まさにこれが「初孫フィーバー」というものか、とSの愚痴から聞き取るだけの私達でも思ってしまうほど、両親ともものすごい盛り上がりようだったようです。
その証拠というか、両親はさっさとアメリカに渡り、お婿さんの両親とも同じく初孫フィーバー仲間ということでとても仲良くなり、しばらく日本には帰らないと連絡が来たとか。

一人残されたSは、長兄・次兄に「お姉ちゃんを何とかして」とごねたようですが、おそらく彼らは「何とかする」の意味がわかっていなかったのでしょう、別に両親が移住を考えてるというわけでもなかろうと、一笑に付したようで、それもまたSの怒りを煽ったようでした。

おそらく家で一人で悶々と姉に対する嫉妬と怒りを燃やしているSは、とても荒んでいました。それもまた、3人を始め観察している側にしてみれば面白いネタだったのですが…。

Sが毎日毎日怒り狂っている間に、タイミングが悪いというのか良かったのか、3人のうちの一人が婚約したのでした。
そしてそれを知った瞬間に、Sの嫉妬も絶頂に達しました。
料理もできない女が結婚なんてできるわけがない、などなどを、Sいわく「裏ブログ」に大いに書き散らしてくれたのでした。

それがほぼ全女子社員にバレていて、ペタろうでコピペされまくり、すっかり「ウラ」でも何でもなくなってる事も知らずに。

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