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約5年ぶり通常弾新規!バトルオブカオスのブラマジ新規に関するあれこれ その1

ご無沙汰しております、海馬ハルトです(*^-^*)
今回はブラマジユーザー垂涎の新規を考察いたします!どれも粒ぞろいですし、使い甲斐のあるカードたちです!
では早速考察していきましょう!

情報ソース:遊戯王.jp

〇新規5枚の特徴

まず、2021/08/12時点で紹介された新規5枚の特徴です。正直、いずれも通ずる共通点があるという程、トータルコーディネートがされているわけではありません。ですが、ディメンションコンジュラーを除き、「魂のしもべ」でデッキトップに置くことができるのは優秀です。また、今まで以上に個性に突出した構築をするにあたって、キーカードになり得るカードが多いため、バリエーションのある構築から尖った構築までアレンジが利くようになったのは嬉しいですね。
カードのモチーフやオマージュも、遊戯が使用したカードたちのリメイクやコラボ的な要素があって面白いですし、そういった遊び心も刺激してくれるのが憎いです(笑)

〇小さい偉大な救世主!「マジクリボー」

効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):戦闘または相手の効果で自分がダメージを受けたターンのメインフェイズ及びバトルフェイズに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体を選んで特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):自分フィールドの表側表示の魔法使い族モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。

まずは「マジクリボー」です。悪魔族ですが、闇レベル1なので、シナジーが全くないわけではないのは嬉しいです。

「クリボー」のようにダメージに反応して手札から捨てて発動する効果は、師弟のリクルートor蘇生になります。手札からの特殊召喚はできませんが、デッキから直接師弟を出せるのは超強力です。対象に取らないため、蘇生やリクルート先を失いにくいというのも小さくない恩恵です。
トリガーも、即座に反応しなければいけないのではなく、そのターンのメインフェイズかバトルフェイズであればいいので、師弟を維持するタイミングで出すなどの自由度も高いです。

特に、ガールに関しては直接単体でサーチする流れがなく、必要な時と必要でない時のギャップの激しさから、扱いに苦労する場面が多かったと思います。このカードのおかげで、比較的融通を利かせて動かすことが可能になります。

もちろん、師匠にも恩恵はあります。「黒の魔導陣」を握っても、展開ルートまで繋げることができない歯がゆい場面があったと思いますが、このカードを握っていれば、相手ターンに「黒の魔導陣」を発動することはできますし、仮に「永遠の魂」を調達できれば、そこから鉄板ルートに行きつくことも可能になります。

「マジシャンズコンビネーション」は師弟のいる・いないが大きく影響することとガールの運用の難しさから、使いにくさが目立ちました。しかし、このカードでその準備の完成や場の条件を作り直すことができるので、目指す意義や方法が増えたことは見逃せません。

またこのカードの回収効果は、表側表示の魔法使いが破壊されたときに発動します。何度も利用することができ、それぞれターン1で使用できるため、自分の展開手段を手札にも確保することができます。場が開いたときに反応できるというのは、優秀な効果です。

注意点としては、いずれもトリガーを満たす必要がある点、トリガーになるダメージや破壊は直接リカバリーできない点があります。どうしても受け身になる以上、カードがあっても理想的な動きにならない場合もあります。また、回収効果は除外やバウンスには反応しないため、そういった動きにはどのように対応していくかを検討していくことが大事になるでしょう。

今までは魔法罠を一掃されるとほぼお通夜状態だったブラマジですが、このカードのおかげで、薄皮一枚守ることができます。そうでなくても、あえてブラマジを場に残すためにダメージを受けるという選択肢を取ることの多いブラマジデッキにおいては偉大な存在になるでしょう。
より攻防の駆け引きが楽しみになりますね。

イラストもクリボーがブラマジのコスプレしているみたいでキュートですね(*^-^*)

