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必須?不要?マジシャンズナビゲートに関するあれこれ

こんにちは、海馬ハルトです(/・ω・)/
先日の展覧会は色々とありがとうございましたm(__)m

さて、今回の記事はマジシャンズナビゲートについてです。
以前のTwitterのアンケートでマジシャンズナビゲートの採用に関して聞いたところ、以下のような結果が得られました。

約半数弱の方が採用に関して悩んでいるとみることができます。
また、1割の方が現状での強さを見いだせていないことがわかりました。

強さに関してはプレイ環境によって変動しますが、採用を悩んでいるということは、強さと弱さを両方比較したうえで決めきれないといったことになるかと思います。というわけで、この記事では、ナビゲートに関するあれこれを綴って、こういった方々の一助になればと思います。

〇必須レベルから現在の立場の変動になった要因

少し前までは必須レベルで重宝されていたナビゲートですが、現在のように採用が揺れるようになりました。まずはその理由を確認しておきたいと思います。

・マジシャンズソウルズとの役割が共有しにくい
目下注目株のマジシャンズソウルズと共有がしにくいことが最大の問題と言えます。
具体的には
①発動条件が相反している
②お互いの効果がそれぞれ相反している
③ナビゲートの相方にソウルズでは力不足な部分がある
でしょうか。
ナビゲートは手札にブラマジを要求し、逆にソウルズはデッキに要求しています。つまり、ブラマジをサーチをするしないという大きな選択肢を強いられ、それによってそれ以降の展開を考えなければならなくなります。
またどちらかの選択肢を取った場合、もう一方の能力が落ちやすくなることでしょうか。
ソウルズを取ればナビゲートの準備の優先度が落ちて展開への利用が遅れますし、ナビゲートを取ればコストの魔法使いがデッキからいなくなることもあり得ます。

・展開手段や初動の充実
今まではナビゲートを構えることが初動においても展開においてもかなり大切で、根幹を成すギミックでした。
ですが現在はソウルズという簡単な方法でブラマジ、さらにはガールを展開できます。またある程度寄せていれば、無理なくドラグーンや超魔導師ブラックマジシャンズを立ててスタートするといった、初動展開にバリエーションが増えたことも大きいです。

・ある程度下準備が必要
ナビゲートは手札にブラマジ、デッキに黒魔族(ここでは闇属性魔法使いのことを示します)が必要になります。ブラマジとこのカードのサーチが必要になり、さらに罠であるためターンを渡すことも要求されます。手札一枚から理想展開や及第点に到着できるデッキに比べるとやや煩雑さがあります。

・効果の使用にラグがある
ナビゲートの①②効果は名称ターン1の指定こそないものの、②効果は墓地に送られたターンには発動できません。また先述した罠故のセットから発動までのターンなどを考えると、各効果を即座に使っていくというのには工夫が必要になります。


・手札誘発に弱い
現在手札誘発で相手の動きを阻害することは珍しくなく、どのようなデッキで使用されていてもおかしくない状態です。
特に灰流うららや増殖するGは採用率が高く、下がりにくいカードでもあります。
前者はリクルート能力に引っかかるため発動を許します。展開自体が封じられるため、かなり不利な状況になります。後者はチェーンする形で発動されると強欲な壺同様のアドバンテージを与えてしまいます。特にこれを相手のメインフェイズでやってしまうと、選択肢を増やしてしまう分、より不利になります。

〇ナビゲートは必殺技!!

ではナビゲートの必要性はないのかというと、そうとは言い切れない部分があります。恐らくこの「なんとなく引っかかる」が採用がぶれる原因だと思います。今までの必要性、経験則などから判断が鈍りがちですが、ここで一度ナビゲートのギミックとしての立ち位置を見直すことで、適切な採用に繋げましょう。
新しい立ち位置は小見出しで書いた通り、「ナビゲートは必殺技」というです。これは
・どちらの効果の発動条件もブラマジの場所を指定している。
・数的優位の獲得に長けている。
・リクルートする黒魔族を構築の段階である程度決めておく必要がある。
といった点が必殺技の類のものに似ているからです。
すなわち、ナビゲートは展開手段というよりも、デッキの戦略のひとつといった捉え方にして利用を考えるということになります。

〇採用をポジティブに考えていい場合

ではどのような構築で枚数を多くすることが理想的なのでしょうか。ここで具体的に示していきたいと思います。
例えば
・ソウルズで落とす候補がほぼブラマジである。
・幻想の見習い魔導師を多く採用する必要がある。
・モンスターの数を増やす必要がある。
・黒魔族に強力な環境メタカードがある。
・必殺技や発動条件の厳しいカードが少なめである。
といった点です。

