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みんなの日本語1「介護編」第4課

授業の導入や会話練習の参考になれば幸いです。

・〇時〇分
・~から・・・まで

場面1 次のサービスへ案内・誘導する

【補足】特養や有料ホームでは朝お部屋で個別に入浴の時間帯をお知らせします。部屋に入浴がいつなのか予定表を配布している施設もあります。それを見ながら確認することも多いです。
 曜日と午前・午後でだいたい入浴する人は決まっています。皮膚の状態や体調によっては順番が変わることもあります。例えば〇曜日午前は男性個浴、午後は男性機械浴、あるいは一般浴と機械浴など施設によって異なります。
 ご家族の面会や美容・理容室(施設内、施術する人にきてもらう)、散歩などその日の個別イベントはさまざまで、予定をご案内します。その時間がきたらお部屋や談話室などへお迎えにいきます。自立している人はご自分で予定を把握し、行動する人も多いです。

場面2 時間を尋ねられる

【補足】リハビリや能力維持もかねてお手伝いしてもらうことがあります。洗濯物を干したりたたんだり、食器をふいたり、おしぼりをまるめたり様々です。介護職とお話する機会を楽しみにされていて、一生懸命なにか話そうとしてくださる結果、質問が多くなります。
 何度でも同じ質問を受けることもありますが、会話のやりとりを楽しむことで落ち着いて過ごされています。
 忙しくて利用者様のお相手ができない時間が続くと、不穏になることもしばしば・・・。「から」「まで」はよく使います。

場面3 薬の服用後の説明と依頼(指示)


【補足】食後服用を介助する際に、服用した後少しそのまま座っていてもらうことがあります。テーブルに付箋を貼り付け〇時〇分と記載し、ご本人も職員も分かるように明示していることが多いです。
 お席を立とうとしたり、部屋に戻りたいと意思表示されることもあり、理由説明をしたりなだめながらしばらくいてもらいます。

場面4 デイサービスの開始時、本日の予定をアナウンス


【補足】デイサービスやデイケアサービスでは朝のお迎えが終わり、全員お席につかれたところで朝の挨拶と本日の流れを職員が話します。このときに「〇時から〇時まで」というように時間ははっきりとお伝えします。帰りの時刻になると車でお送りする時間をお伝えします。「〇〇さんは16時出発ね。それまでにトイレ行きましょうか。」というアナウンスです。

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