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天橋立神社【京都府宮津市】

色々と神社と巡るうちに、とても気になる神社が出てきました。
「かごめかごめ、籠の中の鳥は・・・」そうです、かごめかごめの唄の意味を伝える神社と言われる籠神社(このじんじゃ)です、歌の考察は次の投稿でお話ししますが、僕の住む同じ近畿地方の京都にあり、ここの宮司さんは海部氏(あまべうじ)の一族で、海部氏系図は国宝に指定されています。そこで今回は宮津の天橋立へ向かうことにします。


天橋立から

籠神社へは直接車でも行けるのですが、せっかく天橋立に行くなら、知恩寺にもお参りしたいですし、子ども達に廻旋橋も見せてあげたいので、籠神社の天橋立を挟んだ反対側に車を駐めました。知恩寺に参拝し、おみくじを引いたり、知恵餅を食べたり、廻旋橋が回転するのを楽しげに見る子ども達。神社のお参りだけだと、子ども達には退屈なだけのお出かけになるので、まずは遊びから。
今回の目的は籠神社ですが、もう一つ気になる神社がありました、天橋立の途中にある【天橋立神社】です。海に挟まれた細い陸地なのに、清水が湧き出る八大龍王を祀ってある神社なのです。

天橋立神社

子ども達に、「はしだて茶屋というお店があるから、そこで知恵だんごを食べよう」と誘い、お団子が大好きな子ども達は大喜びです。廻旋橋を渡り天橋立を歩いて籠神社の方へ歩いて行きます。はしだて茶屋が見えてきましたが、先に神社にお参りしたかったので、「この先に清水が湧いてるところがあるから、先にそこを見て帰りにお団子を買おう」と納得させて、天橋立神社に向かいます。はしだて茶屋から4〜500メートルくらいで案内板が見えてきました。先に湧き水の方に向かいます。手を洗って清めてから、神社の祠が有る方に。

天橋立神社延喜

元々は本殿が有り、左右に祠があったようですね、本殿には豊受大神(とようけのおおかみ)左は大川大明神、右は八大龍王が祀られていたようです。大川大明神というのはあまり聞かない名前なので、調べてみました。どうやら保食神(うけもち)説が有力なようです。保食神なら豊受大神と同じです、近くの舞鶴にも大川神社があり、そこの御祭神は[由良川を金色の鮭に乗り五穀と桑蚕の種を持った神様]との言い伝えもあります。五穀と養蚕ならもう間違いなく豊受大神、又の名を宇迦之御魂神(うかのみたまのおおかみ)です。稲荷神社と同じ神様です。

もの凄い神社だ!

もう近づきながら感じてはいましたが、延喜を読んで益々確信したのですが、ここは特別な場所のようです。

狛犬様吽形


狛犬様阿形

鳥居をくぐる前から背筋がビリビリしています。本殿を中心に完全にここだけ空気が違っています。階段を二段だけ上がるともう異空間のような感覚です。本当にヤバいくらいです!
鳥居をくぐり本殿へ、参拝をしている最中もビリビリきています、ただ本殿に何かが居るという感じでは無く、やっぱり場所が凄い感じがします。
天橋立を歩いたり、自転車で渡っている人は沢山いますが、お参りされる方は少ないようですが、勿体ないですね。絶対にお参りした方が良いと思います。僕は見えませんので確実なことは言えませんが、龍神様が居られるのでは?と思うほどです。

本殿

少しだけ考察

この天橋立神社、元伊勢と呼ばれる籠神社の天橋立を挟んで向かい側の知恩寺に元々はあったようです、では、なぜこの場所へと移動したのでしょうか?考えられるのは二つ、元々この場所には何かしら神社があり、神仏習合が禁忌とされた時に合祀された、二つ目はこの場所があまりにも強い力を持った場所なので神社を創建してお祀りをした。御祭神が豊受大神というのも宮津という場所を考えると、豊受大神は真名井の地に下りたとの言い伝えもあることから納得出来るものです、ここも籠神社と深い関わりはきっとあったのだと思われます。
では、いよいよ本命の籠神社へと向かいます。

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