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2021秋季ブラマジ新規による構築に関するあれこれ

こんにちは、海馬ハルトです(*^^*)
2021年8月12日に怒涛の新規情報のラッシュがありました。ユーザーの中でも考察が進んでいますが一方で、これまでとは一転してカードの選択肢の多さで悩むことになっています。そこで現状で判明している分で可能な限り考察を深めていこうと思います。
自分の構築の参考にしていただければ幸いですm(__)m

〇新規のおさらい

ここでの記事は先述した新規情報に基づいています。ゆえに今後の情報によっては覆る可能性が大いにある点はご了承ください。

ワールドプレミアムパック2021収録
・マジシャンズサルベーション
・切り裂かれし闇

バトルオブカオス収録
・マジクリボー
・ディメンションコンジュラー
・合体竜ティマイオス
・イリュージョンオブカオス
・超魔導戦士マスターオブカオス

現状はバトルオブカオスでは魔法、罠が判明していません。また、ワールドプレミアムパック2021では、モンスター、罠が判明していません。

〇ガールの枚数

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まずはガールの採用枚数についてです。レジェンドデュエリスト編6以降は採用理由が具体的かつ明確になり、「超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ」の禁止以降は、比較的多くのデッキで採用が肝になってきたガールですが、今後の新規の採用如何ではその採用枚数がさらに変動する可能性が出てきます。

・枚数を増やす場合
「師弟の絆」や「超魔導師ブラックマジシャンズ」、「マジシャンズコンビネーション」による採用理由が主立っていましたが、「マジシャンズサルベーション」による立ち回りの良さを活かしていく場合は採用が前向きになるでしょう。
今まで「マジシャンズコンビネーション」は、下準備をする流れでの消費と瓦解のリスクが釣り合っておらず、積極的なねらい目とは言い切れない部分が目立ちました。「マジシャンズサルベーション」のおかげで、ガールを墓地に落としつつ継続的に利用する方法ができるようになったことが追い風になります。また、ガールの召喚に反応してブラマジを蘇生できることもあり、手札からガールを出す動きが強くなりました。ずっとブラマジ⇒ガールという一方通行の関係が相互関係になったことで、ガールの手持ち無沙汰が減ります。初手に握りこんでも、有意義なソースに変換する手段が増えたので、そのあたりのルートを構築できれば採用枚数は積極的になっていいと思います。
「マジクリボー」はデッキからの特殊召喚に対応していますし、師弟いずれかでいいという自由度の高さも注目です。動き方はやや受動的になりますが、デッキからガールに触る手段が増えているため、多めに積んでも利用する機会が足りなくなる心配も減るでしょう。
何度か別の記事で書かせていただきましたが、「ブラックツインバースト」の威力を自然と高められるようになったので、今後期待できる一枚です。

・枚数を維持、減らしていい場合
逆に枚数の増加に消極的でいい場合です。
まずガールの採用理由がカードの効果の発動条件や「魂のしもべ」のドロー枚数である場合です。今回の新規では極端にガールに依存していないため、新規に枠を割くとなると、必然的にガールの採用理由が薄まります。
「魂のしもべ」に関しても、新規を利用してデッキトップ操作能力やサーチ関係をチューンしていくと、減らしていい場面が出てくると思います。そうすれば過剰な心配もなくなり、ガールを少なめ、ないしは0でも問題ないでしょう。
守護神官やガール依存の効果のあるカードを採用している場合は、ガールの採用は当然必須です。ですが、「師弟の絆」や「マジシャンズコンビネーション」といったカードが主戦術にならないのであれば、枚数は控えめでも問題ありませんし、むしろダブりが怖くなってくるため、控えめにした方が無難でしょう。

〇守護神官について

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今回の新規は、守護神官に関して大きな利便性をもたらしました。主にデッキトップ操作能力と「超魔導剣士マスターオブカオス」の存在です。
「ディメンションコンジュラー」は「ディメンションマジック」をサーチできるため、守護神官を能動的に出す手段を確保できます。また、デッキトップの操作能力があるため、初手マハードのような状態のリカバリーが可能です。ただし、「守護神官マハード」の特殊召喚能力は、「~時、できる」効果なので「ディメンションコンジュラー」のドロー効果では特殊召喚できない点は要注意です。
他にも「イリュージョンオブカオス」はサーチだけでなく、デッキトップに仕込むことまで見越した効果であるため、サーチしたままトップに置くことも、既にあるカードを戻すことも可能です。不要であればサーチカードなどで混ぜることが可能ですし、何かしらの方法で手札かデッキトップから墓地に落とす方法も取れます。

