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2023年に買ってよかったもの

今年は東京から福岡に移住して2年で、地方都市の生活もすっかり慣れてきた。
家からほとんどでないリモートワークも快適なホームオフィスを作るところは一段落して、むしろその反動で手を動かすことで豊かな暮らしをしようみたいな気持ちが少し出たような気がする。

そんな2023年に買ってよかったものをまとめました。


生活用品・インテリア

ブラシ

今年だけで5種類のブラシを使い分けるようになった。
ブラシを使うと、色々なところがきれいになって心地よい暮らしが送りやすくなる。ブラシは人類の叡智の結晶と言っても過言ではない。
私のなかでは2023年はブラシの年といえる。

写真左から用途と素材は以下の通り

  1. 机まわりをきれいにするブラシ(ポリエステル)

  2. 主にウールの洋服をきれいにする(豚毛)

  3. 靴にクリームを塗る(豚毛)

  4. 靴のホコリを落とす(馬毛)

  5. 靴に補色クリームを塗る(馬毛)

観葉植物

盆栽っぽくなったガジュマル

今年の春、思い立ってパキラを買って以来、観葉植物が楽しくなってきてトキワシノブ、ガジュマル、ビカクシダそして真柏(盆栽)も迎え入れた。

ずっと同じ部屋にいるので、日々ちょっとずつ変わる植物があるのは程よい変化があって良い。

植物が家にあると、天気が気になる。晴れた日はバルコニーに出してみたり、雨の日に水をやってみたり、ずっと家にいても外との関係性を持っていられた気がする。

植物関連の逸品

せっかくならと鉢は小鹿田焼の盆栽鉢、ハサミは兵庫の吉岡刃物の鋏正宗と、テレビ制作をしていたころにご縁があった職人さんの作品を迎え入れている。

テレビ制作は忙しかったけど楽しかったな、とTHEご隠居趣味である。

食べ物

有馬芳香堂「素焼きマカダミアナッツ」

正直なところ、ナッツに色々な種類があることは知っていても、区別がついていなかったし、どれも同じだと思っていた。
そう、2022年までは。

でも、2023年の私は一味違う。マカダミアナッツが好きだということに気づいてしまったのだ。めちゃくちゃ好きだ。

いくつか食べ比べてたどり着いたのは、有馬芳香堂。香りが豊かで歯ごたえも心地よく、皆さんご存知ナッツは脂質がとても多いのだが、コクも抜群。

澤井珈琲「アフリカムーン」

これまでコーヒーを色々なところで買って飲んできた。そう、Tinderで色々な人とデートしながら人生の伴侶を探すように・・(Tinderが流行り始めたころはすでに結婚していたので会ったことはないが)。

美味しいコーヒー豆はたくさんあるが、味と手に入れやすさと価格のバランスが調度良いなとと思っているのが、こちらである。

ウガンダのコーヒー豆で、フルーティーな香りがとても好きです。

洋服

buaisou. 「Work shirt dark indigo」

いつかほしいなと思って何年も立っていたbuaisou.のシャツをようやく買った。いつかいつかと言っているうちにおじいさんになってしまいそうだったので。

buaisou.は徳島の藍染工房ですが、原材料の生産から商品の製造まで一貫していて、テックでいえばスマホもOSも自社で作ってるAppleやGoogleみたいなことをインディーズでやっているウルトラカッコいい集団です。着ているうちに藍染の色が冴えてくるので今から楽しみ

THISISASWEATER.「A1」

学生のころ「君は洋服を生地で選んぶんだね」と言われてたしかにそうかもな、と気づいた程度に、なんとなく生地にこだわりがある。
そんななんとなく生地が好きな私がピンときたセーターがこちら。
生地も編み目や厚みやコシなど「これぞセーター」という感じ.

山形の米富繊維の商品で、岩田屋(福岡にある伊勢丹系列の百貨店)の催事で購入しました。代表の方が店頭にいらっしゃったので「銀杏BOYZの峯田くんの記事読みましたよ!」と話しかけまくってしまい我ながらキモかったです。申し訳ございません。

HOKA ONE ONE 「アナカパ ロー」

https://www.hoka.com/jp/anacapa-low-gtx/196565303271.htm

フジロックでガーナ料理屋さんのお手伝いをするにあたり、フェスでは防水のトレッキングシューズがマストと店主に言われたので手配したのがホカのトレッキングシューズ。

分厚いウレタンソールがフカフカで防水も最高でした。
なにより、扱いやすさが秀逸で、フジロック後はフライヤーの油汚れでめちゃくちゃ汚かったですが、宿泊先のホテルでハンドソープをゴシゴシこすりつけたらきれいになりました。最強。

なんでホカを選んだからというと、かつてNIKEが大好きだった窪塚洋介が履いていることを知って、ずっと気になっていたからです。


ソフトバンクホークスの帽子

現行のShではなく、初期ロゴです。

福岡に移住してから7歳と4歳の子どもが熱心なホークスファンになってしまった。しまったというのは、熱量が高すぎて今年は20試合くらい観戦し、公園でキャッチボールをして・・ と週末が野球だらけになったのがやや胃もたれしているからである。

地元球団の帽子を被っているのはなんだか地域に馴染める気がして、最近帽子はこればかり被っています。

本・映画

カラー「プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン」

ジャンルは違えど映像制作に10年くらい関わってきた身としてはこの上なく興味深い本だった。

映像に関する本は大きく2パターンで①技術・技法の教本②クリエイターの考え方を記した頭の中本に分かる。が、本書はどちらでもなく、アイデアと技術を接続して映像作品を作るhowの部分が描かれていて、お金のやりくりから社内のデスクの配置まで詳細に記されています。
映像制作、特にプロデューサー職の方は必読だと思います。おもしろいので。

鈴木涼美「浮き身」

鈴木涼美さんはとても好きで、東京にいたころはサイン会やトークイベントに足を運んでサイン本をゲットしていた。
近年小説も増えているが、中でも本作が圧倒的に好きだった。10代後半から20代前半のホコリっぽい空気感を読んでいる時間は今年一番楽しかったと思う。
褒めちぎったくせに雑なコピーをつけると「女性視点の限りなく透明に近いブルー」です。

あだち充「H2」

子どもたちが野球にハマった流れでH2を読み直した。
改めて読むと説明的すぎない描写や緩急あるコマ割りが秀逸で、なにかとわかりやすさや誤解されないための補足が必要な生活を忘れられてとても良かったです。

最後まで読んでもひかりのことをは嫌いではありません。


2023年はこれまでと同じように歳を重ねていたと思っていたが、モノを振り返ってみると過去に好きだったものに回帰してみたり、全然見向きもしなかったモノを使い始めてみたり、はたまた継続していたりとちぐはぐというか、とてもアグレッシブだったことが浮き彫りになったように感じる。

思っていることと実態は異なるみたいなことはあると思うので、そういう点検の意味でも振り返りは良いなと思いました。
来年も振り返れるくらいモノを買いたいな(それくらい稼ぎたいな)と思いました。

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