憶えたのに得点できない

先生も言っていました。
「余は偏差値70に相当する知識を憶えたのに、得点は偏差値60くらいだった、こともある。」
こともあるって、なんでしょう。その後、伸びたのかな?
「学習の方法をまるで理解していなかったからだ。」

憶えたら思い出せ

「インプットしたらアウトプットをすぐさまする。これが得点するコツだ。」そうです。
「本郷さんは水泳やクライミングをよく観るそうだが、観るだけでうまくなるかな?」 
そんなことはありません、と答えました。
「こうするのかとわかっても、体を動かして練習しないとできるようにならないね。受験学習も同じだ。入学試験で求められているのは、例えば60分で30問の解答を思い出すことだ。アウトプットの能力を求めているんだ。ウィンブルドンの大会で選手が求められているのは、テニスの試合を何試合観たかじゃない。」
たしかに、そうですね。

人間は一度憶えたことを忘れないとも言われます。
誰に?それはともかく、
思い出すことが大切なのはよくわかりました。

思い出すためにどうするか

憶えるのはいろんな方法があります。それについてはまた別のところで書きますが。今は思い出す方法。
①見ながらまたは何も見ずに、ノートに書く
②見ながらまたは何も見ずに、口に出す。
③見ながらまたは何も見ずに、先生の講義を完全コピーして再現する
④見ながらまたは何も見ずに、問題集を解く
⑤見ながらまたは何も見ずに、過去問を解く

詳細を書きますね。
①時間がかかるので、中国史の漢字の箇所だけにするのもありだとおもいます。私のこのnoteの皆伝 世界史は見ながら書いています。

②口に出すので、あまり時間はかかりません。中国史の王朝名と始祖と首都を商から中華人民共和国まで、ずらずらとお経か呪文のように唱えています。今日は、中国の省とか、1200年代の重要な年号と出来事を言おう、そんな感じでしています。

③好きな歌手の声、ダンスを真似するのと同じですね。過去の将棋の名勝負の棋譜を再現したり、好きな演劇のセリフを諳んじたり、落語を憶えている人もいます。好きな先生ならば、この方法も取れると思います。入試の時に、頭の中に先生がいるようなものだから、心強いです。100点取れてしまうかも。
「本郷さん、100点は目指さないようにって言ったよね?」
そうでしたそうでした。合格するのに100点はいらないのでした。そんなことにこだわらずに、合格点を取る学習をするのでした。

④「思い出す経験を頭にさせることが必要なので、最初はノートや参考書を見ながら問題集を解いてもいい。」そうです。
問題集に関しては、また詳しく書くつもりです。

⑤先生が言うには
「問題集と過去問では同じルネサンスでも出題方法が違う。問題集では空欄問題だった。それは完璧にした。なのに、入試では写真が出たから解けなかったあああ。そうならないために、資料集も観ておくが、入試問題も解いておく。」
はーい。


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