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📖凪良ワールド💞💐

『愛しのいばら姫』

トップモデルの美山靫彦(みやまゆきひこ)の唯一安らげる場所は紺と綾野のゲイカップルのマンションだ。

ロシアと日本の血をひく美山の美貌は豪奢ななかにもアンニュイなアジアンテイストを含みパリコレからのオファーも絶えない。彼の回りには常に色んな注目で気が抜けない。

そんな「美山靫彦」の作られた偶像は美山自身とはどこか遠い存在だ。
本当の自分を出せる場所は少ない。
他人との関わりを無駄でナンセンスとおもう。幼少期から自分の食いぶちは自ら調達せざる終えない環境でむだな人間関係を排除する事を学んだ。

一方では社会生活をする上では、生活不能者でもある。家のなかはチラカリ放題。ライフラインの手続きなんか知ったこっちゃない❗️
「良いんじゃない?靫彦が掃除機かけてる姿見たくないよ」と崇められる始末。

今日も電気が止められたマンションから逃亡中。

スタイリストの紺とヘアメイクの綾野その先輩でデザイナーの久保田は気のおけない憎まれ口も叩ける数少ない仲間だ。

ファッション業界の登竜門であるモードフェスで久保田たちのチームモデルが欠場というアクシデントに紺と美山がピンチヒッターで登板したことがきっかけだが、このおはなしは『365+1』で😆

「孤高のモデル」を「ユキ」と呼びプラチナアッシユの髪をグシャグシャにできるのは久保田ぐらいなものだ。 じゃれあいながらも、久保田は美山のモデルとしてのプロ意識を誰よりも買っていて、「ユキを俺のブランドのイメージモデルに絶対する❗️」と宣言。「新興ブランドのくせに厚かましい❗️」「いいね~❤️その高飛車が逆にそそる~❤️」「いいかげんにしろ」
小競り合いするふたりを紺と綾野が
笑う🎵

人嫌いでわがままで強がりなくせに危なっかしい山猫みたいな美山を、気づけば手懐けてしまう久保田。

もしかして俺は久保田を好きなのか…⁉️

自分の気持ちをもて甘し、否定してみるが、一緒にいると安心していることに焦る靫彦。

が、久保田には心の奥にマドンナがいて…💦✨💐

ああ言えばこう言う。強がってるけどか弱い。孤独が好きなくせに寂しがり。おもいっきり裏表ばかりの靫彦が、めちゃくちゃかわいい❤️

「365+1」ではすれ違う紺と綾野を持ち前のツンデレで引っ掻き回し、ふたりがくっつくキューピッドだった😃

スピンオフでは終わらない彼らの今後がもっと読みターイ‼️✨



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