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新環境準備号!!11期に向けたブラマジに関するあれこれ

こんにちは、海馬ハルトです(^^)
2020年4月からマスタールールへ移行することが発表され、先日はリミットレギュレーションと細かなルール周りの裁定変更がアナウンスされました。

これを機に11期のブラマジはどうなるのかを考察していきたいと思います。
今回は環境そのものの考察より、ブラマジにおける変化にスポットを当てていくので、ご了承ください。
※この記事は20/03/28時点での内容になります。裁定などは新ルール適応後に必ず確認するようにしてください。

〇リミットレギュレーション

過去最大の規制が行われた改訂でした。主に環境勢に加えて、新ルールで極端に暴れる危険があるカードが軒並み規制されました。また、リンク召喚が加わったうえで融合、シンクロ(S)、エクシーズ(X)の召喚の自由度が高まったことにより、モンスターの数や召喚権を増やすことを容易にするカードに規制がかかりました。

ブラマジが受ける規制といえば、超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズに関わるカードでしょう。主に制限されたのは、ドラグーンギミックをデッキの主体にしたり、空いたスロットに埋めたりする手軽さを助長するカードでした。
とはいえ、大きな痛手を被るのは、環境でメインギミックとして利用することを考慮したデッキであるため、ブラマジ自体での規制は許容できる範囲でしょう。
以下はドラグーンを強く懸念したと思われる規制です。

禁止カード
儀式魔人リリーサー

制限カード
超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ
捕食植物ヴェルテアナコンダ
真紅眼融合

リリーサーに関しては、クラウソラスの影霊衣の素材に利用することで、特殊召喚を防ぎ、そこにドラグーンを並べて相手を完封する【リリクラドラグーン】のキーパーツになったため、禁止になりました。
三種類の制限はいずれも一枚採用でも機能するカードの類ではあります。強いていうのであれば、真紅眼融合を三枚投入することが不可能になるため、素引きで効果を使用することが難しくなります。

ブラマジにおいて構築の変化のポイントは、ドラグーン連打が難しくなり、並べることができなくなったことでしょう。ですが、元々モンスターの数を稼いで勝つタイプのデッキではなく、正規融合でドラグーンを連打することも得意としているわけではないため、ヴェルテアナコンダやドラグーンの利用頻度を考えると、大きな痛手ではないとは思います。
真紅眼融合も採用枚数を減らすことになってしまいますが、ティマイオスの眼や黒魔術の秘儀などのギミックもまだまだ利用できるため、極端な弱体化にはならないと思います。竜魔導の守護者でドラゴン族を供給しつつ、真紅眼融合や融合派兵を併用して融合することもできるため、プレイヤーの構築の自由度は維持されているかと思います。
ただし、簡易融合も規制されたため、簡易融合でドラゴン族を賄うにはやや安定性が欠けることは注意したいところです。

個人的に気にしていたことですが、SPYRALなどでマジシャンズソウルズが活躍し大きな影響力を示したことで規制が懸念されましたが、SPYRALジーニアスの制限化で落ち着いたため、とりあえず現状は問題ないと思います。

〇マスタールール(2020.04)の変更

大きな変更点は融合、S、Xモンスターはエクストラモンスターゾーンを経由する必要がなくなったことでしょう。
元々ブラマジはそれらの利用頻度が多いデッキではないのですが、エクストラモンスターゾーンの制限が外れることによる利点は見逃せません。
融合を主に利用する構築の場合、融合が続けてできる流れだがゾーンの関係でうっ滞しているということも少なくなかったと思います。
他にも、超融合などの自分の展開ではなく、妨害として利用したことでゾーンが埋まった場合で自分のギミックを滞らせない、という面でも大きいのではないでしょうか。
高火力モンスターの維持がゾーンによって縛られないため、盤面を固くすることに大きな影響を与えることになると思います。
ただし、展開系のデッキも同様の恩恵を得ており、より爆発力を高めているという危険性もあるため、今後はそこの対策も検討する必要があるでしょう。メインモンスターゾーンに展開する場合でも、場所を考えないとリンクモンスターの連携などに影響を与える可能性があります。たとえ自分がリンクモンスターを多用することがなくても、相手がリンクマーカーを利用してくる可能性があるため、そこを考慮した上で展開する必要があるでしょう。

〇細かい裁定の変更

新ルールやリミットレギュレーションの発表後、裁定の変更もアナウンスされました(厳密に言うと、裁定の変更も新ルールですが)。
大きくわけると以下になります。
1.誘発効果の発動前に場所が変わった場合の変更
2.デッキやエクストラデッキに戻った場合に発動するモンスター効果の裁定の変更
3.召喚、特殊召喚を行った事実の成立の仕方
4.罠モンスターの魔法&罠ゾーンに関するルールについて

詳細は下記をご覧ください。

現状ブラマジのカードにおいて極端に変わることは少ないとは思いますが、1に関しては、幻想の見習い魔導師が影響を受けやすいかもしれません。出しても幻想の見習い魔導師が場を離れる状況で出しても、サーチ効果を利用することができなくなるため、注意が必要です。

また3に関しては、ブラマジと相性のいい汎用カードの使い方が影響するかと思います。強欲で謙虚な壺や真紅眼融合などの制約を受けるかどうかが変わるため、よく理解しておく必要があります。
この召喚や特殊召喚をしたかどうか(または発動に伴う制約を受けるかどうか)というのは、あくまでその効果による召喚が成立するかどうかになります。そのため神の宣告などによる発動や召喚の無効だけでなく、灰流うららなどによる効果のみの無効でも、召喚に成功していないことになります。
今までは、一ターンに一度のみ召喚や特殊召喚が許されているモンスターの召喚行為を無効にすることで、そのターンに再度召喚を狙うことができなくなりました。しかし今度のルールでは、再度召喚をすることが可能になるため、召喚無効の意義が変わってきます。
結果的に、召喚や発動を無効にする効果と、効果のみの無効の立ち位置がやや似通ってきました(もちろん厳密には異なります)。

脇を固めるカードの有効性を吟味する場合は大事になるため、ルールブックや4/1以降にOCG事務局で確認することを強くオススメします。

〇新しいルールでもブラマジは楽しい!!

さて様々なルールの変更があり、環境が大きく刷新されることになります。
とはいえ、今回は10期突入時に比べて自由度が広がる方向での変更であるため、構築の幅が広がることになります。

ブラマジも10期に大きな強化を何度も貰ったため、堅実に力を付けてきました。今度のマスタールールで可能なことが広がり、より多様性が生まれました。融合召喚を連打して大型融合モンスターを並べて戦ったり、全部の召喚方法を駆使したりして豪華な盤面を揃えることもできます。

これからもブラマジの可能性を模索して、記事にしていこうと思います。
11期も海馬ハルトを緩くよろしくお願いいたします!!

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ご意見ご感想お待ちしておりますm(__)m

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