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大神神社 その2【不思議体験】

六合目が過ぎた辺りから、ようやく足首の何かに捕まれている感覚がなくなり、足取りも軽くなりました。頂上も近くなり暑さは凄かったですが、気分は爽快な感じでした。頂上に着く前に立派な(山の上にしては)祠が見えてきました。最初はここが山頂かと思いましたが道はまだ続いています。跡から分かりましたが、この祠は高宮神社(こうのみや)と言うそうで、御祭神は日向御子神(日向王子)つまり大物主の御子神であると説明されています。考察する手がかりらしき物も有りませんので(記紀には登場しない)、これ以上詮索できませんが、大物主自体がかなり謎が多い神様ですので、機会を見て、考察してみたいと思います。話しがそれました。
高宮神社で参拝しようと財布を出した時でした、確かにあった千円札が無いのです?あれっ?スポーツドリンクを買った時に2枚有ったはずの千円札が無い、色々と思い出しましたが、御札も買っていませんし、拝殿はメインでは無かったので5円玉しか入れていません。この時感じたのは、試されてる?財布の中には5千円札と万札、お金持ちでは無い自分にとっては5千円は大金です。少し悩みましたが、これが呼ばれた理由かもと思い、それこそ清水の舞台から飛び降りる気持ちで5千円を賽銭箱に、何をお願いしたのか覚えていません(ドキドキしてたので)。参拝を終えて、頂上に向かいます。まだドキドキしていました。頂上に着くと磐座信仰らしい小さな祠が右手の方にあり、まずはそこに参拝、ちょっと待てよ、一緒に来た友人が(僕の登拝スピードに付いて来れず、まだきていません)。「山頂での参拝は裸足がいいらしい」と言っていたのを思い出し、靴を脱いで祠の方に向かいました。ここでは5円玉を賽銭箱に入れて、「お呼びくださり有り難うございます、参拝に来ました」と報告。参拝後、磐座が見たくて正面の方に回りました(まだ裸足です)。正面から垣根越しに覗いていると、黒揚羽がヒラヒラと飛んでいます、神社で蝶に会うのは歓迎されていると言いますので、嬉しくなり黒揚羽を見ていました。すると何かこっちに来いと言っているような気がしました、黒揚羽は垣根の向こう側にいます、ゆっくりと左の方へ飛んでいきます、僕も垣根に沿って左側に回り込んでいきました。一旦見えなくなりましたが、垣根の中を探すと、いたっ!まだ飛んでる、待ってくれてるのか僕が見つけると又左の方へ飛びます、そして少し奥の方へ飛んでいくとそこでヒラヒラ止まっています。あそこに何か有るのかな?と目を凝らしていると白い岩が見えます!あれかっと見ていると、石臼くらいの大きさの白い石で、水晶が入っている石のような感じでした。もちろん垣根を越える訳にはいかないのでその場で見るしか無いのですが、不思議な見た目の石でした。どうすれば良いかも分からないので、手を合わせて「この石を見せたかったのですか?」と問いかけますが返事はありませんでした。友人も到着し、参拝も終わったので下山し帰路につくのですが石の事が気になって仕方有りません。ネットで検索しましたが何も情報は無し。今も謎のままです。

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