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【データで見る】ファジアーノ岡山、ホーム金沢戦レビュー 

photo by @sho___21 

どうも、かいです。
ホーム2戦目金沢戦。見事に勝ち試合となりました。しかも大量得点での勝ち試合。レビューを書く手も踊ります。それでは、本日もデータを見ていきましょう。
今回も、攻撃編、守備編で数多くのデータを取り上げレビューしていきます。

攻撃編(得点、ポゼッション、アシスト数、シュート数、パス数、パスエリア)

得点、ポゼッション、岡山

 まずは得点ですが、今節は3-0での岡山勝利となりました。ポゼッション率は岡山56%、金沢44%今節までほとんど40%代であった岡山で最も高いポゼッション率となりました。
 では、得点者を見ていきましょう

前半46分:バイス選手
後半19分:ムーク選手
後半40分:高木選手

 得点者が全員違うというどこからでもゴールが狙えるぞという岡山の強みがでた試合でしたね。前線の層が本当に厚いと思います。
しかも、ムーク選手はDFをダブルダッチで2人抜いてからのゴール、高木選手はDFをスピードで置き去りにしてからのニアをぶち抜く豪快な1点。個人技の光る得点が多かったですね。

 個人技と言っても、ムーク選手の得点前の流れ仙波選手からソロモン選手のパスそして何より一番見てほしいのが
仙波選手のオフザボールの動き。
パス出して終わりだけでなくその後の斜めに敵のバイタルに走り込む動き。それで金沢の中央が空きましたよね。そこにムーク選手がドリブルで得点。本当暑くなりますね。

では、次にアシストを見ていきましょう。

アシスト

アシストがついたのは3人。
柳選手
ムーク選手
ソロモン選手

以上の3人となりました。
柳選手のバイス選手へのアシスト。
そして、先述もしましたがソロモン選手のムーク選手へのアシスト。あれはDFを背負いながらの良いアシストでしたね。そして、ムーク選手のワンテンポためてからの高木選手へのアシストもワンテンポ置くことで高木選手が仕掛ける時間ができた良いアシストでした。

では、得点は3点でしたが最もシュートを打ったのは誰だったのでしょうか。見ていきましょう。

シュート数

7本:柳選手
2本:バイス選手

以上の選手でした。1本のシュート数は多くの選手がいたので省略します。
この2人実はDFです。と言いたくなるような結果でした。
解説にもバイス選手は「攻撃の大好きなDF!」と言わせるほど。岡山のDFラインは実は攻撃もできるスーパーな2人です。

次にパスに関するデータを見ていきましょう。

パス数、パス成功率、パスエリア

まずパス数を見ていきましょう

1位:輪笠選手 66本
2位:仙波選手 57本
3位:バイス選手 56本

となりました。前節まではDFの柳選手、バイス選手が多かったですが今回はMFの輪笠、仙波選手が1位、2位と中盤でボールが握れていたのではないかと思います。
では、パスの成功率はどうだったのでしょうか。パス成功率に関して見ていきましょう。

パス成功率
1位:柳選手 84.3%  51本
2位:バイス選手 83.9%  56本
3位:輪笠選手 83.3% 66本
  鈴木選手 83.3%  42本

パス成功率は以上となりました。やはりDFの選手が高くなる傾向にありますが柳、バイス選手の両選手の成功率が高いと安定したビルドアップや後方からのロングボールが見込めるため良いですね。

では、次にパスエリア、時間帯によるパスエリアを見ていきましょう。引用はSPORETIAさんのデータです。

矢印が濃いほどパスが成功した本数が多い敵陣、中盤〜右サイドが一番多いですね。前節も敵陣右サイドは多かったのですが今節はより強くこのエリアでパスを回していますね。

それでは、今回岡山はポゼッション率56%でしたが時間帯別にパスのネットワークの図を見ていきましょう。

この図を見ると、どのエリアでどの選手がパスを受けたりどのエリアでパスが
出せれていたのかということが見れます。
今節では、前半の30分までは中央から敵陣まで攻め込めていること、あまり押し込まれている時間帯が少なかったことがパスネットワーク図でも見てわかります。

前半終了間際〜後半開始は岡山は自陣〜中盤までのエリアでしか回せていなかったこと、その時間帯にきちんと失点せずに得点を奪えたことは良かったと思います。

では、次に守備に関するデータを見ていきましょう。

守備編(タックル数、こぼれ球奪取数、ブロック数)

まず守備部門ではタックル数から見ていきます。
今節では、ボールを失っても攻守の切り替えが速くできており、ハイプレスを仕掛けることができました。では、タックル数から見ていきましょう。

タックル数(成功率)

1位:仙波選手 5回(80%)
2位:木村選手 4回(0%)
3位:ムーク選手 3回(66.7%)
   田中選手 3回(33.3%)

以上となりました。中盤の選手がほとんどとなりました。今節は金沢のボールロスト位置を見ても中盤でも奪えていることがわかります。下記SPORETIAさんの詳細な図を載せておきます。

そして仙波選手は5回中4回のタックル成功率でした。攻撃で今回チームを牽引してくれましたが守備でもチームを牽引してくれました。

こぼれ球奪取数

次にこぼれ球奪取数を見ていきましょう。

1位:仙波選手 5回
2位:ソロモン選手 3回

以上の結果となりました。仙波選手は驚きの5回でした。本当に守備でも攻撃でも今回は多くのデータを残してくれてますね。そしてアバウトのボールをことごとく収めてくれたソロモン選手がランクイン。ポストプレーだけでなくこぼれ球も多く拾ってくれていましたね。

ブロック数

次はブロック数を見ていきましょう。

1位:木村選手 4回
2位:柳選手 3回
3位:バイス、鈴木、仙波選手 2回

以上の結果となりました。
ブロック数は敵の攻撃を防いだ回数でもあります。木村選手はタックル数だけでなく今回はブロックもランクイン。中盤でのボール奪取に貢献してくれていたと思います。ここで注目したいのが鈴木選手。金沢のバイアーノ選手と激しいマッチアップを繰り広げていました。見応え抜群でしたね。体の入れ方やボールの奪い方など見ててびっくりすることが多かったですね。王子様のような清潔感の見た目とは裏腹にファイターのような守備、痺れました。

番外編:重戦車、櫻川ソロモン選手

今節ムーク、高木選手の個人技の光る得点がありましたが僕が1番印象に残ったのは櫻川ソロモン選手のポストプレーや相手の選手を背負いながらのドリブルなど力強いプレーでした。
彼のポストプレーが生きたからこそ2次攻撃やディフェンスラインを押し上げたりなど本当に力強いプレーが光りました。

そして、データでもアタッキングサード、いわゆる敵陣内でのパスが29本中16本。そしてアタッキングサードでの成功率は10本以上のパスを決めた岡山選手の中でトップの81.3%。
敵陣で効果的なパスを出していたことがわかります。
しかし、今節はデータより記憶に残る重戦車のような力強いプレーが僕の心には残りました。

総括

今までボールを握れなかったですが今節はポゼッション56%。そして何より1番は3点差での勝利。勝ち点3をゲットしたということが1番の成果ですね。
そして、今回のデータから見るMVPは仙波選手ですね。
攻撃をパスで組み立て、守備もサボることなくタックル数、ブロック数、こぼれ球奪取数全てでランクイン。攻守共に大活躍でしたね。
次節は、ホームで強敵甲府戦。
また、多くのデータを取り上げれることを楽しみにしつつ、最高の週末を、待ちましょう。

ありがとうございました。

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