〇見逃せないコンボ盛沢山!「ディメンションコンジュラー」

効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 500/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ディメンション・マジック」1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分フィールドの魔法使い族モンスターの数だけ、自分はデッキからドローする。
その後、ドローした数だけ手札を選んで好きな順番でデッキの上に戻す。

続いて「ディメンションコンジュラー」です。こちらは闇魔法使い(黒魔族)レベル1であるため、「マジシャンズナビゲート」で呼び出すことが可能ですが、「魂のしもべ」でトップに置くことのできないカードになります。「ディメンションマジック」はポテンシャルこそ高いのですが、カードの消費とサーチ不可である点がネックとなっていたため、最近ではなかなか主流になり切れていないカードでした。ですが、このカードの登場で、一気にそのセオリーが覆りました。

まずは①の召喚特殊召喚効果です。なんと「ディメンションマジック」のサーチ、サルベージができます。対象に取らない回収であるため、対象不在の可能性が減らせます。使いまわしが可能である点も優秀で、デッキに消費の大きい「ディメンションマジック」が多すぎて、息切れが早くなるという問題にもなりにくいです。「マジシャンズナビゲート」のリクルート先に選んで手札を増やす方法で「幻想の見習い魔導師」がよく選ばれていましたが、別のアプローチができるようになったのは、大きなプラスですね。

②のドロー&デッキトップ操作効果は豪快で、場の魔法使いの数だけドローできるため、最大7枚(エクストラリンク込み)という数字まで見えてきました。そうでなくても、複数枚のカードを入れ替えることができるため、状況に応じたカード選びがしやすくなると思います。
「ディメンションコンジュラー」自身が場から墓地に行けばいいので、
・「ディメンションマジック」のリリース
・リンク召喚(超簡単)
・融合やシンクロ召喚(エクシーズ素材はダメ)
・「マジシャンズロッド」の回収効果(ナビゲートからのコンボは超強力!)
・「ワンダーワンド」や「ルドラの魔導書」のコスト(ドローブースト)

など、起動方法や利用方法がかなり多くなります。

①効果は召喚するだけ、②効果はリンク召喚で手っ取り早く起動できるため、先攻1ターン目で召喚権を使ってサーチ起動、リンク召喚でドロー&トップ操作を行う意義も出てくるかと思います。
何より、「黒の魔導陣」のデッキめくりでサーチ無しの悪夢をサーチで打ち消したり、ドローで引っ張ってくることができるのが優秀です。

上述したことより、エクストラデッキの構成も大きく変わってくるでしょうし、初手「守護神官マハード」もリカバリーしやすくなっているため、デッキ構成に選択肢が増えてくると思います。

注意点としては、直接「ブラックマジシャン」カードとして扱えないことが響いてくるかなと思います。引いてきたときは初動の補助はできますが、自分から触りに行くことはなかなか難しいため、そういった安定性には事欠いてしまいます。幸い「マジシャンズソウルズ」と「マジクリボー」はレベル1で「ワンチャン!?」を共有できるため、構築次第では安定した運用に貢献できるポテンシャルはあります。

イラストはディメンションマジックで見られた箱をモチーフにしたもののようですが、まさかモンスターとして登場するとは個人的に超意外でした(笑)

〇長年の課題をクリア!「合体竜ティマイオス」

効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
魔法使い族モンスター1体または「ブラック・マジシャン」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた、
魔法使い族モンスターを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

続いて、長らく期待されていたサーチできるティマイオス、「合体竜ティマイオス」です。ステータスはもちろん、効果も融合を意識した立ち回りだけでなく、隣で一緒に戦うことも可能なものになっています。

光属性である点は魔法使いでない以上、さほど気にする必要はないと思います。カオスカードや後述する新規にも活用することに繋がる点は、構築におけるバリエーションに繋がるでしょう。ただし、「御前試合」が従来より使いにくくなることは留意点です。メインデッキで使用できるドラゴン族が定まりませんでしたが、具体的に効果でシナジーを持っているため、いよいよ決まってきたかなといった印象です。レベルに関しては後述します。

