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2021年最終版『師弟ブラマジ』関するあれこれ ~デッキレシピ編~

こんにちは、海馬ハルトです!(*^-^*)
今回は自分の反省や振り返り半分としつつ、師弟をフルに活かした構築、すなわち『師弟ブラマジ』の構築について書いていこうと思います。
今までよりも安定感とゲームプランの構成が変わってきたので、そういった面をより詳しく解説していきます!

※コチラはデッキレシピ編になります。プレイング編はコチラからどうぞ!

☆デッキレシピ

メイン42枚【モンスター22/魔法13/罠7】エクストラ15枚


※サイドデッキは割愛させていただきます

〇主戦術

師弟のギミックを軸にしつつ、様々な妨害手段を使い分けて勝利に流れ込む構築です。
妨害ギミックは以下です。

1.「黒の魔導陣」+「永遠の魂」による1ターンに1度の除外
2.「マジシャンズコンビネーション」による広い範囲の無効
3.「黒爆裂破魔導」によるフリーチェーン全体除去
4.「スキルドレイン」によるモンスター効果の全体無効
5.手札誘発各種

こういった妨害ギミックを使い分けていくことになります。もっと言うと、初手の内容で狙うべき盤面を変えることで、初動に負担をかけにくい=事故に繋がりにくいというのがこの構築で意識した部分です。

詳しい回し方はコチラの記事に記載しています。

【構築】

〇師弟の枚数

バトルオブカオスの新規以降、師弟それぞれの枚数のセオリーが構築によって変わっており、無理に枚数を増やす必要がなくなっています。
この構築ではブラマジ3、ガール2となっています。若干多めに積んでいますが、「マジシャンズコンビネーション」を初動で構えやすくでき、「マジシャンズサルベーション」による展開能力の強さを活かせる枚数となると、この枚数が適切でした。「イリュージョンオブカオス」で戻すことが可能になったのも大きいですね。

〇ブラマジギミック

「永遠の魂」や「黒の魔導陣」に、「マジシャンズサルベーション」「師弟の絆」、「黒爆裂破魔導」、「マジシャンズコンビネーション」という師弟の爆発力の高さを添えています。

モンスター

比率こそ以前より増えて「黒の魔導陣」の①効果の成功率は下がり気味ですが、それを抜きにしても安定感のある動きを意識しています。

・「マジシャンズソウルズ」
条件を整える意味でも、展開手段としても必須です。ゆえに3枚でも多すぎることなく使うことができます。
以前は師弟のいずれかを出すことが多かった①効果も、他のカードの充実により、自身を出して②効果のドローでデッキを掘る動きに使う余裕が出てきました。1枚で3パターンの動きを使い分けられるのは、師弟中心の構築ならではです。
また、①効果で出したブラマジや自身をアドバンス召喚してガールを出す動きも実は結構必要です。「マジシャンズロッド」との兼ね合いを考慮しながら利用したい必須ギミックです。

・「マジシャンズロッド」
こちらは2枚になっています。今までは初動で必須の1枚でしたが、ダブりはあまり望ましくないこと、また「イリュージョンオブカオス」でサーチが可能であることを考慮して2枚にしてあります。「スキルドレイン」の採用もあり、後々腐ることも考慮すると、多すぎない方がよいと思います。

・「イリュージョンオブカオス」
このデッキでも非常に大事になります。特に、状況によって要不要が変わりやすいこのデッキのカードを変換できる能力はありがたいです。サーチ兼リロード的な役割がほとんどであり、②効果はほとんど狙いません。

・「マジクリボー」
師弟いずれも呼び出せる点がこのデッキでは非常にありがたく、「マジシャンズサルベーション」で2体展開に持ち込むことも可能なので、差しておくと補助能力が高まります。

・「幻想の見習い魔導師」
火力面での不安を取り除いたり、攻撃パターンのバリエーションを増やしたりできるという意味で採用しています。ブラマジサーチ能力よりも攻撃重視の運用に比重を置いています。

