<11月3日> 11時30分=起きたて早々、薪割り作業を手伝って欲しいと野島から連絡があり、特に予定も無いのでホームセンターに行き、薪割り作業の手伝って来た。 京極の人間から連絡が来て、一緒に仕事をする仲になるなんて去年までは夢にも思って無かったねぇ。 小遣い稼ぎにもなるし、薪割りを通じて腰の落とし方や力の緩急なども覚えた事で、技の出し方もバリエーションが豊富になったな。 バリューアップじゃん。 12時15分=たまに寄る牛丼屋、今日からタッチパネルでのオーダーになった。 大
<10月27日> 9時=上堂からメールが来た。 “素晴らしい天晴れな転勤だけど~~~” 多分、素晴らしい秋晴れの天気と書いたつもりなんだろうねぇ。 付き合いが長いから誤字だらけだと気付くけど、店をリニューアルオープンさせたらちゃんとした文章でメルマガとか送れるのか不安だ。 10時20分=買い物がてらTodayも街をブラブラ🚶 『私も、もう80近いんだから~~~』などと何やら怒った口調でスマホで誰かと話している婆さんがいた・・・ しかし、目の前の歩行者用の信号が点滅し始めた瞬
<10月20日> 8時30分=朝の新鮮な空気を吸いつつ、散歩がてら街を歩いていたら、いかにも管理職という風貌のオッサンに声を掛けられた。 どうやら有名企業の社長らしく、専属運転手が突然の身内の不幸に見舞われたようでドライバーが居なくて困ってるとか。 Taxiは車内の匂いがダメで酔うらしく、急を要するから代行に頼む余裕も無いとの事で、いきなり運転を頼まれた😑 何でいつも街を歩けば、こんな展開にエンカウントするんだか・・・┐(´д`)┌ 10時40分=取りあえず、社長とやらのオ
<10月13日> 8時=今朝も公園での稽古で軽く汗を流した・・・朝は気温も涼しく、運動もしやすいねぇ。 稽古の途中でロードワークをしていた高城とエンカウントしたが次の試合は来年2月らしい。 また応援に行くとしよう。 9時45分=コブは少し治まったが、まだズキズキする💥 昨夜は散々だったが、今夜は紫陽花なの何を奢るか考えないとな🤔 和食?、中華?、洋食? 何が一番好きなのか、これまで聞いて無かったな・・・好き嫌いは無さそうだけど、何が紫陽花には一番バリューある食べ物だろうな?
<10月6日> 8時=久しぶりに公園で朝の稽古をした。 以前、翠蘭流拳法の道場で教えて貰った技の精度をもっと上げないとねぇ。 強くなる事は何よりバリューを高める事でもあるし、また道場の方にも足を運んでみよう。 10時=近くに廃品回収のトラックが来ていて、丁度不要な小物などがあったので持って行ったら、まさかの時透だった。 どうやら来月のリサイクルショップ開業に向けて再生可能な品物を収集しているらしいねぇ・・・前よりイイ顔してんじゃん。 でもこれ、収集した品物から上堂の骨董品店
<9月29日> 10時=冨樫ハンマー式マッサージ店に行って来た。 Todayは予約が埋まっていたようで、60分コースは選べず45分コースだったが、だいぶ身体がほぐれた。 やっぱバリュー高い施術だねぇ。 11時=買い物に商店街に来たが、定休日の店が多くガランとしている。 日曜日は商店街も休みの店も多いとはいえ以前は、もっと日曜祝日でも営業してる店が多かった気が🤔 最近は臨時休業となる店もチラホラとあるし、やはり何か有りそうなんだよねぇ。 11時40分=遊馬に会った。 『腹が
岸辺との闘いが終わり数日、再びのほほんとした生活を送っていた俺に一本のTelが入った。 相手は株式会社・銀角の社長、銀田栄角からであった。 株式会社・銀角、この街ではイヌワシグループと並ぶ大手企業であり時折、その社長を務める銀田栄角という男はメディアや地元誌にも取り上げられている大物であり、俺はそんな人物からのTelに一瞬成り済ましの詐欺なんじゃね?とも疑いすら感じていた。 何やら話があるから週明けに当社のビルまでお越し頂きたいとの事だ。 (俺もこっちの世界に来て、かれこれ
<9月22日> 10時=朝から本降りの雨で近場で買い物を済まそうかと思っていたが商店街まで来た。 日曜日だから休業の店も多く、雨も相まって閑散としている。 城ヶ崎の悪魔おにぎりに寄ったが今日は客足がまばらのようだ・・・店の前には眠眠打破とかいうドリンクの空き瓶が並んでいるじゃん。 よく見ると城ヶ崎も寝ぼけ眼で、眼鏡も逆さまに掛けてるんだな。 悪魔王子と呼ばれた城ヶ崎も案外こっちの世界じゃポンコツだねぇ。 12時=やっぱり日本人なだけに和食が好きな俺は、我妻ちゃんの店に来てし
