めちゃめちゃ言う親だが何か

 公立トップ校に受かる子に共通する「親の育て方」って記事、東洋経済オンラインの石田勝紀先生の連載の最新号を読みました。Kはもう高校生の親なので答え合わせとして。でも中学生もいる。
 中学1年生の保護者からの質問による記事で、6個先生は上げておられて1つ目が絶対にこれ系の記事にあるやつ。
 勉強しろって言わない親。
 これ鉄板。
 プロ野球選手をガチで目指す子どもに親はいちいち野球の練習しろって言わんじゃろ。
 Kは言う親です。めちゃめちゃ言う。言わなきゃ趣味の勉強しかやらないから。
 あとは概ね先生のおっしゃる通りかな。でもそれ以外の5項目は子どもを尊重している様を言っているだけだから、どこのおうちだってやっているのではなかろうか。
 この記事は公立トップ校って言っているから高校受験の話だろう。子どもが中1になってからトップ校に受かるのってどんなおうちの子?とか愚問だなあとたぶん先生も思っているのかもしれないよね、勉強しろって言わない親以外の項目って答えになっていないから。だからKも当てはまるし、質問者にも当てはまる部分があると思うんだよ。
 先生も大勢教えてきて伸びる子はそういう傾向あるけども、全員トップ校、ひいては東大行きたいって思ってやっているわけじゃないこともちゃんと分かってるから前置きが長いわけで。
 だもんでこういうことを聞きたい人って何?って(読むKが悪いのは置いといて)思うんだが、おおよそ物事に対する解像度が高くない系なのかなあなどと。
 Kの周りではトップ校に受かった子は、小学校高学年の頃には既にあの子トップ校に行きそうだなあと思っていた。Kもうちの子はトップ校に行きそうだなあと思っていた。
 行きそうだなあと思ってた子の保護者はそういうことは言わないし聞かない。
 トップ校に受かる子の育て方を知っているから聞かなくてもいい?違うよ、自分の子どもを育てているから聞かなくてもいいのであって、そこん家にはトップ校に受かる子がいたって話。
 記事はノールックで子どもの意思に任せておける親がそう、ともとれる内容だけど、プロ野球選手になりたい子どもに野球の練習しろって言う必要はなくても、練習試合に連れていったり応援したり励ましたりユニフォームを洗濯したり弁当用意したりは親のやることだよね。すると親が趣味楽しむ暇なんかないだろうし、いろいろ身の回りの世話だっている。子どもにより必要なサポートは変わるもんで、記事を鵜呑みにして親が自分の人生を楽しんでいていいほど優秀で自主的に勉強できる子じゃないとトップ校に受からないんだ~って思わせるのもどうなんだ。
 中にいるとさ、大谷翔平か芦田愛菜ばっかりいる高校と思われて迷惑なんだよな。よーく読めばそういうことは言ってないんだけどこういうことを聞く人ってよーく読まないじゃんね。