レジェンドデュエリスト編6で強化されるブラマジのあれこれ1
こんにちは、海馬ハルトです(*^-^*)
私の記事を見てくださる方には既知の事実だとは思いますが、11月に発売されるレジェンドデュエリスト編6で、ブラマジの強化が来ます。
個人的にテンション爆上げなんですが、一度判明している情報の中で、どのような強化がされているのかを分析していきたいと思います。
※カード画像は転載禁止のため、掲載はしない予定です。また、ステータス等は遊戯王wikiからコピペしたものです。表紙の写真には掲載禁止がないため掲載しましたが、問題あれば削除します。
詳細はこちらから↓
https://yu-gi-oh.jp/index.php?page=details&&id=654
〇師弟の融合カード「超魔導師ーブラックマジシャンズ」
融合・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2300
「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」+魔法使い族モンスター
(1):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが魔法・罠カードだった場合、自分フィールドにセットできる。
速攻魔法・罠カードをセットした場合、そのカードはセットしたターンでも発動できる。
(2):このカードが破壊された場合に発動できる。
「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」を1体ずつ
自分の手札・デッキ・墓地から選んで特殊召喚する。
ティマイオスの眼対応のブラマジの新規融合カードです。
闇魔法使いであるため、幻想の見習い魔導師のサポートが受けられます。
このカードのポイントは、ガールにティマイオスの眼を使って呼び出す選択肢が増えたことと、ブラマジの融合体で序盤から中盤に積極的に立たせやすいモンスターが出来たことでしょう。
融合素材が師弟のいずれか+魔法使いなので、通常の融合でも出しやすいですが、ティマイオスの眼からのアプローチが師弟双方から入れるというのは大きいです。後述するマジシャンズソウルズなどの恩恵もあり、先攻で師弟のいずれかを立てやすくなっているため、ガール込みのデッキでも比較的動きやすくなったのではないでしょうか。竜騎士ブラックマジシャンガールと融合先を選べるようになったため、ガールの運用に幅ができたのも大きいです。
また、効果も非常に使いやすく、繋ぎとして場に立たせることが可能です。今までの融合体は、コストを払ったり、盤面の仕上げに立てるといったタイプのカードがほとんどで、序盤から中盤にかけての動きに絡ませづらかった部分がありました。
1のドロー+セット効果は非常に強力で、発動機会も恵まれています。カードのロスが減るため、盤面維持に役に立ちますし、専用カードでなくてもセットや(速攻魔法、罠の)そのターンの発動ができるため、序盤に立たせても十分活躍します。
他にも、このカードを退かされても、除外ゾーン以外から師弟を出せるため、盤面のリカバリー能力もばっちりです。永遠の魂がバックにあっても、3効果で自壊したのち、盤面を立て直せるのも評価点です。
実はこのカードは黒の魔導陣と相性が良く、上手くトップを操作すれば、自分と相手ターンに計二枚のカードをセットに誘導することができます。バックすべてを破壊されても、破壊するカードが魔法罠だった場合、リカバリーに使えるので、かなり有効な戦術と言えるでしょう。さらに、このカードを退かされても、2効果でブラマジを出せば、黒の魔導陣の2効果で除外もできます。
注意点は、2効果は師弟が両方いないと発動できない点とブラマジになる名称変更効果がないことでしょうか。ブラマジのみでも出すことが可能なこのカードですが、破壊に対してのケアが弱くなり、繋ぎとしての役目が薄れる可能性があるので、気を付けたいところです。またガールの枚数が少ない場合は、場や除外にしかいなくて発動できないという事態もあり得ます。
ブラマジの名を冠することができないのは痛い部分もあり、永遠の魂や黒の魔導陣が直接利用できないほか、マジシャンズナビゲートの2効果も使えなくなってしまいます。融合召喚成功時などに隙ができないようにケアしていきたいところです。
ブラマジ素材の融合体のモンスターでも黒炎の騎士ブラックフレアナイトに次いで攻撃力が低く、同じ攻撃力の超魔導騎士ブラックキャバルリーのような自己強化能力もないため、戦闘面でのケアも必要になるでしょう。
とはいえ、このカードをうかつに退かすとブラックバーニングマジックが飛んでくる可能性があるとなると、かなり恐ろしいですね。
余談ですが、融合なのに何もくっついていないので、ついに並んだだけ融合になりました(笑)
〇ブラマジデッキの新エンジン「マジシャンズソウルズ」
効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札にある場合、
デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードを特殊召喚する。
●このカードを墓地へ送る。
その後、自分の墓地から「ブラック・マジシャン」または
「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚できる。
(2):自分の手札・フィールドから魔法・罠カードを2枚まで墓地へ送って発動できる。
墓地へ送った数だけ自分はデッキからドローする。
恐らくこのカードは、ブラマジをよく使用しているプレイヤーからすると、かなりありがたい一枚になるのではないでしょうか。
オーソドックスなパターンでは、ブラマジ+展開札の用意が必要で、マジシャンズロッドや幻想の見習い魔導師の負担がかなり大きくなっていました。また、ドローソースがないと回りづらい一方で、ドローソースの選定が難しく、手札が固まると全く動けないことが起こりやすいということもよくありました。
このカードの登場で、今までのカードの負担を減らしたうえで、デッキの回転が円滑になり、手札の調整もしやすくなるでしょう。
