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2024年夏版『師弟ブラマジ』に関するあれこれ+反省文

こんにちは、海馬ハルトです!(*^-^*)
今回は6月に使用したブラック・マジシャンデッキの構築をまとめつつ、振り返りを兼ねようと思います。
今回紹介するレシピで対応している環境は、2024年7月適応のリミットレギュレーションに則し、『RAGE OF ABYSS』発売前のものになります。
それまでに2回のCSで使用しましたが、最終的にまとまったものを紹介します。

〇デッキレシピと基本コンセプト

成績などの詳細

コンセプトは以下のようになりました。
1.「黒の魔導陣」による除外
2.「黒・爆・裂・破・魔・導」による全体除去
3.「超魔導師-ブラック・マジシャンズ」によるアドバンテージの確保
4.汎用罠による除去

こちらを活かして戦っていくデッキになります。
今までのものと大きく変化した点は、手札誘発を「増殖するG」以外、サイドデッキ含めて不採用とした点です。

理由としてはデッキの枠および初動の安定性、ゲームの質を考慮した結果、勝利への計算が難しくなった点です。
まず一般的な大会環境で使用されるデッキでは、手札誘発が12枚以上採用されているケースが珍しくありません。これはデッキの1/4以上の枠を占めており、初手で複数握ることも意識した割合とも言えます。同時にこれらには1枚初動になり得る存在が複数あり、初動でムラが少なく動けるデッキだからこそできる構築とも言えます。
通常のブラック・マジシャンデッキでも枠の確保が難しく、初動で妨害ギミックを完成させるのに複数枚必要という前提に加えて、「師弟の絆」ギミックを活かす都合上、通常のそれよりも難易度は増します。

そういった点を考察した結果、展開を逐一咎めるのではなく、相手の盤面を崩すことに長けた通常罠カードで厚をかけていき、メインギミックの除去の質を上げる方向にかじを取ることになりました。

そういう経緯の元、アドバンテージの確保も同時に課題となり、相手の特殊召喚のけん制になり、他の手札誘発よりもアドバンテージを損失しにくい「増殖するG」のみを採用しました。一応「ドロール&ロックバード」も採用は検討しましたし、行動を封じることでアドバンテージ差を埋めるという点では十分採用圏内ですし、一時期サイドデッキで3枚採用しました。今回掲載するものに関しては、環境上刺さりにくいと判断したため、サイドデッキからも抜いてあります。

こういったアドバンテージの面を考慮し、戦術の軸に据えたのが「超魔導師-ブラック・マジシャンズ」です。
ドロー&セット効果が優秀で、手札の質の向上につながりますし、今回のコンセプトの肝である通常罠を活かすことにもつながります。
師弟を呼ぶ効果も優秀で、アドバンテージの確保だけでなく、「魂のしもべ」のドロー枚数も2枚に増やせます。
いずれの効果も「魂のしもべ」との相性がかなり良く、継続的なアドバンテージの確保にはかなり強力な効果です。
故に今までは3枚だった「魂のしもべ」も採用を3枚に増やし、積極的に融合召喚をするプレイングを意識しました。

〇採用枚数とその理由

ここからは各カードの採用理由について書いていきたいと思います。

【モンスター】

・「ブラック・マジシャン」
採用枚数に関しては前回までと変わりません。このデッキでは「師弟の絆」が肝になるため3枚になります。あえて「黒の魔導陣」+「魂のしもべ」のコンボで手札に加えに行く状況も多いため、初手に握る重要性は高めです。

・「ブラック・マジシャン・ガール」
このデッキのパワーを押し上げることに貢献している1枚です。このカードがないと、どのコンセプトも成立しないといっても過言ではありません。
このデッキのアドバンテージにはこのカードが関わっているというくらい肝になるので、如何にアドバンテージに還元するタイミングで活用できるかがカギになります。

・「マジシャンズ・ソウルズ」
「ブラック・マジシャン」を起点にして動くカードが多いため、素早くギミックを動かすために3枚必須です。状況に応じて「ブラック・マジシャン・ガール」も墓地に送れるカードになるので、使いどころが多いです。

・「マジシャンズ・ロッド」
3枚採用です。魔法罠を加える以外にも、②効果で「ブラック・マジシャン」をリリースするだけでなく、優先的に「墓穴の指名者」をもらうことで師弟を墓地から除外されにくくするなど、様々な流れで先回りでリスクを避けていく方向に活かすことにもつながります。