魔法

以前よりも採用枚数を抑えたカードが増えましたが、そのおかげでバリエーションと各カードの負荷を抑えることにも成功しています。

・「師弟の絆」
以前はフィニッシュに流れ込むのが最適解になりやすかったですが、現在は立ち回りにバリエーションが増えています。今回のデッキでは「マジシャンズコンビネーション」の成立を見込みつつ、「マジシャンズサルベーション」のパワーを上げる、さらに従来通り相手ターンのけん制や妨害手段として「黒爆裂破魔導」を構えることも考慮しています。
以前と異なり、ガールの展開手段に絞った運用でも非常に効果的な一枚になっているため、握れるときは積極的に使っていいカードになります。
また「黒爆裂破魔導」をセットとすると、そのターンの即撃ちが不可能になるため、デッキの有無に関わらずあえてセットしないのも手です。
枚数ですが、デッキからのリクルート能力の重要性がキーになる反面、蘇生面では「マジシャンズサルベーション」と役割をわけるため、1枚に抑えてあります。

・「黒爆裂破魔導」
「師弟の絆」に対応する必殺技はこのカードのみになります。速攻魔法による全体除去はやはり強力であり、「マジシャンズサルベーション」のお陰で狙える場面は多いです。以前よりも発動条件を整えやすく、盤面が頻繁に動いても再度発動条件を満たせることもまれでないため、発動機会はかなり恵まれています。
「魂のしもべ」で拾えば再度利用できるため、一度目はソースを大幅に削る役割に徹し、二度目は要所を仕留めるために構えるという方法も現実的です。
とはいえ発動条件が厳しめなので、1枚で十分です。

・「マジシャンズサルベーション」
このデッキをフル回転させるためには必須のカードです。「永遠の魂」をセットするだけでなく、初動で②効果を使うかどうかで残すか「マジシャンズソウルズ」でコストにしてしまうかを選べるため、非常に使いやすいです。
枚数を増やすことに多くの面から貢献してくれるカードであるため、軌道に乗る前でも乗った後でも強さはブレにくいです。早めに触れるようにすることはこのデッキでは非常に重要になってきます。
とはいえ3枚では後半邪魔になることも多く、師弟を揃えて初めて力を発揮するため、多めの採用は控えました。

・「黒の魔導陣」
除去ギミック成立のために必須になります。魔法罠の比率やサーチの順番などから、このデッキでは①効果の成功はやや低めです。また「魂のしもべ」の枚数も控えているため、無理に①効果の成功は狙わなくてもいいでしょう。このカードへのアクセス手段は、ギミックの相方になる「永遠の魂」よりも乏しく、サーチ成立の可能性がある点や「マジシャンズロッド」の負担を抑えるため3枚にしてあります。

・「魂のしもべ」
基本的に足りないカードのサーチの下準備役ですが、先述したように墓地から回収する役目もこのデッキでは多くなります。
師弟で2枚ドローすることが可能になるため、デュエル中盤以降でサーチ+1枚の動きは非常に頼もしいですし、他の妨害手段を引き入れる確率を上げられます。
多く積みたくなるところですが、ギミックが回転しないとそのポテンシャルが発揮できない上に、初動に負荷をかけないというコンセプトに対して2枚ドロー解禁に意識を寄せすぎるのは相性がよくないということで、2枚にしています。

・「黒魔術の秘儀」
基本的に終盤のバトルで一気に決めに行く場面で使用することになります。融合召喚での使用が主になります。

いずれもこのデッキにおける主戦術です。両方を上手く活かす立ち回りが何より重要になります。

・「永遠の魂」
今回は2枚の採用になっています。「マジシャンズサルベーション」でセットできること、初手での握りこみ、ダブりの危険性、受ける除去やリカバリーのバランスなどを考慮しています。
基本的に複数のカードの起点になるブラマジのキープが目的なので、初動で展開できなくても早い段階で布陣する必要があります。また「黒の魔導陣」がなくても発動そのものが「マジシャンズロッド」の回収に繋がるため、コンボ成立のためにも早めに使用できるようにしたいカードです。

