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努力しても英語が話せない!という人のための【上達の道すじ】と3つの【必殺トレーニング】

こんにちは!海外サラリーマン むさしです。

私は海外生活が15年になる会社員ですが、最初のアメリカ赴任によって「英語勉強してたけど話せないじゃん」という現実に直面し、一時は【英会話恐怖症】になった経験があります。

数年の苦闘の末に英会話を克服したのですが、その経験を基に「英語が話せなくて困っている」という人のヒントになる記事を書いていきたいと思っています。

なお、この記事は私のNote初投稿なので、細かい知識や技術ではなく「上達するための努力の方向性」という観点から、大枠というか全体的な話をしていきたいと思います。

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私もそうでしたが、英語が話せるように頑張っている人の多くが抱える共通の悩み、それは

英会話を上達させようと頑張ってるけど上達しない(涙)!

ということではないでしょうか。

私もアメリカの地で「英語が話せない・・通じないし聞き取れない・・」という状態で、英会話恐怖症になった経験がありますので、その悩みや苦しみは痛いほど分かります。


現在は克服済みですが、その悩みを乗り越えた経験、また同じ悩みを持つ多くの日本人に触れてきた経験から、自分なりに

英会話習得の【道すじ】と【必要なトレーニング】

というものが分かってきました。

自分も場合にも、他の人を観察してみた場合もそうだったのですが、このような「道すじ」を意識しないでガムシャラに努力しても、実は前進しにくい(ゼロではないかもしれないですが…)ものなんですね。

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英会話を習得して英語が話せるようになるには、色々な力が必要になり、それぞれに段階を踏んでいかないと身についていかないのが現実。そのステップの積み重ねで、ゴール(英語が話せる状態)にたどり着くわけですね。

英会話の上達で悩んでいる人は、この「段階」を意識していないため、途中をすっ飛ばしてゴールを目指す、ということを繰り返しています。



達の道すじを意識しない、ということは、自分がどこの位置にいて、ゴールに行くには何が必要か、ということが分からない状態ですので、スムーズに進んでいかないのも無理のない話です。

これは大きな人生の無駄遣いですし、そのような無駄や悲劇をさけるために、ここでは英会話上達の本当のコツである【上達の道すじ】と、上達の道筋に合った【3つの必殺の練習方法】を説明していきたいと思います。


※なお、この記事は「ある程度(中学レベル)の英単語や英文法は分かっている」という人が対象となっています。
中学レベルの英語に不安がある場合には、そちらの学習を優先して下さい。


英会話上達の道筋

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△英会話練習の全体像△

英会話の上達は、一気に起こるわけではなく、いくつかの段階を通りながら進んでいきます。

私の経験から言えば、英会話の習得というものは、下の図のように3段階に分かれています。そして、これらを「下から順に」積み重ねていかないと、最終的なゴールである「英語を話す」に着くことはできません。

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△英会話上達の3段階△

では、それぞれの段階について説明していきましょう。

まずは、基礎的な知識をつける段階。
単語や文法などのインプットが該当し、TOEICに向けた勉強もここに含まれます。いわば、英会話の基礎体力ですね。

次は、得た知識を使えるようにする段階。これは実際の英会話の準備段階、といった段階で、英会話ではないが使ってみるアウトプット段階ですね。
英会話の技術練習に相当します。

最後は、使える知識を応用する、磨く段階です。これは実戦の英会話をすること、そして英会話を通じて表現を洗練させていく段階です。
つまり、英会話の実戦練習ですね。


このようなステップを順に踏んでいくことで、最終的に「英語が話せる」ようになっていくわけです。逆に言うと、これを無視して「いきなり実戦」に行くことが、悲劇の原因だったりするわけなんですね。。

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実際には、これらの段階はくっきりと分かれるわけではなく、重なりあっていることが多いです。

