伝え方って大切な事をリポビタンDのCMに教わった。
言い方って大事だ。
どう言うかで相手に全然違う伝わり方をする事がある。
これは3日前の「どんでん返し」って書いた帯達への延長戦でもある。
結局伝え方で全然違う印象になる。
私はこれをリポビタンDのCMから教わった。
今は言ってないかもしれないが、私が見てた当時のリポビタンDのCMは、
「タウリン1000mg配合!!」ってよく言ってた。
私は未だにタウリンの効能がなんであるか良く理解してないが、当時抱いた感情は「なんか凄そう」だった。
タウリン!!1000mgも入ってるんだ!!と思った。
でもこれがもし。
「タウリン1g配合!!」だったら。
多分印象は「なんだ、1gか」で終わってたと思う。
同じ量なのに。
私はこの事実に気付いた時大層びっくりした。
リポビタンDマジですげえなって思った。
同じもので印象が180度変わるものを、伝え方1つで凄そう!!に変えている。
1000mgって言われた方が多そうに見えるのだ。
数字のマジックであり、リポビタンDの作戦勝ちである。
本の帯も同じかもしれない。伝え方で変わる。
ちょっと映画の話に飛ぶが、「オーロラの彼方へ」という大傑作がある。
私の敬愛する漫画家の藤田和日郎先生は、この作品を自分のアシスタントの子達に必ず観せるそうだ。
作品作りを志す者は、「読者の想像したハッピーエンドよりも上に行け」と先生はおっしゃっていて、この作品はそれが凄まじいと。
これを「読者ハ読ムナ(笑)」という、藤田先生の創作術がギチギチに詰まった名著の中で知った私は「観たい!!」となってさっそく観た。
すんごかった。
誰が言ったか、どう紹介されたかでだいぶ興味の幅は変わると思うのだが、限られた字数の中で「衝撃のどんでん返し」という、使われ過ぎて印象が削れてしまったテンプレ表現よりも、「もうこれ以上は無いだろうという所から、さらに一段越えてくる」とか説明された方が俄然興味が出ると思う。
この記事で「オーロラの彼方へ」に興味湧いたよって方がもしいたら嬉しいです。是非観てください。
そしてリポビタンDは本当に凄い。
ありがとうリポビタンD。
ありがとう大正製薬株式会社。
おまけ
ちゃんと実物のラベルにもタウリン1000mgって書いてある。この徹底した姿勢。好き。
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