まずは自身の特殊召喚効果です。ブラマジデッキにおいては容易にコストのカードを用意できます。場でも可能であることが優秀で、持て余してしまったカードなどを有効利用することができます。また、手札から師弟や守護神官を初動で切った場合は、素早く「魂のしもべ」のドローパワーを挙げることにも繋がります。

融合召喚効果も今までのものとは変わったもので、アレンジが利きます。というのも、大体の融合効果は自身も含めることが多いです。ですが、この効果は自身を利用する必要がありません。したがって、融合先を自由に選びやすくなります。
自身を含めれば、竜騎士融合モンスターや「呪符竜」を出すことができます。含めなければ「黒魔術の秘儀」のような立ち回りが可能になります。自身を召喚するコストを考慮しても消費を抑えられる点は大きなメリットになるでしょう。

それだけではありません。長年課題のひとつだった、キル火力の細さを補うといった面もカバーできます。
このカードの攻撃力は2800であり、クロック(ライフを削り切るために必要な攻撃回数)を3回にするために必要な火力に十分です。
ブラマジ2回では200ポイント足りませんが、「超魔導師ブラックマジシャンズ」を並べれば、2800×2とブラマジの2500の8100で足ります。ここでも融合で自身を含めないことが活きてきます。
逆に自身を含める融合で攻める場合、「竜騎士ブラックマジシャン」ならブラマジ2体でジャスト8000、「呪符竜」なら魔法カード1枚以上で8000に到達します。こういった面ではかなり恩恵が大きいのではないでしょうか。
また、融合モンスターを横に並べるのであれば、レベル8を並べることになり、ランク8といった展開パターンも可能になります。この辺りはより考察を深めたいところですね。

「竜騎士ブラックマジシャン」が出しやすくなったことで、「黒の魔導陣」+「永遠の魂」を含めた鉄壁コンボを築きやすくなりましたし、今後も利用方法が見逃せないカードになりそうです。

〇省エネ儀式カオス「イリュージョンオブカオス」

儀式・効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2100/守2500
「カオス・フォーム」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
儀式モンスターを除く、「ブラック・マジシャン」またはそのカード名が記されたモンスター1体をデッキから手札に加える。
その後、手札を1枚選んでデッキの一番上に戻す。
(2):相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
このカードを持ち主の手札に戻し、自分の墓地から「ブラック・マジシャン」1体を選んで特殊召喚し、
その発動した効果を無効にする。

カードデザインや名称からして、「マジシャンオブカオス」の「マジシャンオブブラックイリュージョン」といったカードでしょうか。趣深いカードもカオスの仲間になりました。

このカードのレベルは7であり「マジシャンオブカオス」と同様、ブラマジ1枚を素材に「黒魔術の秘儀」や「カオスフォーム」で儀式召喚可能です。

サーチ効果は実質手札交換のような形になります。違うところはデッキトップを手札の何かに変換できることです。通常はサーチカードが墓地に行き、そこがサーチ先に置き換わる形でサーチが完了しますが、こちらは手札のどれかがデッキに戻ることで置き換わるようになります。
見逃せない点は、サーチしてきたカードをそのままデッキトップに置くことができる点です。現状は「守護神官マハード」を直接デッキからトップに置くことが最大の魅力ですが、今後の動き次第ではいかようにも応用が利きます。自身も戻せるので、研鑽が進めばより効果的な運用が可能になるでしょう。

そしてなにより、念願のモンスターサーチカードになります。「魂のしもべ」以外にデッキのそれに触ることが可能になり、ドローの補助を受けなくても手札に収まります。単独でサーチ可能になるのは大きな強化です。ただし儀式を軸としたパターンにおいては、儀式モンスターに触れないことがネックになり得るので、他のサポートは必須です。

