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柏原八幡宮と五社稲荷 2 【兵庫県柏原市】

前回は五社稲荷神社の鳥居の前まででした。ママと2人でここに間違いない!ここに呼ばれてる!と感じました。せっかく機材もあるのでここでも撮影しようと思い、鳥居をくぐる前にお尋ねします。『今から撮影させて頂きます、撮影するなと思われましたら何かサインをお願いいたします、直ぐに撮影は止めます』毎回この様な感じでお願いします。では、五社稲荷神社から始まる不思議な体験までお付き合いください。



裏弁天

ビリビリした感覚を感じはドンドン大きくなっていきます。鳥居をくぐると、左手に小さな池とともに、厳島神社があります、裏弁天とも書かれており、柏原八幡宮の入り口にあった厳島神社には表弁天と書かれてありました。ここと対になっているのかとママと話しながら参拝します。ママは、弁天様に思い入れが強いので必ず弁天様にはお参りされるのですが、ここの弁天様(と言うか市杵島姫)は何か違う感じがしないですか?と訪ねると『やっぱりそう思う?表弁天でも思ったんやけど何かいつもの弁天様とは違う感覚やね』との返事。そもそも瀬織津姫や市杵島姫はよく弁天様に変えられて祀られるのですが、ここはそれとも違う感じがします。つくづく不思議な神社だなと感じながらも、やはり五社稲荷神社が気になります。

カメラも止まる荘厳な雰囲気の階段

裏弁天様を後にして、本殿の方へと向かいます。見上げるような石の階段が目の前に迫ってきます。

五社稲荷神社の本殿に続く階段

『私登れるかな?』ママが不安そうに言うので、急な階段なので怖いのかなと思っていましたが、『ここ何か凄すぎて上まで行けないかも・・』神社の力が凄すぎて本殿まで行けないかもと言うことでした。『取り敢えず行けるとこまで言ってみましょ!無理ならそこでママは引き返してください』と言って、石の階段を登り始めました。横に生い茂っている杉もご神木レベルの太さです、『杉の木も凄いですよ』とママに声を掛けると頷きながらも必死に頑張っている様子。大丈夫かな?と心配しながらも撮影していると、カメラが急にピーーーッガシャガシャ・・ツーと音がしたと思うと画面も真っ暗!『あれっママカメラ止まってもた!』と言いながらもう一度電源ボタンを押しますが、うんともすんとも!『やっぱり撮影は嫌みたいですね、最初にお伺いしたのでやめろって事みたいです』と言うと僕は撮影は諦めました。YouTubeの撮影よりももっと大事なことがきっとこの神社には有ると感じていました。何とかママも頑張って登っています、もう喋るのもやめて、ひたすら階段を登ります。楼門が徐々に見えてきました。

震えるほどの・・・

楼門をくぐりながらも、それよりも眼前の本殿の方が気になってしまいとにかく前に進みます。燈籠のよこを抜けて、また少し石段を登るといよいよ本殿です。
目の前に迫ってくる本殿前には、由緒が有りそうな狛狐様、何か、やっと来たか!とでも言っているかのような鋭い目。心の中ですみません遅くなりました、と謝りながら、本殿前に向かいます。

五社稲荷神社 本殿


もう目眩が襲ってきた様な感覚で、震えてしまうほどの何か強い力を感じます。『ママ、ここ凄すぎませんか?』『ここは凄い神社ね、もっと参拝者がいても良いのにお稲荷さんが寂しがってるんじゃないかしら?』と、確かにひっそりとしていて沢山の方がお参りしている様子は無さそうです、でも柏原八幡宮の宮司さんが管理されているのでしょう、掃除とかを長らく行っていない感じは有りませんでした。五社稲荷神社、あまり聞き馴染みの無い名前だったのですが、御祭神が5柱おられます、

御祭神

宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神(たなかのおおかみ)、四大神(しのおおかみ)宇迦之御魂は言わずと知れたお稲荷様の別名、佐田彦大神は猿田彦だと言われています、この2柱の神様はユダヤ系と言われる神様ですが、大宮能売大神は『古語拾遺』では天之岩戸神話にアメノフトダマ命の子として登場します。その後、アマテラス大神の侍女として仕え大神の心をよく汲み取り、すべてのことが無事に運ぶように調整する役割を果たしたといわれます。そして市の守り神として崇められるようになったようなので、商売繁盛のお稲荷様に祀られたのでしょうね。謎は残りの2柱、田中大神、四大神、です、これが全く分からない謎の神様です。田中大神は全国に田中神社があり、大己貴、大歳神などが御祭神だったりするので、出雲系の神様なのかもしれません。もっと分からない四大神、一説には【宇気母智(うけもちの)神、和久産霊(わくむすびの)神、豊受(とゆけの)大神、托枳尼真天(ダキニシンテン)の四柱の女神だそうである。宇気母智神の子孫、一系なのだそうである。】との説明が見られたりするが、うけもちのかみ、なら宇迦之御魂と同じ、和久産霊は日本書紀なら豊受大神の母神になるので、ほぼ同じ神様を祀っている感じ、最後の托枳尼真天は勿論ヒンドゥー教のカーリーの侍女とされています。夜叉とも鬼女とも言われています。人の肉を食べるとも言われています。托枳尼という言葉の意味は見て食べるを表すとも言われています。益々分かりませんね。。ただカーリーには破壊だけではなく、収穫後の土地に新たな活力を与える豊穣の神的なところもあり、稲作に関連付けられる要素のひとつになったと思われます。との解説もあります。つまり四大神とは、全て宇迦之御魂と同じ御利益の神様と言うことですね。

その日の夜に・・・

撮影は出来ませんでしたが、凄い神社にお参りできた事の喜びの方が強く、撮影のことはどうでも良くなっていました。お稲荷様はどことなく怖い雰囲気が漂いますが、宇迦之御魂の神話には暗いところは無く、凄い神様で、秦氏との関連もほぼ確実、伊勢神宮の御祭神にもなっている豊受大神とも同一神と言われ、籠神社には豊受大神は月神とハッキリ書かれていますので、ひょっとすると月読大神とも同一神かもしれないのです。(因みにno+eの僕のバナーも宇迦之御魂です)
さて、僕が稲荷神社を特に気に掛けるようになったのは、この夜の出来事があったからです。
その日の夜、いつものようにソファで寝落ちしてしまい、目が覚めると0時過ぎ、ヤバい!早く寝ないとと思い、歯磨きをして寝室へ上がりました。眠りついておかしな夢を見ました。
古い祠の前にホワイトボードの様な物を持ち、そのボードに【コトノオ】と書いてあるのです。夢の中でコトノオ?何のことやろ?祠も見たこと無い祠で、と言うか村の中にあるような小さな祠です。何か伝えに来てるのか?と考えていると、1階のキッチン(寝室の下はキッチンです)でガラガラガッシャーン!という大きな音、ハッと目を覚まし、今のは夢なのか現実なのかも分からないまま、音がしたキッチンへ!AEONで使う買い物カゴがパントリーの棚から落ちていました、勿論落ちかけていた可能性も否定はできませんが、いつもは棚にほぼ収まっているので、自然に落ちるとは到底思えません。しかもパントリーから、勝手口の方まで転がっていたのです、何か動物がカゴに当たって飛んでいったような離れ具合です。先ほどの夢とこのカゴの落下がどうしても別の出来事とは思えず、あの夢を忘れないようになのか、夢だと思わないようになのか、この音のおかげでハッキリと目に焼き付いたままでした。

さて、【コトノオ】のキーワードこれが何を意味するのか?次回はコトノオの謎が解けます!


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