・「イリュージョン・オブ・カオス」
このデッキのメインエンジンです。必要なモンスターを持ってくるだけでなく、手札を整理する場面でも役に立ちます。特にこのデッキでは状況によってカードのパワーが左右されやすいカードが何枚かあるため、そのカードを有効札に変換できる能力は強力です。

・「幻想の見習い魔導師」
1枚採用です。基本的に攻撃力不足を補うために使います。「ブラック・マジシャン」を手札に加える効果はあまり使用機会がないですが、いざという時には役に立つ効果であるため、状況に応じて立ち回りを変えやすいカードです。
環境で流行っている「刻まれし魔ディエスイレ」に対して、「ブラック・マジシャン」にこのカードを使用すれば、最小限の被害で突破可能です。

・「増殖するG」
唯一採用している手札誘発です。理由は先述した通りです。

【魔法】

・「師弟の絆」
このデッキのキーカードです。「魂のしもべ」で2枚ドローを狙いつつ、盤面の強固さやパワーを上げていけるカードであるため、積極的に使っていきたい1枚です。
ただし「ブラック・マジシャン・ガール」と対応する必殺技が1枚ずつしかないため、複数枚採用はしていません。「マジシャンズ・ソウルズ」や「マジシャンズ・サルベーション」などで「ブラック・マジシャン・ガール」を出すことができるため、特殊召喚手段として見込むのであれば、それらに席を譲ることになります。

・「黒・爆・裂・破・魔・導」
最強の除去カードです。「ブラック・マジシャン・ガール」がデッキの外に出ていれば、「師弟の絆」に依存することなく発動することもできます。
「マジシャンズ・サルベーション」を併用すると、盤面を動かしても再度発動条件が整うので、素引きで握っていても強力な一枚です。
「師弟の絆」で伏せて相手に見えている場合でもプレッシャーをかけられるのが魅力です。
とはいえ、発動条件が重めであること、撃ったら勝ち切りたいことなどを考慮して1枚にしています。

・「マジシャンズ・サルベーション」
「永遠の魂」をセットすることが重要ですが、「ブラック・マジシャン・ガール」を多用するこのデッキでは②効果もかなり重要です。
先述したように「黒・爆・裂・破・魔・導」を発動しやすくするためにも必要なので、できるだけ維持しておきたいカードです。
今回は他の採用枠とのバランスを検討した結果、採用を1枚にしました。もう少し師弟ギミックを前向きに出力したい場合は枚数を増やす可能性はあります。

・「黒の魔導陣」
このデッキにおけるメインギミックになるカードです。「魂のしもべ」と一緒に握ることで手札を安定させることに繋がり、「マジシャンズ・ソウルズ」を活用した除去の流れをできるだけサーチなしで成立させたいため、このカードは3枚採用しています。サーチは他のカードに当てたい+このカードをサーチ手段に繋げるという点がミソです。

・「黒魔術の秘儀」
主に融合召喚で活用することになります。活用範囲が広く攻撃にも除去にも適しています。融合召喚による戦術は多岐にわたり、様々な状況で活躍できるため、2枚の採用で前のめりに活用していくことを想定しています。
特に今回の場合、「超魔導師-ブラック・マジシャンズ」によるアドバンテージの確保を狙っていく都合上、「マジシャンズ・ロッド」などで優先的に手札に加えにいくことも多くなっています。

・「魂のしもべ」
主に「黒の魔導陣」と併用して魔法罠を加える流れに利用します。モンスターに関しては「イリュージョン・オブ・カオス」で賄う算段です。
先述した「超魔導師-ブラック・マジシャンズ」の①効果をフルに活かしてくとデッキの回転がかなり良くなるため、このカードを上手く使用していくことが重要になります。そういった経緯もあるため、3枚の採用にしています。

・「罪宝の囁き」
特殊召喚能力が優秀です。特に除外されたカードを戻すことができるのは、このデッキにおいてはかなり大きく、師弟(特に「ブラック・マジシャン・ガール」)を除外されると、デッキパワーが大きく落ちるため、それをケアできる効果なのは優秀です。
単純に後攻からでも使いやすい「ブラック・マジシャン」の特殊能力手段を増やすことはもちろん、状況次第では「マジシャンズ・ロッド」に対する「無限泡影」などもケアできるので、かなり優秀なカードです。

・「金満で謙虚な壺」
質の高い手札補充ができるカードです。その時によって欲しいカードが変わりやすいこのデッキではそのムラが小さくなる利点があり、「魂のしもべ」でモンスターを加える流れに使用することもできます。そのターンドローができなくなりますが、ここである程度の質が担保されていればさほど問題ではありません。

