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ある事件 ~人を殺めてしまった話~

( TVの放送をみながら )
kaho)この人、、ずっと、ばかにされた人生を送って、ついにカッとなって
   人を殺してしまった。
   不遇な人生だったんだ。
   何がこの人を殺人者にしちゃったんだろう。
   最終的にそれを選んだのは、本人?
神様GREEN)
   本人だね。もうその道しかなかった。
   自分の魂が死にかかっていた。
   魂が存在するために、ひとを殺めた。

   悲しい話だね。とても悲しいよ。

kaho) 彼はナイーブなこころの持ち主だった気がする。
   最初から残虐な人はないんだろうか。

神様) 、、、、、、、、、、、、いや。それはあるかもしれない。
   ただ彼の場合はおそらく違うんだろう。

kaho)  手をさしのべる人、いなかったのかな。

神様) 、、、いたはずなんだ。
   この事件の1番の悲しみ
   1)彼にとってその道しかなかったこと。
   2)手を差し伸べた人はいたはずなのに、わすれてしまったこと。
   3)この事件に関しての扱いが本人の悲しみにまでせまれないこと。

kaho)  なんだか、我も、我もと口々に非難しつづけてまるで楽しんでいるみ
   たい。

神様) 気をつけなきゃいけない。
   正義が満たされるのは、霊にとって、何よりのごちそうだから。
   それは私たちも同じなんだ。
   
   人はみたいものをみる。
   それは仕方ない。
   たしかなものが欲しくて原因を特定したい。
   罪において、グレーににしておけない。
   それが人の弱さ
   恐怖は恐怖ををよぶ。

   2人が3人、、、3人が4人、、。
   ひとりじゃ言えないことも、集団ではできてしまう。

   弱さをたきつける人もいる。
   言葉に影響力 持ちたくて、感情に火をつける人がいる。
   この人が我にかえったとき、ひとりになったとき、
   この人は普通の人なんだ。

kaho) 普通の人?

神様) そう。普通の人だよ。反省もできる。



kaho)  でもこの番組、事実を曲げずに伝えてくれたみたい、、。
   
神様) そういう人のおかげで、私たちは考えを真実に近づけることができ
   る。
   人には立場というものがある。
   きっと様々な考えの人たちが、この報道にかかわったことだろう。
        ここにも闘ってくれた人がいる。
   事実を伝えるために。


   同調圧力の前で、どれほど、真摯な良心が耐えているか
   理解したら、人はもっと自分の言葉に責任を持てるように
   なるだろうー。

   私たちにできるのは考えること。
   そして行動を修正すること。




kaho)聞きづらいんですが、害す方と、害された方って、引き合っているん
   ですか?

神様) いや。引き合っているんじゃない。
   現象としておこった、、、ってこと。
   ひとつの反応としておこった。

kaho)それならこの事件は避けられたのですか?

神様)避けられたかもしれないし、避けられなかったかもしれない。
   パンドラの箱をあけずにすんだかも。
   いや、、やっぱりいずれ、開けられただろう。
   時間の問題だった。
   ただ、、、、

kaho) 、、、、、?

神様)うん、、、、。開け方によっては、もっと無垢なものが出てきた
   かもしれない、、、、。

kaho)無垢なもの、、、。

神様)これができるのは、むずかしい。、、、できる人はとても少ないよ。

kaho)   少ないって千人にひとりくらいですか?

神様) いや、、。3千人にひとりくらいかなぁ。

kaho)どんな人なんだろう?こころに隙のない人かな?
   開けずに済ませられる人もいますか?

神様)いい質問だね。 これは大勢いるんだよ。

      


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