北村嘉一郎 (Kai Kitamura)

ボイスパーカッション北村嘉一郎のNoteです。演奏活動や日常生活を通じて出会った経験を自由気ままに綴ります。アカペラグループ鱧人、The Idea of Northなどで活躍中。

北村嘉一郎 (Kai Kitamura)

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最近の記事

渓谷のプール

私は旅先でも時間があれば水泳のトレーニングに行く。常に鞄にはゴーグルと水着がセットしてあり、いつでも練習ができるようにしてあるのだ。

¥300
    • 大寒の日に

      今日は暦の上では「大寒」と呼ばれている。 1年の中でもっとも寒い日。東京の午前中11時ごろの気温は4度ほどと、身に沁みる寒さだ。 ところで、「大寒」と言う言葉。 「大」と「寒」という二つの漢字から成り立っている。 「大」が「だい」。 「寒」が「かん」。 それぞれの漢字の発音を並べると、「だいかん」という音になる。 面白いのは、隣国の韓国語だ。 同じ単語が存在する。 「大」を「テー(대)」。 「寒」を「ハン(한)」。 なので、「テーハン(대한)」というと「大寒

      • 警察官の一言

        「運転免許試験場」での話。 試験官は現職の警察官である。実技試験を受ける際には、助手席に同乗して採点を行う。 私はマイクロバスを運転するために、中型免許(限定なし)の免許を取得したのだが、その試験には7回ほど落ちた。 5回目の試験に落ちた時に、発着場に戻ってきて車を降りる前に警察官が私に言った言葉が忘れられない。 「私は警察署での勤務で事故処理を担当している中で、大型車両の事故を何度も見てきました。それらの大半は確認ミスによるものです。車線変更や右左折の際のハンドル操

        • 外国語と私

          日本に面している国々の外国語を一通り話せるようになりたいなぁと、ずっと憧れを持っていた。 日本では中学、高校と英語を勉強するが、それ以外の言語に出会う機会は少ない。私は高校時代に、NHKのラジオ講座でフランス語を無駄に勉強したことがあった。受験勉強には関係のない科目なので、それに時間を使ってはいけないと思ってはいたのだが、違う世界を覗くことがちょっとしたストレス発散だったし面白かった。その時に感じたのは、語学の勉強とは、言語によって違う景色があるんだなぁということだった。

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        • 北村嘉一郎の好奇心
          2本

        記事

          代車時代 第三回 「深夜の決断」

          私「あのー、ひとつ思ったんですけど」 警察官「はい」 私「これって、整備工場に責任がありますよね。本当は整備工場と対応を協議して、どうするか決めることができればと思うんですが、時間が遅くて相手が電話に出ません。それと、近くのパーキングにレッカー移動するにしても、私がその後、終電が終わってて家に帰ることができません」 警察官「なるほど」 私「なので今晩はここに留まって、明日の朝、工場が開いたら電話していろいろ決めようと思うのですが、構いませんか?」 警察官「えーっ、ち

          代車時代 第三回 「深夜の決断」

          代車時代 第二回 「コンビニでの職務質問」

          警察官「この車、車検が切れていることをご存知でしたか?」 私「いや、知らなかったです。何しろ、整備工場から借りた車ですからね、そんなことを確認しませんよね、普通。いやぁ、信じて乗りますよね、普通ねぇ。これはちょっと…普通じゃ考えられないですよ…」 警察官「車検が切れた状態で運転すると言うことは、自賠責も切れているでしょうし、これであなた事故を起こしたら大変なことになっていましたよ」 私「いやー、やばいですね。やばいですよ。これは」 私が言っている「やばいですね」は、事

          代車時代 第二回 「コンビニでの職務質問」

          連載エッセイ 「代車時代」

          車を整備点検に出し、その間の代車として整備工場から借りた車が、こともあろうに「車検切れ」だったという事実。それが発覚したのが出先のコンビニで警察官から職務質問をされた時だった。 警察官「えーっと、北村さん。免許証をお返ししますね。でですね、質問があります」 私「はい」 警察官「こちらの車なんですが、車検が切れているようです。車検証を見せていただけますか?」 私「えー?!この車は整備工場から貸与されている代車ですよ?そんなことがあるなんて、えー?。まさか。えー?」 と言いつつ、

          連載エッセイ 「代車時代」

          試し書き

          Facebookの自分のタイムラインにエッセイを投稿していたら、読者の中から「NOTEで投稿を作ってみてはどうか」と勧められた。 新たな世界だと思った。 自分はプロの書き手ではないし、普段の読書量もそんなに多くなく、この道の専門家の人に対して、なんだか申し訳ないような気持ちもある。 ただ、この新しい世界で、人とどのように繋がれるのか、またどんなフィードバックがあるのか、とても興味があった。 なので、書いてみたいと思う。自分に何が書けるのだろうか? 46年間生きてきて