・「墓穴の指名者」
質の高い除外カードです。今までは手札誘発を無効にする必要性の低さなどから採用を見送っていましたが、昨今の墓地利用による盤面の変化が環境でかなり多いため、その妨害手段として採用しました。
基本的にそのために使うため、自分への手札誘発はそこまで無効を狙いません。とはいえ、自分は「増殖するG」以外は採用していないため、無効を狙ってもいい場面自体は少なくありません。


【罠】

・「永遠の魂」
言わずもがなキーカードです。盤面の持久力を上げるだけでなく、結果的に「ブラック・マジシャン・ガール」の特殊召喚に繋がるため、早く触りたいカードです。
採用枚数を1枚にするか悩みましたが、「コズミック・サイクロン」などが流行っている都合上、除外された後のことを検討し2枚にしました。

・「スキルドレイン」
制圧能力の高いカードです。
このカードの影響を受けるのは主に「マジシャンズ・ロッド」とエクストラデッキのモンスターなので、受ける影響は少なく回せます。制限カードなので、素引きする確率は低めですが、「能力吸収石」よりも安定して使えることが魅力です

・「魔砲戦機ダルマ・カルマ」
今回の目玉罠その1です。フィールドのモンスターの干渉能力を一気に奪う能力のあるカードです。対象耐性はもちろん、効果を受けないタイプの効果も貫通できるため、除去の質はかなり高いです。同名ターン1がないため、重ね引きしても継続して相手に干渉を狙っていけます。
「ブラック・マジシャン」に関する効果で魔法使い族を参照する効果は裏側表示でも影響が少ないため、その面でも相性がいいです。

・「激流葬」
目玉罠その2です。発動条件こそありますが、その機会は多く、場合によっては自身の「永遠の魂」などによる「ブラック・マジシャン」の特殊召喚で反応するため、発動機会は恵まれています。「魔砲戦機ダルマ・カルマ」で裏側にしたモンスターであれば、破壊耐性などを無視して一掃できるのも強力です。
こちらも同名ターン1でなく、同一チェーン上の重ねうちも可能です。

・「トラップトリック」
これらの通常罠の4枚目として採用しました。状況に応じて通常罠を選べるのも利点です。ただし他の罠の発動制限がかかるため、前のめりに使用することは難しい点もあります。

【エクストラデッキ】

・「超魔導師-ブラック・マジシャンズ」
融通の利く融合モンスターです。
このカードの活用場面はかなり多く、「黒魔術の秘儀」さえ握っていればいつでも狙えるくらいの出しやすさも魅力です。
「マジシャンズ・ロッド」の誘発回避やバトルフェイズの追撃、ドローによるアドバンテージの貯金を稼ぐなど、できることの選択肢が多いです。
「罪宝の囁き」でも特殊召喚可能で、かなり使いやすいです。
今回の構築、プランでは積極的に出していくことにしたため、枚数を増やしました。

・「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」
フィニッシャーです。一気にライフ8000を削るポテンシャルを持っているため、スキがあれば狙っていきたいカードです。除外効果も強力ですが、このデッキでは光属性が少なめであるため、①効果と合わせて8000通せる時に使う方が無難だと思います。
主に「ブラック・マジシャン」直接攻撃で2500→「黒魔術の秘儀」→このカードの①効果で素材にした「ブラック・マジシャン」を特殊召喚→2体で5500→計8000 を狙う形になります。
懸念事項としては、「儀式の準備」を不採用にしている都合上、手札に「イリュージョン・オブ・カオス」を握る機会が減ることで、このカードを出しにくくなっていることがあります。手札から戻すカードに「イリュージョン・オブ・カオス」自身が選ばれる機会が増えているので、その点も要注意です。

・「竜騎士ブラック・マジシャン」
強力なカードではありますが、初動には絡みにくいカードです。
流れによっては出していけるカードですが、積極的に出していくほどの構築ではありません。

・「ガーディアン・キマイラ」
ドローと対象に取らない破壊をフリーチェーンで行えることになるため、「黒魔術の秘儀」が速攻魔法である意味がかなり大きくなります。
メインギミックのパーツが揃っていなくても成立し、質の高いリターンが得られます。場合によっては実質的な手札交換で回り始めることにもなるため、状況次第ではエンジンにもなるカードです。
終盤の残ったソースを無駄なく使い切る面でも使いやすいため、使いどころが多いのも評価点です。