例えば、知識をつける段階でも使えるようにする練習は可能ですし、インプットとアウトプットを交互に繰り返すことはあります。


あなたが英語が話せない本当の理由

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多くの場合、足りないのは【技術練習】

上の図は英語が話せるようになる3段階を示していますが、同時にあなたに足りないもの、そしてあなたが英語が話せるようにならない理由も示しています。

実は、勉強しているけれども英語が話せない、という人は、上の第2段階である【技術練習】が圧倒的に足りないのです。

英会話の練習が基礎体力(英単語など)をつけるところで止まっている、あるいは、技術練習をすっとばして実戦に行ってしまう。そのようなケースがほとんどです。

当然のことですが、それでは上手くいきませんよね。例えるなら、サッカーのルールは知ってるけれどボールが扱えない、パスも出せない、という状態でサッカーの試合に出るようなものです。

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それでは全く実戦で役に立たず、ボーっと立ってるだけで終わる、という状態になるのは確実です。実はこれが、多くの日本人が経験している

「実際の英会話だと全然話せない…」

という悲劇の正体なんですね。

英会話でもスポーツと同じで、実戦の前にそれなりの練習が必要です。そして、そのような技術練習こそが、本来は英会話上達のための練習の中心に来るべきなのです。


「じゃあ、英会話スクールへ」という危険性

でも、「じゃあ英会話スクールへ、というのはちょっと待って下さい。それは、自分から危険に飛び込んでいくようなことかもしれません。

先ほど、「英会話には技術練習が必要」と書きましたが、英会話学校は基本的に技術練習にはなりません。英会話学校というものは、普段から技術練習をして知識が使えるようになっている人が実戦練習をしに行くところ。

その状態で英会話学校へ行っても、「話せない、聞き取れない」で英会話にならず、撃沈されて自信を失うことになるだけです。

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このような状態を避けるため、英会話学校へ行ったりする前に、あなたは覚えた知識を使えるようにする技術練習に取り組む必要があるわけなんですね。

では、どのような技術練習を行えばいいのか。それを次に説明していきたいと思います。


英会話上達のための「3つの必殺練習方法」とは

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英会話練習の基本は「普段から英語を口に出すこと」

さて、今までところで「あなたには技術練習が足りない」と書いてきましたが、それでは一体何をすればよいのでしょうか。

結論から言うと、英語の技術練習とは

「普段から英語を実際に口に出すこと」。

これは考えてみれば当然ですよね。「サッカーの練習の基本はボールを蹴ること」であり、「英会話の練習の基本は英語を口に出すこと」です。

そうでないと練習になりません。

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ですがこれは、「英会話学校などで英語の会話をする」ということとは全く違います。英会話の技術練習は、あなたが一人でもできる、むしろ「まずは一人行うべきもの」なのです。

一人の時間に積極的にトレーニングを行い、練習を積み重ねていく
そのようなイメージを持って下さい。

言ってみれば「自主練」に近いですが、あまり人には見せたくない、という意味で「闇錬(人目につかないよう暗闇で練習すること)」と呼ぶ人もいます。

それでは、その具体的な練習内容について見ていきたいと思います。


今すぐできる3種類の英会話練習法

私が英会話の技術練習としておすすめする方法は、次の3種類です。
・英文音読
・発音練習
・口頭英作文

それぞれの練習内容について、もう少し詳しく説明していきます。


練習1:英文音読

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英文音読は、サッカーで言えば「止まっているボールを蹴る」こと。実戦の英会話の前の技術練習として、まず最初に取り組むべき練習です。

英文音読は、英語を口に出す練習というだけでなく、知識を体(=脳)に刻み込み定着させる効果もあります。
意味を考え、文の構造(誰がどうした)や区切りを考えながら読むことで、単語や文法の知識を実際の英文で確認して、理解を深めることになるわけですね。

その結果、今まで覚えた知識が「感覚レベル」に染み込んで、「知ってる」から「使える」にレベルアップしていくわけです。

また、題材としてネイティブ向けの小説や雑誌、新聞などを使えば、生の英語が自分の中に蓄積され、さらには英語を口に出す感覚も養われていきます。


英文音読のポイントは3つ。それは、以下の点です。
・まず、基本的な単語や文法は学んでおくこと
・話に入り込んで「なりきって」読むこと
・スラスラと、つっかえずになるまで読むこと

