僕のこと

2021年9月25日 00:02

誰も見ていないと願いつつ書いている

昔好きな人がいた ほんとうに大好きで自分がもっているものはもうなんでもあげたいと思っていた

でも同時に彼女の全てが欲しかった

父によると人に見返りを求めてはいけないのだそうだ 人は自分の思い通りにはならないのだから してもらいたいと人に願うのは無意味だと

それでもあげたいと思った 完全なエゴだ でも返ってこない相手にあげ続けるのはとても苦しいことだ


ぼくの恋愛はいつも「ごめんなさい」と一緒だった 好きになってごめんなさいといつも思っていた 

今はそう思わない子と一緒にいる それはとても楽で暖かいけど 若いから燃えるような情熱に向かっていきたい気持ちもある でも僕にとっての熱は大抵許されない恋だ

ぼくが好きになってきた人は大抵人のものだ 厳密には結婚したところで人は自分自身のものだけど それでも取ってはいけないのは人のものだからだ 

欲しいと思っても手を伸ばすことは許されない それはとてもつらいことだ


つらくて悲しくてなんにももらえない恋のことを僕は本当の恋だと思っている それこそが究極の愛なのだと でもこの考えでは幸せにはなれないのかもしれない

好かれたいと思うことと嫌われたくないと思うことは同義ではない 嫌われたくないと思ったときに自分を繕うことを学ぶ 僕はこれ以上君に嫌われたくなかった

好きでいてくれるとはもう思わなかった ただ嫌わないで欲しかった

でももう遅かったのかもしれない 好きの反対は嫌いではなく無関心なのだと 身をもってそのとき初めて知ったのだ


なにを言っているのか自分でもわからなくなった 秋はセンチメンタルになるからだめなのだ

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