・「聖魔の乙女アルテミス」
「マジシャンズ・ロッド」を使いまわすために使用します。1枚は必須ですが、複数枚採用するほどではないと思います。
「超魔導戦士-マスター・オブ・カオス」の除外効果のコストにもなるので、その点でも可能な限り序盤に出しておきたいモンスターです。

・「I:Pマスカレーナ」
比較的自由な素材で出せるリンク2です。目的の半分がフィールドのモンスターを墓地に送ることで、「ブラック・マジシャン」や「マジシャンズ・ロッド」などがその候補です。
魔法使いでないため、「センサー万別」を発動された場合に、一度魔法使い族を墓地に送る手段に利用することも可能です。

・「神聖魔皇后セレーネ」
「アクセスコード・トーカー」に繋げることが主な役割です。一応特殊召喚効果は相手ターンにも使用できるため、「永遠の魂」がない場合に相手ターンに「黒の魔導陣」を使うことにもつながります。
ですが基本は前者の理由で使用します。

・「アクセスコード・トーカー」
上述したような流れで活用しフィニッシャーとして出します。他のデッキのように属性の異なるリンクモンスターを揃えるにはやや骨が折れるため、他の除去も併用してフィニッシュまで繋げることになるかと思います。

・「暗影の精霊使いダルク」
闇属性で作りやすいリンク2です。「I:Pマスカレーナ」と役割が似ており、モンスターを墓地に送ることが目的となります。ただしこちらは相手の墓地のカードを戦力にできる点、「神聖魔皇后セレーネ」に繋がりやすい点で役割が異なります。「マジシャンズ・ロッド」のコストになる魔法使い族という点もこのカードの魅力です。

・「星杯竜イムドゥーク」
主に「ブラック・マジシャン」を墓地に送る方法で使用します。フィールド次第では破壊効果も使えるので、失念しないでおきたいところです。
さらに状況が許せば「竜騎士ブラック・マジシャン」を融合召喚するための素材に利用します。ここは無理に狙わず、流れが良ければといったところです。

・「S:Pリトルナイト」
汎用リンク2です。「マジシャンズ・ロッド」を「聖魔の乙女アルテミス」にしたあと、「マジシャンズ・ソウルズ」とリンク召喚すれば、下準備を整えつつ相手の盤面に干渉できます。
複数回活用できる効果も魅力的で、相手のフィールドをコントロールしながらこちらの形成を整えることが可能です。
単純にリンクモンスターを絡めずに先攻で出しておいても、けん制能力が高いので、狙って出していいカードになります。

・「カオス・アンヘル-混沌の双翼-」
「ブラック・マジシャン」と「マジシャンズ・ロッド」で作ることになるモンスターです。
除外効果を使うこと、高打点モンスターを用意することが主な目的です。
素材によって得られる効果に関しては、闇属性で得られる効果のみが見込めるので、盤面維持力に関しての期待はおまけ程度でいいと思います。

・「厄災の星ティ・フォン」
捲り札として採用しました。
召喚特殊召喚ができなくなるデメリットも、魔法罠中心で動き、「マジシャンズ・ロッド」や「マジシャンズ・ソウルズ」程度の召喚や特殊召喚でターンを終えることもあるこのデッキでは比較的軽めに見られます。
特に3000以上の攻撃力のモンスターを、1ターンで複数対処するのに「黒の魔導陣」のみでは足りないため、それを補うことにもつながります。
特にサイドデッキの構築方針が、ある程度の展開を捲るという形になっているので、それにも適した形で使用できると思います。

・「灼熱の火霊使いヒータ」
この構築のカードだけでは出すことができません。「心変わり」で相手の炎属性モンスターを奪い、それを活用するために採用しました。①効果で相手の墓地ソースを活用したり、「アクセスコード・トーカー」の効果で除外できる属性のバリエーションを増やすこともできます。
他のエクストラで採用できるカードがあればそちらに席を譲ることになるかと思います。

【サイドデッキ】

環境によって変わる部分でありますが、考えた指針を示しておこうと思います。
採用方針としては
①先攻の場合、封殺に有効なカードを増やす
②後攻の場合、展開は丁寧に捲っていく
③罠などのバックが厚いカードへの対策
を主に考慮しています。

・「ダイナレスラー・パンクラトプス」
緩い召喚条件と、利便性の高い効果、比較的高い攻撃力と、後攻のカードとしてかなり優秀です。ターンを跨ぐ可能性の高いゲームでは、先攻でも採用を検討できます。
「ブラック・マジシャン」のギミックを完成させる前に妨害を貰う邪魔なカードを戦闘や効果で破壊やけん制ができるのが魅力です。

