【データでみる】ファジアーノ岡山、ホーム甲府戦レビュー
photo by あずさん@akarazmade12
thank you!!
どうも、かいです。
皆さん、悔しい敗戦となりましたね。昨季天皇杯チャンピオンのヴァンフォーレ甲府ミスを見逃してくれず3失点でした。しかし、ポジティブな内容もありました。
この敗戦を噛み締めるためにもデータでみるプレビューいきます。
今回も、攻撃、守備部門に分かれて各データを取り上げます。
よろしくお願いします。
攻撃編(得点およびアシスト、シュート数、パス数、パス成功率、パスエリア、ポゼッションドリブル)
得点およびアシスト
今回は2-3と計5ゴールが生まれました。岡山は2得点。
得点者、アシストは以下の通りです。
前半26分:柳選手 アシスト河野選手
前半45分:櫻川ソロモン選手 アシストムーク選手
となりました。
柳選手の得点はセットプレーから。
河野選手の素晴らしいコーナーから前でソロモン選手がヘディングでわずかに触れれず潰れたところを柳選手が正確にヘディングというゴールでした。
そして2点目はムーク選手のパスを受けたソロモン選手がDF2人の間を抜きGKとの1対1を確実にきめ同点弾でした。
ソロモン選手のフィジカル、テクニック、そしてキーパーとの1対1を決め切るメンタル、心技体全てが光るゴールでした。
では次に、シュート数を見ていきましょう。
シュート数
1位:櫻川ソロモン選手 4本
2位:柳選手 3本
3位:仙波選手 2本
以上となりました。やはり今回セットプレーも多かったのでソロモン選手、柳選手がランクインしてます。
今節はコーナーキックだけで7本。ターゲットになるソロモン選手、柳選手はやはり強力ですね。
流れが悪くてもセットプレーで点を取れるというのはやはり岡山のストロングポイントなので継続したいですね。
では、次にパス関連を見ていきます。
パス数、パス成功率
まず、パス数から見ていきます。
1位:鈴木選手 95本
2位:バイス選手 82本
3位:柳選手 77本
以上となりました。前節金沢戦は中盤の選手がパス数が多かったですが今節はディフェンスラインが全てランクイン。
ディフェンスラインから何度も攻撃を組み立ててようとしてたことが要因でしょうか。
鈴木選手はボランチ付近に入り込んでパスを組み立てていました。それもパス数が多いことに関連してると思います。
では、次に成功率を見ていきます。
1位:田部井選手 88.5%
2位:輪笠選手 86.2%
3位:山田選手 85.7%
途中出場の田部井選手が第1位となりました。
所々でいいパスを出していましたし納得ですね。
今回、失点に繋がったシーンの山田選手もパスの成功率は高く、後ろから繋ぐという意識はチーム全体から感じてとることはできました。
では、パスエリア、パス構成を見ていきましょう。
パスエリアは主に敵陣左エリアが多いですね。
バイス、鈴木、木村選手の三角形で回していたというような感じもパスソナーを見るとわかります。以下がパスソナーです。誰が誰にボールを出しているのかという図です
木村選手はドリブルでも何度か仕掛けており左サイドからの攻撃は岡山のストロングポイントになりつつありますね。
ドリブル
今回、試合の中で見応えがあったのが左サイドの木村選手と甲府の須貝選手のマッチアップ。
その中でも、木村選手はなんと5回中3回のドリブル突破成功。
仕掛けた回数が5回ととても多くその中でも3回決めており、岡山のドリブラー木村の名前を見せつけた試合でした。
守備部門(タックル数および成功率、ごぼれ球奪取、ブロック)
タックル数
まず、守備部門で見ていくのはタックル数です。それでは、どうぞ。
1位:木村選手 4回 成功率50%
2位:鈴木選手 2回 成功率100%
柳選手 2回 成功率0%
以上の結果となりました。
前節では、もっと中盤の選手がタックルを決めていた選手が多かったのですが今回は全体的に見ても少なめ。効果的にボールを奪いにいくということができてなかった印象です。
では、次にこぼれ球奪取数を見ていきましょう。
こぼれ球奪取数
今回の試合では全体的に見ても岡山がこぼれ球奪取数26に対して甲府は31とボールポゼッション自体に差があるのにこぼれ球奪取数は甲府の方が上でした。
では、個人的にはどの選手が1番拾えたのでしょうか。
1位:バイス選手 5回
2位:河野選手 4回
仙波選手 4回
以上の結果となりした。
タックル数、こぼれ球奪取数を見てみるとディフェンス陣が多くボールを奪っていたということがわかりますね。
では、ボール自体はどのエリアで奪えていたのでしょうか。
甲府のボールロストエリア図を見ていきます。
甲府のボールロストが多いエリアは敵陣ミドルサードから自陣ミドルサードが多く、ボールは中盤で奪えていた。そんなに自陣低い位置でボールを奪いにいくということは少なかったかのように思えます。
では、最後にブロック数についてです。
ブロック数
次にブロック数ですがどの選手が多かったのでしょうか見ていきましょう。
2回:柳、バイス、輪笠、田中、仙波選手
となりました。意外だったのが仙波、田中選手。かなり2人とも攻撃での貢献のイメージが強かったのですがブロック数も多く守備にも貢献していたということがわかりますね。
番外編:高い授業料
今回、データとは関係ありませんが記述しておきたいのが皆さんもご存知ミスからの3失点。
「ボールを保持して勝つ」
これをテーマに挙げている以上、起こりうるミスが多かったです。
甲府は、ミドルプレスやウタカ、三平選手がバイス、柳選手のパスコースを消していい形で入れさせてもらえない。という状況を作り出していました。
ボールをうまく運べないという状況に陥ってしまったのではないかなと今節は思います。
その時に
「ボールを持つことをやめる」
という選択肢を取るのか。チームとして回すことを優先とするのかというところに第5節時点で課題が出たことは早い段階ですし良かったのではないでしょうか。
さぁこれからの木山ファジがどういったサッカーをするのかさらに楽しみになりました。
総括
今節では、失点が立て続き残念な敗戦となってしまいました。
甲府さんが取れるべき得点を落とさずしっかりと取り切ったというところを褒めるしかないような内容でしたがデータでは岡山の方がいいデータを残しています。
このように結果だけ切り取るとネガティブになりがちですが
ソロモン選手がしっかりと得点したこと、木村選手のドリブルが好調なことは次節に繋がると思います。
次節は鬼門フクアリ。
佐野航大選手も帰ってくることでしょう。ソロモン選手は契約の関係上出れませんが誰がソロモン選手の代役を務めるのか、楽しみです。
それでは、また。
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