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海事代理士筆記試験 過去問 船舶職員及び小型船舶操縦者法(その8)

はじめに

ここに掲載する過去問は、〇×問題の場合は、解答欄に〇×の回答を記載しているのみです。また、記述式穴埋め問題の場合は、解答欄に解答を、選択式穴埋め問題の場合には、解答欄に選択肢と回答を記載しております。さらに、最後の【     】内には、参照すべき法律等を記載しております。この場合、法律の場合は「法」と、施行規則の場合には「則」、施行細則の場合は「細」、施行令の場合には「令」などと省略して表示しております。

船舶職員及び小型船舶操縦者法の問題傾向

記述式の穴埋め問題(1問だけ選択式)と〇×問題、乗船履歴の計算に関する問題

必要な乗船履歴を判断する問題(計算も含む)

【出題:R03】

三級海技士(航海)試験(身体検査及び口述試験)を受けるためには、次の乗船履歴表に定める乗船履歴を有しなければならない。
(乗船履歴表)

乗船履歴表

令和3年10月1日時点で年齢が45歳であり、以下の①~③の経験を有する者が、令和3年10月1日を試験開始期日とする三級海技士(航海)試験(身体検査及び口述試験)を受けようとするに当たり、船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則の規定により必要な乗船履歴として認められる期間を解答欄に記入せよ。この際、①~③の履歴について、合算したものを解答するものとする。なお、以下に記載された履歴に係る船舶は、いずれも船舶職員及び小型船舶操縦者法が適用されているものとする。(2点)
① 25歳から28歳までの間に、甲板部の航海当直部員として、甲区域内において従業する総トン数50トンの漁船に乗り組み、船舶の運航に関する職務を2年行った履歴
② 32歳から36歳までの間に、甲板部の航海当直部員として、乙区域内において従業する総トン数33トンの漁船に乗り組み、船舶の運航に関する職務を1年8月行った履歴
③ 四級海技士(航海)の資格についての海技免状の交付を受けた後、40歳から42歳までの間に、遠洋区域を航行区域とする総トン数1,000トンの船舶に乗り組み、二等航海士の職務を1年2月行った履歴
【解答】三年五月(3年5月)

【出題:R02】

五級海技士(機関)試験(身体検査及び口述試験)を受けるためには、次の乗船履歴表に定める乗船履歴を有しなければならない。
(乗船履歴表)

乗船履歴表

年齢が40歳の者が、以下の経験を有する場合において、当該者が令和2年10月1日を試験開始期日とする五級海技士(機関)試験(身体検査及び口述試験)を受けようとするに当たり、船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則の規定により必要な乗船履歴として認められる履歴の乗船期間を合算して、当該乗船期間を解答欄に記入せよ。なお、以下に記載された履歴に係る船舶は、いずれも船舶職員及び小型船舶操縦者法が適用されているものとする。(2点)
・ 21歳から23歳までの間に、機関部の当直部員として、平水区域を航行区域とする総トン数19トンの船舶に乗り組み、機関の運転に関する職務を2年行った履歴
・ 六級海技士(機関)の資格についての海技免状の交付を受けた後、28歳から30歳までの間に、一等機関士として、沿海区域を航行区域とする総トン数499トンかつ出力1,499キロワットの推進機関を有する船舶に乗り組み、機関士に関する職務を6月行った履歴
・ 35歳から37歳までの間に、機関部の当直部員として、近海区域を航行区域とする総トン数1万トンの船舶に乗り組み、機関の運転に関する職務を1年9月行った履歴
【解答】3年3月(三年三月、39月、三十九月)

【出題:R01】

四級海技士(航海)試験(身体検査及び口述試験)を受けるためには、次の乗船履歴表に定める乗船履歴の一を有しなければならない。
(乗船履歴表)

乗船履歴表

現在、年齢が50歳の者であって、次の①から③までに掲げる3つの履歴を有するものが、令和元年10月1日を試験開始期日とする四級海技士(航海)試験(身体検査及び口述試験)を受けようとするに当たり、船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則の規定により乗船履歴として認められる履歴の乗船期間を合算して、当該乗船期間を解答欄に記入せよ。
なお、次の各号に掲げる履歴に係る船舶及び漁船は、いずれも船舶職員及び小型船舶操縦者法が適用されているものとする。(2点)
① 31歳から34歳までの間に、甲板部の航海当直部員として、総トン数50トンかつ出力650キロワットの推進機関を有する丙区域内において従業する漁船に乗り組み、船舶の運航に関する職務を1年3月行った履歴
② 38歳から42歳までの間に、甲板部の航海当直部員として、総トン数1,500トンかつ出力2,000キロワットの推進機関を有する沿海区域を航行区域とする旅客船に乗り組み、船舶の運航に関する職務を9月行った履歴
③ 五級海技士(航海)の資格についての海技免許を受けた後、46歳から48歳までの間に、総トン数499トンかつ出力900キロワットの推進機関を有する沿海区域を航行区域とする貨物船に乗り組み、一等航海士の職務を9月行った履歴
【解答】3年

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