「超魔導剣士マスターオブカオス」はそういった経過もシナジーがあって相性がよいです。比較的積極的にカオス儀式モンスターである「イリュージョンオブカオス」を採用して融合素材を確保するだけでなく、①を経て②の全体除外の発動もしやすくなっています。
総合火力をたたき出しやすくなったため、メインデッキの重さに見合った火力が出にくいといった今までの悩みを払しょくしてくれるに違いありません。

「魂のしもべ」のドロー枚数の底上げがおいしい上に、「ディメンションマジック」の存在で特殊召喚手段も増えました。フィニッシャーまで繋げるルートも用意されたため、守護神官を採用したデッキはよりパワフルな動きができるようになるでしょう。

〇主戦術

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主戦術に関しても考察していきます。
今回の新規は新たな主戦術をもたらすというよりは、今までの主戦術を補うようなものが多く見受けられます。一方で、儀式を利用する以外では新たな戦術によってデュエルシーンが極端に変わるといったものでないことも正直なところです。
したがって、今回の新規を闇雲に全部突っ込むと、逆に回転力が鈍ったり行動がとっ散らかる可能性があります。自分の主戦術と全体の戦略を基に、それらを安定・強化できるものを選んでいく必要があるでしょう。
特にモンスターの枠はかなりカツカツであり、スロットの割合やトータルの枚数などに気を付けながらカードをチョイスしていきたいところです。

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「ディメンションコンジュラ―」は「マジシャンズナビゲート」の展開力やパワーに貢献できますし、手札からモンスターを出す流れを共有できます。デッキから出す相方の選択肢としても悪くありませんし、手札交換で以降の展開に最適化できます。また「マジシャンズナビゲート」きっかけで「マジシャンズロッド」のサルベージ効果を起動した場合、「ディメンションコンジュラ―」をリリースしてもアドバンテージを取りやすいことも魅力です。

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「マジシャンズサルベーション」はテキストにも「永遠の魂」が記載されているくらい相性がよいです。ブラマジの蘇生効果だけで師弟を用意できるため「ブラックバーニングマジック」の奇襲攻撃に向いています。他にも連続リンク召喚や「マジマジマジシャンギャル」や「幻想の黒魔導師」を介した展開にもつなげやすくなるため、総合火力が上がります。

「マジクリボー」や「合体竜ティマイオス」は、今まで存在していなかった一定の動きをカバーできる一枚になっています。
前者はバック全破壊によるお手上げ状態や展開後れのタイムラグを解消してくれます。ソースを消費しにくいことも嬉しいです。
後者は融合先のバリエーションに安定感をもたらし、クロック(相手を倒すまで必要になる攻撃回数)を減らすことに繋がります。勝負を決めに行く流れが拡充されているため、安定感が上がります。

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「イリュージョンオブカオス」は手札消費なくサーチとトップ操作でデッキの回転を促しています。何より、このカードの登場で「マジシャンオブカオス」の③効果で、手札から出すカオス儀式モンスターとして最適です。デッキの安定感とコンセプトを崩すことなく採用できますし、「マジシャンオブカオス」が一度でも正規召喚できていれば、以下のサイクルが完成します。


「マジシャンオブカオス」が破壊

「イリュージョンオブカオス」が出てくる

「イリュージョンオブカオス」の無効効果

ブラマジ名義の「マジシャンオブカオス」蘇生
+「イリュージョンオブカオス」バウンスで再利用

このサイクルは「永遠の魂」のデメリットで「マジシャンオブカオス」がやられても起動するため、リカバリー手段としても優秀です。
サーチ後に戻すカードを自身にすれば「儀式の準備」を腐らせることなく、儀式セットを用意できることも忘れてはいけませんね。

「超魔導戦士マスターオブカオス」は、カオス儀式さえ用意できれば、フィニッシャーに非常に向いています。エクストラモンスターの爆発力が「超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ」以降乏しかったブラマジにおいては十分検討できるカードです。

「引き裂かれし闇」はブラマジ自身でも、その派生形でもどちらでも恩恵があるため、広い範囲で使用できます。サーチこそ難しいですが、コンスタントに攻めていくための持久戦向きの効果も、火力を補う瞬間的爆発力も持ち合わせていることも、魅力になります。一応現在禁止の「超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズ」も攻撃力を補助できるので、いつ帰ってきても仲間はずれにはなりません。

〇今後の新規でどの選択肢が増えるのか?

以上が現状の大まかな考察です。
ブラマジの主戦術になる選択肢の追加や代替よりは、パターンの安定化と強化いった部分での新規が目立つラインナップになっています。
今後の新規によっては今までの戦略がひっくり返るか、それとも今までのパターンに安定感と爆発力が加わるのか、あるいは・・・。といったところです。

新規のみならず、考察や研鑽を繰り返して、新しい可能性を常に探求していきたいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございます(^^♪
ご意見ご感想お待ちしておりますm(__)m


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