スラスラと読み、英語が深く考えなくても「スッと」理解できるようになることを目標に続けていってみてください。


練習2:発音練習

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英会話上達を目指しているのに発音練習に取り組んでいない人も多いのですが、これは致命的な間違いです。

発音練習は英語を話すときの基礎技術であり、サッカーで例えれば「基本的なボールの蹴り方」です。きちんと狙ったところにボールが蹴れないと、サッカーどころではなくなってしまいますよね。


また、実は発音をきちんと学ぶことは英語を口に出すことを楽にするだけではなく、聞き取りにも絶大な効果があります。これは、発音練習をすることによって、英語の音を処理する脳回路が作られていくからです。

取り組まない理由は何もありませんね。


しかし、もしあなたが「発音練習って難しそう」と考えているなら、その考えは捨てて下さい。

英語の発音は、きちんと基礎から学べば、3カ月程度で無理なく身に付きます。難しく感じるのは「自己流」や「見よう見まね」でやるからであって、それは単なる時間と労力の無駄遣いです。

私も、あまりの英語の通じなさに絶望し、アメリカでプロに発音(というか訛り矯正)の指導を受けましたが、「え、こんな単純なことだったの?」という驚きがありましたね。


もちろん、それなりの練習は必要でしたが、それでも「今までの努力は…」と感じ、きちんと根本から学ぶことの大切さを実感しました。

きちんと学ぶことは、時間と労力の大幅なカットになり、ゴールへ一気に近くなる秘訣。あなたも、面倒がらずにきちんと根本から学んでほしいと思います。

私のNoteでは、発音を根本から説明する記事も書いていく予定ですので、それまでお待ちください。


なお、英語の「発音」では、正確には「発音(個々の音)」だけではなくリズムとイントネーションも非常に大事ですので、まずはリズムから練習することがおすすめです。

リズムとイントネーションについても、時期を見てNote記事を書く予定です。


練習3:口頭英作文

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最後は口頭英作文。これは、どのような方法でもよいのですが、英文を自分で作り口に出すことです。

英作文は音読のような受け身の練習ではなく、自分の中から知識を引っ張り出して使う練習ですので、知識が使えるようになるために大きな効果があります。

テーマを決めても決めなくても、長くても短くてもいいのですが、おすすめは思いついたことを英語で言ってみる「英語で独り言」ですね。目についたこと、思ったこと、何でもかまいません。


自分の上司に腹が立ったら

"I hate my boss! I want to smack him (or her) down!(上司がムカつく!叩きのめしてやりたい!)"

とか言ってみてもいいでしょう。

自分しか聞いていないのですから、間違えても恥ずかしくないですよね。そのようにして、一人の時間に練習して量を積み重ねていくと、英語を口に出すことが自然に感じられるようになっていきます。

このようにして「言いたいことがある程度スッと英語にして口から出せる」という状態になって、はじめて「英会話スクールに挑戦」という流れになるわけです。


ちなみに私は、一人でいる時間などは「英語でブツブツ言ってる危ない人」になっている自信があります(笑)。

突き詰めれば、このように「一人でひたすら練習」というのが、英語の技術練習のポイントである、と言うことができるわけですね。


まとめ

ここまでの内容を、以下に3点でまとめます。

1 「努力しているけど、英語が話せない」という場合には、英会話の技術練習が不足している。
2 英会話練習の基本は「普段から実際に英語を口に出すこと」。おすすめの練習法は「英文音読」「発音練習」「口頭英作文」。
3 発音練習は英会話の基礎技術。きちんと学べば3カ月程度で身に付く。


知識は知っているだけでは何にもなりません。英単語や文法の勉強「だけ」していても、使えるようになる練習をしないと永遠に英語が話せるようにはならないわけですね。

今日からできる練習を3種類紹介しましたので、これらの英会話の技術練習に取り組めば、遠からず英会話をモノにすることができるはずです。

あなたが英会話をモノにして望む未来を手に入れることを、私は応援しています。


むさし


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