・「マジシャンズコンビネーション」
今までは発動条件を揃えることと瓦解のリスクが釣り合っていなかったため、終盤に使うのがベストとされていたカードです。今回は地盤が固まったことで、流れを見ながら揃えることも可能です。素引きの確立がそこそこありつつ、サーチに積極的になれるような運用を目指した枚数や構築を意識しています。
先攻スタートで、後攻での「ハーピィの羽根箒」や「ライトニングストーム」などをケアできる手段になるため、他のカードを守りやすくする手段としても最適です。

ギミック補助の汎用カード

ギミック補助のカードとしては「儀式の準備」2枚と「おろかな埋葬」1枚を採用しました。

・「儀式の準備」
このデッキのエンジンになる「イリュージョンオブカオス」のサーチ手段として利用することが主です。5/42が「イリュージョンオブカオス」になるわけですが、「儀式の準備」がダブったときの使い道は少ないが「マジシャンズソウルズ」でドローに変換できることや、ある程度はデッキに戻すことでケアできることを考慮しました。比率などは今後変わるかもしれません。

・「おろかな埋葬」
「マジシャンズサルベーション」や「マジシャンズコンビネーション」を支えるカードとして採用しています。これまでは「おろかな埋葬」まで採用するには役不足感が否めませんでしたが、現在は「マジクリボー」や「マジシャンズロッド」を落とす意味があるため、腐りにくくなっています。

〇汎用枠

・「灰流うらら」、「増殖するG」、「屋敷わらし」
「「灰流うらら」は無効にする範囲の広さで、「増殖するG」は苦手とする大量展開に対する有効な妨害&並走手段としてそれぞれ3枚にしています。
「屋敷わらし」は昨今増えている墓地に関する効果の回答として採用しています。特にブラマジ自体には墓地に触る効果がないので、有効な妨害手段になります。

・「スキルドレイン」
単体のカードパワーとしては、昨今の環境では頭一つ抜けています。このデッキで影響を受けるのは「マジシャンズロッド」ぐらいで、場合によっては「マジシャンズソウルズ」で退かせるので有効に利用できます。何より、「黒の魔導陣」のピンポイント除去を際立たせるにはもってこいの一枚です。これはメインの妨害手段で活用したいので3枚投入しています。

〇エクストラデッキ

「スキルドレイン」の関係で、効果よりも出しやすさやメインギミックをサポートする状況を広く見られる構築を優先しました。

ブラマジ

主にフィニッシュの流れ込みに繋がるものに寄せています。メインの火力も落としてはいませんが、「黒魔術の秘儀」を握ることでバリエーションを豊富にし、攻守が窮屈にならないことを意識しています。

・「超魔導師ブラックマジシャンズ」、「超魔導戦士マスターオブカオス」出しやすくかつ必要な場面に応じて的確に選択できる二体です。前者は主に序盤や破壊のケアが必要な場合に、後者はワンショットなどの攻撃的な場面に利用できる場合といった感じにきれいに棲み分けが可能です。

・「竜騎士ブラックマジシャン」、「竜騎士ブラックマジシャンガール」
出せる場面は先の二体より限られますが、出せる時は狙いたいカードでもあり、エクストラの関係で召喚難易度はやや下がります。

・「幻想の黒魔導師」、「マジマジマジシャンギャル」
エクシーズ二体は攻撃パターンの一種として採用しています。特に後者から入るルートも比較的作りやすいため、コントロール奪取や蘇生を介しつつ除外するパターンも使いやすいです。

汎用モンスター

動きの補助からフィニッシュのパターンを担うものになっています。

・「スターヴヴェノムフュージョンドラゴン」
汎用融合体です。「黒魔術の秘儀」の依存度は下がっているため、あまり出る場面はありません。ただしサイドデッキで「超融合」がある場合は逆に利用する価値が上がります。他のカードに変更してもいいかもしれません。