無効効果は、自身を戻しブラマジを蘇生する効果です。ブラマジに入れ替わることになりますが、ブラマジにおいては入れ替わりは大きな意味を持ちますし、サーチを再度行えると考えればメリットとも言えます。逆に言えば、このカードの儀式召喚をする意味の大半はこの無効効果にかかっているため、その先にどのような展開を理想とするかで大きく変わってきます。
展開のタイミングをよく見極めることが大切になりますね。
無効範囲は場所を問わないモンスター効果であるため、比較的広範囲で利用できます。一方で、場や手札で発動した効果を無効にしても、破壊はしないため、枚数的アドバンテージに直接つながらない点は要注意です。

闇魔法使いレベル7であるため、あらゆるサポートや展開方法を共有できますし、一度正規の儀式召喚をしていれば蘇生して利用することもできます。新しい動きで相手の動きをけん制していくあたり、ブラマジらしい新規ではないでしょうか?

〇混沌の力を宿した魔導戦士!「超魔導戦士-マスターオブカオス」

融合・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500
「ブラック・マジシャン」+「カオス」儀式モンスター
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚に成功した場合、
自分の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドの光・闇属性モンスターを1体ずつリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て除外する。
(3):融合召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

最後は融合モンスターです。こちらは「カオスソルジャー」を思わせるカードデザインになっています。

召喚方法はブラマジとカオス儀式モンスターです。「イリュージョンオブカオス」の①効果を重視する構築でも、無理なく融合召喚できます。もちろん、儀式を重視した展開方法においてはかなり容易に特殊召喚ができるでしょう。

融合召喚時に墓地の光か闇を蘇生する効果は、特に指定はないため、エクストラデッキのモンスターや手札誘発のモンスターなども簡単に特殊召喚できます。ブラマジを蘇生するのも十分強力ですし、デッキの構築パターンにおいては無限の可能性があるでしょう。

光と闇をリリースすることで発動できる相手フィールドの全除外効果は、一見難しく思えますが、意外と容易に行えます。というのも、光属性は「聖魔の乙女アルテミス」を利用しやすいブラマジにおいては、かなり簡単に調達できるからです。「エフェクトヴェーラー」はメインデッキでも使いやすい光属性魔法使いの手札誘発です。そして、守護神官が光属性であることがここで活きてくるため、守護神官を組み込む意味を大きくする理由になります。
闇属性は自身も含めることが可能であるため、かなり多くのバリエーションでコストを捻出できます。
可能であればこの除去を確実に通してフィニッシュまで通したいところですね。

魔法カードのサルベージ効果は、融合召喚されたカードが戦闘効果で破壊される必要があります。できればこのカードでフィニッシュを取りたいため、狙うには少々重い効果になります。ですが、仮にこのカードが相打ちやダメージステップでのコンバットトリックで敗れたことで破壊された場合、「黒魔術の秘儀」を回収することでそのリカバリーが可能になります。フィニッシュを狙いに行って失敗した場合のブラマジは、「マジシャンズナビゲート」などがない限り、かなり厳しくなります。その返しを凌ぐとなると絶望的になります。決めたいときに決めに行き、その切っ先をキチンと届かせることが可能になることは小さなことではありません。

融合召喚できる攻撃的な黒魔族の3000モンスターが登場したことで、ブラマジの攻撃力の底上げがされました。先述したクロックの課題を解決することにも繋がるため、かなり強力な戦力になるでしょう。

〇ブラマジのデュエルタクティクスは進化する!

ひとまずバトルオブカオスで登場することが先だって紹介された新規を考察しました。
今まで求めていた着地点や盤面を明確にしたり、安定させたりするようなカードが勢ぞろいしました。構築のバリエーションが豊富になっただけに、様々な戦術を考察、研鑽し、より実用的にしていきたいですね。何より、好きなカードを好きなように活かせるデッキに進化できるよう、腕を磨いていきましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございますm(__)m
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