「自分は何かがおかしい」と感じたことはありませんか。

 HSPという言葉をご存知でしょうか。これは「Highly Sensitive Person」の意味で、つまり「感受性が強い人」を指しています。

 こう書くと一般的なことのようですが、HSPはしばしば「並外れて」感覚が敏感だといわれています。音や光にやたらと敏感だったり、ひとの感情に対する共感が強かったり。

 まあ、その一方でHSPは全体の20%ほどいるといわれているので、決して特別な障害であるわけではないのですが、その個性はしばしば「生きづらさ」につながるとされています。

 なぜ突然こんなことをいいだしたのかというと、ぼく自身がHSPではないか、と考えたからなのですね。ぼくはじっさい、相当に「生きづらい」人間です。社会生活にまったく適応できず、会社通いなどはほぼ不可能ですし、学校生活は生き地獄でした。

 で、あまりにも生きづらいものだから、どこかに障害があるんじゃないか?と考えたいところなのですよ。それでHSPという概念を探りだしたのですが、ぼくの場合、どうもこれは「はずれ」かなあ、という気がします。

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