・「ラーの翼神竜-球形態」
相手のモンスターを3体除去できるカードです。今日日3体以上並べて封殺をかけてくるデッキは珍しくありません。このデッキのコンセプトも、途中経過をとがめるのではなく、最終盤面を崩していくものであるため、それに合わせています。
「原始生命態ニビル」と採用を天秤にかけましたが、効果を発動せずに召喚の処理で除去できる点を強く見てこちらにしました。

・「ハーピィの羽根箒」
魔法罠の除去枠です。罠型のデッキを相手にする場合は先攻後攻問わず採用します。他にも「粛声」などの影響力の高い永続魔法に対しても有効な除去手段です。

・「心変わり」
コントロール奪取による実質除去ができるカードです。相手の無効効果を誘発したり、後攻ワンキルの打点を稼いだりできます。
状況によっては「厄災の星ティ・フォン」を重ねてしまうこともできるため、まくりのパターンは様々です。

・「コズミック・サイクロン」
使用しやすい魔法・罠の除去手段です。除外による除去であるため、相手の再利用を難しくできるという点、先攻後攻問わず除去ができる点、コストが払いやすい点を考慮してこのカードを採用しました。

・「サモンリミッター」
召喚制限を課すカードです。最初はメインデッキに投入していたのですが、後攻では有効になりにくく、制限カードに指定され安定した運用が難しくなったこともあり、先攻が見込めるサイドチェンジで採用する方針にシフトしました。
「能力吸収石」と併用するとかなり強固なロックになり、「黒の魔導陣」の除外を当てるカードをかなり絞りやすくなります。

・「能力吸収石」
今まではメインデッキに採用していましたが、主な戦術をシフトしたことでサイドデッキになりました。というのも、相手の行動がフィールド以外からでもある程度動けてしまうこと、こちらの手札誘発の枚数を絞ったことでカウンターを稼ぐ流れをコントロールしにくくなったことが理由です。
先攻で採用し、他の罠と合わせて圧を強くかけていくプランです。

・「神の宣告」
主に「ハーピィの羽根箒」、「ライトニング・ストーム」、「拮抗勝負」に対応するために採用しています。他のカウンター罠もありますが、総合的な対応力を見越してこのカードにしています。
一時期「天獄の王」を採用していましたが、「コズミック・サイクロン」による除外からは守れないため、こちらにしました。

〇実戦のCSにおける反省点

プラン自体は新制限前から試しましたが、最終的に落ち着いたのが新制限適応後の大会で宇都宮CSにて使用しました。
結果は2-3でした。あと一勝でトーナメントラインでした。

〇良かった点
強力な罠のお陰で、展開された盤面を崩していくことができました。崩しきれなくても、相手の戦法が崩れたことでターンのラリーができ、少しずつ「ブラック・マジシャン」ギミックによる妨害が活きてきました。
数的不利をひっくり返すことが可能で、相手の再展開を封じることができるため、ロングゲームになればなるほど有利に戦うことができました。
「師弟の絆」による攻撃力の出力もあるため、一気に勝負を決める盤面を作ることも可能でした。

〇懸念点、課題
「ギミック・パペット」などのワンキル系に対しては、回答が少なすぎたこともあり、一本も取ることができませんでした。「ラビュリンス」もメインギミックの苦手対面に加えて、サイドプランも刺さりにくいことが災いし、勝つことができませんでした。ある程度は想定内とはいえ、そのあたりを今後上手く詰めていければいいなと思います。
罠の妨害がかみ合わないと、少しも捲ることができない点も浮き彫りになりました。今後の罠カードの種類や枚数を選出していくことも考えていきたいです。
マッチを取れなかった3デッキはいずれもトーナメントに上がっています。これらを如何に突破するのかが今後の課題です。

〇更なる高みへ構築を磨いて

というわけで、今回の構築の解説をしてきました。
前回よりスパンは短かったですが、環境に対してより突き抜けた構築になったので、今回筆を執りました。
課題は多くありますが、ある程度戦う力があったことも事実です。こういったいい点と課題点を見極めて、より良い成績を残せるように頑張っていこうと思います。

最後に、CS用の構築の指針を一緒に考えてくださったトップデック系公務員さん(@lyla_yugioh)に感謝申し上げます。

ここまで読んでくださりありがとうございます(*^-^*)
ご意見ご感想よろしくお願いいたしますm(__)m

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