この条件を満たすデッキというのは、概ね師匠軸になるでしょうか。ソウルズやしもべといったブラマジデッキとしての必須パーツが増えた以上、ナビゲートのリクルート先のバリエーションや火力、数的アドバンテージを稼ぐにはナビゲートが最適です。

またナビゲート同様に採用枚数に幅が出てきた見習いですが、相変わらず相性がよいです。手札コストにナビゲートを切っても利用できますし、リクルートしてきてもよりアドバンテージを稼ぐことができます。

他には、下級魔法使いが充実しているなど、イリュージョンマジックを利用しやすいデッキでは利用しやすいでしょう。
魔術師Pモンスターやアストログラフマジシャン、クロノグラフマジシャン、創聖魔導王エンディミオンなどともシナジーが強いため、P寄りの構築でも活躍します。手札にブラマジを握りこんでもP召喚しやすいことや、使い切りの罠であるため魔法罠ゾーンを圧迫しないといったこともプラス要因です。

シンクロやエクシーズ、リンクの利用頻度が多い場合でも活躍します。一定のカードを同時に出すことが考えられるため、盤面を繋げるという意味でも強力でしょう。

発動や召喚に負担を強いるタイプのカードをキーにするカードが少ないと、ナビゲートの運用に余裕が出てきます。同時にサイドチェンジなどで環境メタになり得る黒魔族の採用に余裕が出てくるので、そういった使い方を積極的に利用したい場合もナビゲートはオススメです。

◇守護神官マナのすゝめ
ナビゲートを安定して運用させる方法として、守護神官マナを採用する方法もあります。デッキにブラマジを温存しつつ、ソウルズを特殊召喚しやすくなります。マジシャンズロッドや見習いに対するヴェーラーや泡影といった対象に取る妨害手段に対して反応し、モンスターの数を稼ぐことができます。ソウルズで墓地に落としてもいいですし、手札に握っていてもそのまま利用したり見習いのコストに転用したりすることもできます。仮に特殊召喚できなかったとしても、ソウルズの②効果や見習いのサーチ効果への妨害札を当てにくくなるため、効果を通す可能性が上がります。魂のしもべのドロー枚数を増やす手段としても優秀なので、かなりオススメです。
他にも永遠の魂のデメリットや全体除去への対応力が上がるなどといった利点も見逃せません。ただし、ソウルズで蘇生できるカードではない点、無効効果自体は守れない点、このカード自身がナビゲートに対応していない点は気を付けましょう。

〇採用があまり向いていない場合

逆にナビゲートの枚数を増やすことに向いていない構築は以下のようになります。
・黒魔族の採用が少ない
・師弟軸で、特に必殺技の必要性が高い。
・抱えているギミックが多い。
・融合派兵やソウルズでデッキからブラマジを呼び出す機会が多い。
・手札誘発などのケアにスロットを割きにくい。

リクルート先が少ないことやブラマジをデッキから呼び出す機会が多いことに関しては割とピンときやすいと思いますが、案外見落としがちなのが師弟軸での立ち位置です。
ガールの利用をある程度絞っていて、最悪絡まなくてもいいのであればナビゲートはかなり使いやすいカードになりますが、利用頻度が上がると一気に使いにくくなります。師弟の絆や融合派兵などを利用して展開していく場合、ナビゲートの発動条件を整えること自体が遠回りになってしまいます。

また、先ほどのナビゲート=必殺技という認識で行くと、師弟軸で必殺技に重きを置く場合、デッキパーツが膨れ上がるという意味でもあまり相性がよくありません。ガールを出す手段も増えていますし、ナビゲートに頼らずとも盤面を作ることは難しくないとは思います。

先述した通り、ナビゲートに対する手札誘発などのリスクとその遭遇率を考えると、ノーケアではかなり不安が残ります。指名者などの対策札を無理なく積めることも今後大事になるでしょう。対策札が邪魔になってさらにナビゲートも使いづらいのであれば、別の戦術に切り替えて最終盤面にアプローチをかけるのも手です。

〇ナビゲートで勝利を掴め!!

いかがだったでしょうか?
今まではブラマジの要だっただけに、立場の変化で迷っていた部分があったと思います。
この記事を読んで、少しでも運用の展望をナビゲートできていれば幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ご意見ご感想お待ちしております(*^-^*)


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