まず1の効果が優秀なのが、コストで墓地に送る点です。デッキに触るのがこのタイミングしかないので、灰流うららで妨害されません。確実に師弟を墓地に送れます。また、効果の発動に対して無効にされても、神の通告などで破壊までされない限りは、このカードは手札に残ります。その場合通常召喚に当ててもいいですし、何らかのコスト分としても使用できます。前者の特殊召喚効果もマジシャンズロッドなどの召喚権を取っておけますし、ガールのアドバンス召喚にも繋がるので、無駄になりません。後者の●効果は遊戯王のルールの間隙を突いた効果で、これがかなり強いです。ざっくりいうと、メインの効果がこのカードを墓地に送る効果で、その処理後に師弟が墓地にいれば特殊召喚していいよというものです。普通だと墓地に師弟がいないと、空撃ち認定され、後者の●効果を使用できないパターンが多いです。ですが、特殊召喚効果がメインの効果でないため、発動して結果的に特殊召喚できてしまうのです(大丈夫だとは思いますが、念のため発売日以降に裁定を確認してください)。
2効果はカード交換効果です。コストは前払いで、灰流うららやエフェクトヴェーラーなどの妨害を受けるとダメージが大きいのはネックです。ですが、ブラマジのカードでドロー効果を内蔵しているだけでありがたいものです。初動で腐った必殺技や汎用カードをドローに変換できるので、かなり動きやすくなると思います。序盤では確保しにくい黒魔術の継承のコストも、手札次第ではコストを捻出しながらドローできます。さらには場のカードをコストにできるのも大きく、ダブった黒の魔導陣や、自分で使ったが解除したい永続罠カードなども選べるため、アドバンテージの変換能力は高いと思います。墓地に送っても効果が使用できるマジシャンズナビゲートやマジシャンズコンビネーション(詳細は後述)の存在や、黒の魔導陣のトップ操作の影響も及び、枚数も選べるので、自由度はかなり高いです。
ただし、2効果に対する無効に加えて注意すべきは、マジシャンズナビゲートの相方としては、力不足な点です。相手ターンに使用できる効果や相手の場に干渉できる効果がないため、ただ引っ張ってくるだけでは他の選択肢に劣りやすくなります。ドローを目的としても、それがマジシャンズナビゲートで呼び出してまでやることなのかをよく考慮して構築やプレイを気を付ける必要があるでしょう。
他の2枚は師弟の双方を要求する重要性が高めですが、このカードはブラマジのみでも運用しやすいのが特徴です。
○「マジシャンズコンビネーション」で弱点をカバー
永続罠
(1):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
自分フィールドの、「ブラック・マジシャン」または
「ブラック・マジシャン・ガール」1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターとはカード名が異なる
「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体を、
自分の手札・墓地から選んで特殊召喚し、その発動した効果を無効にする。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
フィールドのカード1枚を選んで破壊する
こちらは永続罠です。場と手札、墓地の師弟を入れ換えて、効果の発動を無効にできます。
効果が通れば盤面的なマイナスはなく、サイクルが出来上がればかなり強力な布陣が完成します。
今までは魔法罠であればマジシャンズナビゲートで無効にすることができましたが、ブラマジが場に必要、かつ効果処理をするまで場にとどまっている魔法罠に限られていました。そのため、モンスター効果や墓地などで発動する魔法罠、ダメージステップなどが苦手でした。また、マジシャンズナビゲートは墓地に送られたターンに無効にする効果が使用できず、展開と無効にはラグが生じてしまい、結果ハーピィの羽根箒などの除去に弱く、致命的なダメージを被ることも少なくありませんでした。
このカードではカバーする範囲が広がり、黒の魔導陣を発動するトリガーにもなりうるのでかなり強力です。ダメージステップでも発動できるといいのですが、こちらは裁定を待ちましょう。
2の効果では、このカードが墓地に送られると、対象を取らない破壊ができます。ブラマジでは対象に取られないカードの除去が苦手でしたが、これもカバーできているのは優秀です。表側のこのカードが墓地に送られればいいので、マジシャンズソウルズのコストで起動することもできます。
ちなみに、1効果で無効にする効果や2効果で破壊するカードは自分のカードでも構わないので、覚えておいて損はないでしょう。
恐らくネックになるのは、1効果のために師弟を場と手札か墓地に揃えることでしょうか。今までは師弟を並べることが最適解でしたが、それぞれを場と墓地に揃えるとなると、また勝手が変わります。師弟の絆や賢者の宝石があれば2体は並びやすく、イリュージョンマジックやリンク召喚などで墓地に送ることも可能なので、その辺りで工夫が求められるでしょう。また、特殊召喚ができないと無効にできないため、墓穴の指名者や屋敷わらしなどでそこを妨害されないように気を付けたいところです。
手札から特殊召喚することもできる点をうまく活かせば、発動条件のハードルは下がりますが、ガールのサーチが少ないのが現状です。よって、マジシャンズソウルズやマジシャンズロッドなどをうまく活用して、発動する基盤を整えることが重要になります。
〇現時点での評価
現状3枚のカードが判明しています。通例だとあと2枚程度新規がもらえると思いますが、そこは続報をお楽しみにってことですね。
新規の3枚は師弟軸に寄った効果のものが多い印象です。ただ、広い範囲をカバーできるマジシャンズソウルズの登場が大きいですね。
他の2枚も、今までのブラマジにないものを補完するタイプのカードで、運用に安定性や確実性をもたらす兆しが見えます。
ガールの採用枚数を増やしたり、ドローソースを見直したりと、今後の課題もありますが、残りの新規などを含めて、吟味していきたいですね。
今回は以上です('◇')ゞ
ありがとうございました(*^-^*)