『ヒヒヒ・・・お前の散り方はどんなかなぁ? 俺を楽しませてくれよぉ。』 ゆらゆらと陽炎のように身体を揺らし不敵に挑発する岸辺・・・俺は奴の動きに注視し、出方を探る。 次の瞬間、岸辺はのそりと前に出たかに見えた・・・だが、俺の動体視力がその動きを捉えたかと思った瞬間には、既に奴は俺の懐を侵略していた。 『!!』 まるで瞬間移動でもしたかのような感覚に襲われた俺は、とっさにバックステップで距離を取る。 奴の右腕は既に振り切られており、俺のTシャツは微かに切り裂かれ、腹には一線の血
<9月15日> 10時=ハードな日々が続いたからか、身体の疲れを感じ、海龍街にある“冨樫ハンマー式マッサージ店”に行く。 ネームからして半端じゃく、整体師も強面でいかにもって感じの見た目で、やべぇとこ来たと思ってしまうが思ってた以上に気持ちよかったので、プラス30分延長で60分マッサージをして貰った。 だいぶスッキリしたねぇ・・・バリュー高い店じゃん。 11時40分=人気のラーメン屋で、中華そばを食べる🍜😋 好みは分かれるが俺はやっぱり太麺の固麺派だねぇ。 16時=碧林か
『悪いが今日は時間を掛けてらんねぇ、最短でケリを着けさせてもらうぜ。』 臨戦体勢を取った時透に対し、俺はポケットからカランビットナイフを取り出すと爆発的なダッシュで時透に突っ込んで行く。 本来、相手の攻撃を掻い潜りカウンターで返して行くのを得意とする俺にとって、自分から攻めるスタイルはあまり馴染みでは無い・・・だが、前回は時透の身柄の確保を最優先としたあまり、こちらから仕掛ける事がほとんどなく、しかも相棒とも言えるカランビットナイフも封印し、宮沢が出て来て初めて取り出した。
設楽のバイクに揺られ病院で治療を受けること約1時間ちょい、医師から一晩入院する事を強く勧められる中、俺は強引にそれを断り外に出た。 病院の玄関外には紫陽花と碧林が立ち、俺を出迎えてくれ身を案じてくれたが、俺には怪我を負った事より時透を取り逃がしてしまった事への悔しさの方が勝っていた。 紫陽花は設楽や嫉子、同じエルペタス仲間であったサイという男の力を借りて時透の行方を追っているらしい。 俺はイラついた感情を落ち着かせるべく、電子タバコを咥え頭を冷やしながら色々考える。 恐らく
『行きますよ。』 短く呟いた時透は驚異的なダッシュ力を見せ、距離を詰め右手に持ったナイフを突き出して来た。 俺はすぐにサイドへステップし、それを回避する・・・しかし、俺が避ける方向を読んでいた時透は既に左手に握っていたナイフを薙いでいた。 バックステップでかわせば、そこに追撃が来る事を察知していた俺は、潜り込むようにしてそれを掻い潜り時透の懐を侵略する。 充分に溜め、体重を乗せた下突きを時透のボディ目掛け見舞おうとするも奴は、それを身体を回転させて外す・・・それと同時に繰り出
翠蘭との稽古が終わり、道場から出て程なくして紫陽花からTelが来た。 どうやら今日は朝から街のレンタカー屋を回っていたようで、今さっきキャンピングカーを借りる事が出来たらしく、これから半グレ組織、“冥主”のアジトの向かいにある駐車場に行き、碧林と24時間態勢で張り込みをするとの事だ。 キャンピングカーをレンタルするなんてバリューあるじゃん・・・取りあえず、ここからは俺も手が空いてる時は張り込みに協力しないとねぇ。 翌日、俺は水曜日に嫉子の店で尋問した半グレ幹部から聞いた佐郷
SMクラブ潜入の翌日の午後、俺は胸ポケットに入れられていた嫉子の名刺の裏に書かれたアドレスへと向かっていた。 嫉子経由で清吉からの伝言で、翠蘭という男と会えと聞いていた俺は、高揚感と僅かばかりの不安感に縛られていた。 Code-Elでもトップクラスだと言う翠蘭・・・一体どんな男なのか。 これまでエイジ・清吉とCode-El上がりの人間と立て続けに出会ったが、いずれも聞きしに勝る猛者であり戦闘狂であった。 トップクラスの実力者という事は、あの2人よりも更に1ランク上という事なの
清吉の店を出て一度自宅へと戻った俺は、あれこれ考えを巡らせ、頭を整理していた。 清吉は政治と宗教という問題は、地上だけでなくこちらの世界でも存在すると言っていた・・・先に会った相良からの情報でも似たような話が出ていて、強固な思想を持つ男が最近現れ、急速に勢力を拡大し新党を設立したが、その実態はさながら過激なカルト宗教そのものだとか。 まもなく市長選が始まるというのもあり、街ではあちらこちらで議員が演説していたりする。 街はいつも通りの景観ではあるが、今後はこの街で起きている出