読後感想文「邪悪なものの鎮め方」
内田樹 著「邪悪なものの鎮め方」を読みました。なんか、内田先生が読むブログの数々で話題になっていたため一冊読んどく?と思って借りてきた。
2010年の本なので、未曾有の大災害=阪神大震災、コワい伝染病=新型インフルエンザの時代であり、しかし2024年現在これが東日本大震災とコロナウィルスに置き換わって当時よりもっと恐ろしいことを経験したのだけれどすでに2010年に、これよりひどくなった場合を示唆していてその通りになっているので学者様とはすごいものだなあなどと。
中には人の住んでいるところには神社やお寺が必要であると書かれていてちょうどKん家は今年組長で、地域の神社への奉納金を集金していたところだった。出すか出さないかは各家庭の任意だから払わない家庭もあるけれど、その意思表示もしないから何度も訪ねる羽目になったのでその辺をきちんとしない人こそが災厄かもしれない。
神社のない場所には瘴気がたまる、と本には書かれていて、そういえばこの地域にも神社があって秋祭りをやっている。やらなくなったら多分ここにも瘴気がたまるのだろう。それなら年1500円でなんとかしてくれるなら安くないだろうか。
こういうことが分かるから本は読んだほうがいいと思った話。