自己理解・対象理解を深める プロセスレコード 第3版」を読んで~訪問介護~
皆様、いつも有り難うございます。
画像はtibihime様からお借りしました。有り難うございます。
暫くプロセスレコードの事をお話しさせて頂いておりますが、今回は参考文献をご紹介させて頂きます。
「自己理解・対象理解を深める プロセスレコード 第3版」
著者、長谷川 雅美
企画、日総研グループ
代表、岸田 良平
発行所、日総研出版
看護の方向けではありますが、プロセスレコードの基礎が詰まっている本で、私の様な初学者でも理解しやすく説明して下さっています。
「第1章 プロセスレコード入門」
基礎知識が網羅されています。
「第2章 プロセスレコード記述・評価の方法」
記述や評価の方法、注意点、教育的効果が説明されています。
「第3章 プロセスレコード記述事例集」
患者様に留まらず、教員と学生との関わりについても挙げられています。
の3章で構成されています。
私個人として印象に残っているのは、以下の文章です。
看護記録によってとらえられる患者と看護者の相互作用全体からみると、ある部分を示すものがプロセスレコードであるといえるでしょう。ですから、プロセスレコードによる看護場面の再構成は、再び、看護実践の持続した流れの中に還元されなければなりません。この際、持続し続けている相互作用の中に切り取った元の時間(場面)を見出すことはできません。また、貼り付けても意味がないのです。つまり、意識のあるものには、同一な瞬間は2つとないのですから、変化し続けている相互作用の実践の中へ「気づき」が還元されることになります。これによって看護実践の質を高めることができるのです。
プロセスレコードを記録するにあたって、動機がありますが、そこで動機となる「何か」、あるいは、「気づき」、が、プロセスレコードを記述し、振り返る事によって、良い方向へ向かう様、努力したいです。
ただし、あくまでも私目線で記述している事は忘れない様にします。
他にも読みごたえがある良書です。全84ページと、要点がまとまっていて、お値段も1900円(+税)と、お手頃です。お勧めします。
それでは、どうも有り難うございました。
また宜しくお願い申し上げます。
ひかり