・「星杯竜イムドゥーク」、「聖魔の乙女アルテミス」
それぞれブラマジ、「マジシャンズロッド」を墓地に送る手段に利用します。また後者は「超魔導戦士マスターオブカオス」で蘇生し、除外効果を利用する流れにも貢献します。

・「サクリファイスアニマ」
「マジクリボー」1体素引きでも結果的に師弟の発動条件を満たしやすく、また「マジシャンズソウルズ」でも出すことが可能です。もしサイドデッキに壊獣などの相手の場に出す効果のモンスターがいれば、そのモンスターを吸収してそのまま攻撃に転じることも可能です。

・「暗影の闇霊使いダルク」
出しやすさ、魔法使い族であること、墓地蘇生の能力で採用しています。リンク2であり、召喚条件も適度に緩いため、場の整理に役立つ機会も多いです。

・「I:Pマスカレーナ」
バリエーションという意味で採用していますが、出した後の展開の応用性はやや狭くなります。もし「トロイメアユニコーン」があれば、除去のバリエーションは増えますが、「スキルドレイン」とは喧嘩しやすいのが難点です。

・「神聖魔皇后セレーネ」、「アクセスコードトーカー」
鉄板の流れですが、「暗影の闇霊使いダルク」のお陰で出しやすいルートは構築できます。ただし、普段は意識しないがゆえにうっかり「原始生命態ニビル」は踏んでしまう可能性がぐっと上がることは気をつけましょう。

・「混沌の戦士カオスソルジャー」
このデッキだと簡単に耐性付与ができること、「マジシャンズサルベーション」のお陰で出しやすいという点で採用しましたが、出す場面を気を付けないと、一気にリカバリーが難しくなることも増えます。

〇マッチ戦において

マッチ戦で使用する場合、サイドデッキおよびサイドチェンジが必要になります。
環境によって変動する部分ではありますが、基本指針を示しておこうと思います。

・サイドデッキで考慮すべき点

基本的に先攻スタートを想定しているため、後攻有利のカードが少なめです。そのため、除去手段として壊獣や「溶岩魔人ラヴァゴーレム」、「ラーの翼神竜-球形態-」、「ダイナレスラーパンクラトプス」、「ハーピィの羽根箒」。「拮抗勝負」辺りは選択して採用しておきたいです。

他にも、スペルスピードで不利にならないために、環境に適したカウンター罠を採用することで、対応力をアップする手段もあります。
バックへの風当たりが強い環境では「やぶ蛇」を採用し、エクストラに制圧能力の高い「異星の最終戦士」や除去能力の高い「鉄獣戦線凶鳥のシュライグ」などがいれば安心です。

・サイドチェンジで変えるカード

まず後攻スタートを想定する場合、「マジシャンズコンビネーション」の優先度が下がります。そのため、そのギミックの核となるガールや「マジシャンズコンビネーション」を減らしても問題ありません。

「マジクリボー」はデッキタイプによっては発動機会が限られやすいので、抜いてしまっても構わないでしょう。

「おろかな埋葬」も汎用の捲り手段のスロット次第では抜いても差し支えありません。ただし後攻から一気に捲るために、師弟を「マジシャンズソウルズ」で揃えることが重要になる場面もあるため、即交換候補ではないことは注意したいところです。

〇師弟の絆は更なる高みへ!

以上が構築を中心に解説したものになります。
プレイングの解説はコチラになりますので、併せてどうぞ。

以前よりも利用できるカードが増え、回転力が増した分、今までのセオリーやプレイングとは変わった部分も多くあります。
いろんな面から研鑽を重ね、より効果的なプレイングで、相手を翻弄できるようにしたいですね。

ここまで読んで下さり、ありがとうございますm(__)m
ご意見ご感想お待ちしております(*^-^*)

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