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海事代理士筆記試験 過去問 港則法(その4)

はじめに

ここに掲載する過去問は、〇×問題の場合は、解答欄に〇×の回答を記載しているのみです。また、記述式穴埋め問題の場合は、解答欄に解答を、選択式穴埋め問題の場合には、解答欄に選択肢と回答を記載しております。さらに、最後の【    】内には、参照すべき法律等を記載しております。この場合、法律の場合は「法」と、施行規則の場合には「則」、施行細則の場合は「細」、施行令の場合には「令」などと省略して表示しております。

港則法の問題傾向

選択式穴埋め問題と〇×問題、特定港に適用される文章を選ぶ問題(〇×応用)
余裕があれば、特定港のリストを覚えること。

港則法 第七章 雑則(第31条―第50条)

【出題:R02】関門港港内において、しゅんせつ作業を行うには、港長の許可を受けなければならない。なお、当該しゅんせつ作業は日没から日出の間には行われない。
【解答】〇、【法第31条】

【出題:R01,H30】第三十一条特定港内又は特定港の境界附近で工事又は作業をしようとする者は、[  エ  ]なければならない。
【解答】エ:⑫(港長の許可を受け)、【法第31条第1項】

【出題:H28, H27】特定港以外の港則法が適用される港において工事又は作業をしようとする者は、当該港の所在地を管轄する海上保安部等の長の許可を受けなければならない。
【解答】〇、【法第31条第1項、法第45条(準用)港長の職権の委譲】

【出題:R05】特定港以外の港で工事又は作業を行う場合は、当該工事又は作業を行う港を管轄する管区海上保安本部の事務所であって、国土交通省令で定めるものの長の許可を受ける必要がある。
【解答】〇、【法第31条第1項、法第45条(準用)】

【出題:R05,R04】特定港内又は特定港の境界附近で工事又は作業をしようとする者は、港長の許可を受けなければならない。
【解答】〇、【法第31条第1項】

【出題:R03】特定港内で工事を行う者は、当該特定港の所在地を管轄する管区海上保安本部の長の許可を受けなければならない。
【解答】×、【法第31条第1項、法45条(準用)】

【出題:R03,法第45条(準用)】港則法の工事又は作業の許可に係る規定は、特定港以外の港には適用されない。
【解答】×、【法第31条第1項】

【出題:H29】特定港以外の港則法が適用される港内において工事又は作業をしようとする者は、港長の許可を受けなくてもよい。
【解答】×、【法第31条第1項、法45条(準用)】

【出題:R02】京浜港港内において6人乗りの手漕ぎボートのレースを行うには、予め港長の許可を受けなければならない。なお、ボートの全長は8メートルである。
【解答】〇、【法第32条】

【出題:R01】特定港以外の港則法が適用される港内において端艇競争その他の行事をしようとする者は、予め当該港の所在地を管轄する海上保安部等の長の許可を受けなければならない。
【解答】×、【法第32条】

【出題:H30】特定港以外の港則法を適用する港内において端艇競争を行なう場合は、港長の許可を受けなくてもよい。
【解答】〇、【法第32条】

【出題:H28, H27】特定港の境界附近で端艇競争をしようとする者は、予め港長に届け出なければならない。
【解答】×、【法第32条】

【出題:R04】特定港内において端艇競争その他の行事をしようとする者は、予め管区海上保安本部の事務所に届け出なければならない。
【解答】×、【法第32条】

【出題:H29】特定港以外の港則法が適用される港内において端艇競争その他の行事をしようとする者は、予め港長の許可を受けなければならない。【解答】×、【法第32条】

【出題:H30】特定港の[  オ  ]で定める区域内において長さが[  オ  ]で定める長さ以上である船舶を進水させ、又はドツクに出入させようとする者は、その旨を[  カ  ]なければならない。
【解答】オ:⑲(国土交通省令)、カ:⑬(港長に届け出)、【法第33条】

【出題:R01,H27】特定港以外の港則法が適用される港内で船舶を進水させようとする者は、その旨を当該港の所在地を管轄する海上保安部等の長に届け出なければならない。
【解答】×、【法第33条】

【出題:R01,H27】特定港においていかだを運行しようとする者は、港長の許可を受けなければならない。
【解答】〇、【法第34条第1項】

【出題:H29】特定港内において竹木材を船舶から水上に卸そうとする者及び特定港内においていかだをけい留し、又は運行しようとする者は、港長[  オ  ]なければならない。
【解答】オ:⑫(の許可を受け)、【法第34条第1項】

【出題:R02】何人も、[  エ  ]においては、[  オ  ]をしないで、油送船の付近で喫煙し、又は火気を取り扱つてはならない。
【解答】エ:④(港内)、オ:⑬(相当の注意)、【法第37条第1項】

【出題:R03】港内においては、相当の注意をしないで、油送船の付近で喫煙し、又は火気を取り扱ってはならない。
【解答】〇、【法第37条第1項】

【出題:R05】特定港内の国土交通省令で定める航路を航行する船舶は、港長が信号所において交通整理のため行う信号に従わなければならない。
【解答】×、【法第38条1項】

【出題:R04】特定港内の国土交通省令で定める水路を航行する船舶は、港長が信号所において交通整理のため行う信号に従わなければならない。
【解答】〇、【法第38条第1項】

【出題:R05】帆船が港内において帆走する場合は、周囲に警戒船を配置することが義務付けられている。
【解答】×、【法第38条4項】

【出題:R05】港長は、船舶交通の安全のため必要があると認めるときは、特定港内において航路又は船種を指定して、船舶の交通を制限し又は禁止することができる。
【解答】×、【法第39条第1項】

【出題:R05】特定港以外の港においては、海上保安長官により航路又は船種を指定して、船舶の交通を制限又は禁止し、制限又は禁止の期間を公示することとなっている。
【解答】×、【法第39条第2項】

【出題:R04】港長は、特定港内において、船舶交通の安全を阻害するような事態が生じた場合、安全のため必要があると認めるときは、航路又は区域を指定して、船舶の交通を制限し又は禁止することができる。
【解答】〇、【法第39条第1項】

【出題:R04】港長は、特に必要があると認めるときは、特定港内及び港の境界付近に停泊する船舶に対して移動を命ずることができる。
【解答】×、【法第39条第3項】

【出題:R03】次の(1)~(6)に掲げる港則法の規定のうち、特定港以外の港について準用されるものを3つ選び、回答欄に記入せよ。(3点)
(1) 特定港内においては、汽艇等以外の船舶を修繕し、又は係船しようとする者は、その旨を港長に届け出なければならない。【解答】×、【法第7条第1項】
(2) 船舶は、特定港において危険物の積込、積替又は荷卸をするには、港長の許可を受けなければならない。【解答】×、【法第21条第1項】
(3) 特定港内において使用すべき私設信号を定めようとする者は、港長の許可を受けなければならない。【解答】〇、【法第28条】
(4) 特定港内において竹木材を船舶から水上に卸そうとする者及び特定港内においていかだをけい留し、又は運行しようとする者は、港長の許可を受けなければならない。【解答】×、【法第34条第1項】
(5) 港長は、特定港内又は特定港の境界附近における船舶交通の妨となる虞のある強力な灯火を使用している者に対し、その灯火の滅光又は被覆を命ずることができる。【解答】〇、【法第36条第2項】
(6) 港長は、船舶交通の安全のため必要があると認めるときは、特定港内において航路又は区域を指定して、船舶の交通を制限し又は禁止することができる。【解答】〇、【法第39条第1項】
【解答】(3)、(5)、(6)、【法第45条】

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