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愛猫 闘病日記・2週目

前回からの続きです。


毎日お見舞いに行って3日後、無事退院した。

「数値も元に戻ったからね」

そう言ってもらえて安心した。猫もとても嬉しそう。私も嬉しい。点滴を3日間する為に毛を剃られてしまって痛々しい…

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でもとっても元気!断食のせいか、入院前から体重は500g減っていた。

退院するときに「太り過ぎだから体脂肪のご飯にしてね。一日50gくらい」とダイエットフードな餌を渡された。痩せたのにご飯も減らすの!?かわいそう…

今までは父が餌を与えていて、欲しがるだけ与えていたのだ。そのせいか、まこと太った猫になってしまっていたうちの子…

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太り過ぎですね〜て前から言われてはいたんだよね。膵炎の原因はハッキリ解明されてないけど、おおよそが食べすぎ・偏食からくるらしい。父に任せっきりにしたのがまずかったな〜と今さら思っても、先生に言われて父が一番凹んでるから言えない。言わない。

とりあえずご飯は徹底管理しよう!と量を測ってあげだしたが、食べない。体脂肪フードがとてもマズイらしい。あまりにも食べない。25g食べてくれたかどうか…そして先生から渡された粉薬がほんとにマズイらしくて全然飲まない。

3日間の断食の後に栄養を摂って欲しいのに、これでは本末転倒だ!とカリカリご飯に戻した。

ここで食べるようになったからと粉薬を混ぜたのが失敗の始まりだった。いつもの餌に薬を混ぜてはいけなかったのだ。警戒して食べるのを控えてしまう。食べて欲しいのに!

ここで噂のちゅ〜○を導入してみたら、薬入りでも完食!しかしうまくいったのは翌日までで、翌々日には食べなくなってしまった。薬を飲むとちょっと調子が良くなるようだったから、何とかして飲ませたかった。

今思えば、この頃はそんなに悪くなると思ってなかった。食べないのは猫が好き嫌いしてるんじゃないかなーとか、そんな程度に思ってた。具合が悪そうなのは薬をちゃんと飲まないからだと思ってた。

ここで、この年末から「様子がおかしい」と言い続けていた兄が動いた。

1/4年明け早々に病院に連れて行ったのだが、点滴と注射で終わったらしく「あの先生大丈夫か。こんなに調子悪いのに何も言ってくれない。適当」と怒りを滲ませていた。

兄にとっては、初めて懐いてくれた猫。こちらが思う以上に思い入れがあったらしい。

しかし相変わらず猫の調子は悪くなったり良くなったりを繰り返し、全体的に見ると少しずつ悪い方に落ち込んでいっているように思えた。

1/10頃、あまりに痩せているのではないかと体重を測った。

入院前と比べて1kgも減っていた。

大丈夫なんだろうか、このやり方で合っているのだろうか。

何が原因で食べないのか。気分なのか、本当に具合が悪いのか。

当たり前だけど、言葉を喋らないからどういう状況なのかわからない。

言いようのない不安と、ほのかに苛立ちが満ちている日々だった。

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