ApexLegends VTuber最協決定戦 事前練習カスタム7回目の雑感(TST 東京スカルタウン応援視点)とか。

 始めにお断りしておきますが、僕はこのゲームは好きですけど、上手くはないです(ゲーム内のランクもプラチナ4で止まっています)。あと、ゲームを知らない人やカスタムマッチを視聴していない人に向けての注釈はしないので、ご了承ください。

 4回目の雑感などはこちらから → https://note.com/kahiro_/n/nabd3d281510d

 その上で、主にチーム 東京スカルタウンTST) の応援視点からの話をしようと思います。

 TSTはバーチャルユーチューバー(VTuber)

はちてん。さん

パカエルさん

瀬戸あさひさん

の3名によるチームです。VTuberは個人として活動している方と、法人(企業)に属して活動している方がおりますが、TSTのメンバーは全員個人VTuberです。

 今回、クローズアップする事前練習カスタム7回目について、2PC配信が可能となった瀬戸あさひさんの視点からの雑感を述べます。

【カスタムマッチ 1戦目】

 TSTの判断の良さが伺えるポイントを。

 ①火力発電所駅北側崖での待ち・押し・退き

 ②火力発電所駅からザ・ツリー西側への移動

 ③ザ・ツリー北西側での押し・退き

 ①について。TSTはデスプロテクションを用いて押したことにより前方にいたチームが挟撃を恐れて退く判断(※これは良判断と思います)をしたため、当該ポジションを占拠成功。火力発電所駅にはまた別パーティが入っていたのでここでTSTは待つ&索敵重視に切り替えます。

 デスプロテクションを使用した後は敵部隊を殲滅させたい気持ちが強くなりますが、TSTは状況を考慮して「無理に攻めない」ことを重視しているようです。多分、この部分が他のチームとの差異を生じさせていると思います。余談ですが、デスプロテクション中にデストーテムに強制的に戻りたい場合はフラググレネード、テルミットグレネード、地形の溶岩等により自分にダメージを与えることで戻る事も可能です(※アークスターだと100ダメージにならないので注意が必要です)。高所から低所に攻めて戻りたいとき等に便利な知識だと思います。

 ②について。ここでは接敵するかもしれないけれども、アルティメットアビリティを使用してアドバンテージが取りやすいルートを選んでの移動と思われます。実際、先に他のチームが居たのですが、ポータル移動をしていたので、牽制射撃とポータル出入口に対してサイレンスを使うことでポジション占拠ができたと思います。その後もリング収縮に合わせたムーブができたのが好判断だと思います。

 ③について。TSTはデスプロテクションと防衛爆撃を使用することで奇襲をかけることに成功するしますが、逃げる相手を深追いしないで退いてポジションを取ることを優先します。

 この試合、サーバーエラーにより試合結果表示ができなかったものの、あさひさんがキルリーダーになるという結果も出ました。

【カスタムマッチ 2戦目】

 TSTは仕分け工場駅でチームGGに全滅させられてしまうという結果に。この場面で、結果論でしかないのですが、TSTが生き残れた可能性として、駅中央側に行くのではなく、階段を登って2階で待ち伏せ、サイレンスは階段下もしくは上に発動させることで相手の突入に対してフォーカスを合わせやすいので(※線路側からのよじ登りには注意)ワンチャンスあったかもと思います。相手のデスプロテクションに対してはカウンターでデスプロテクションを出すか、大きく逃げるか、建物に入って侵入経路を絞り侵入者に対して一斉射撃という手段が考えられると解説で言っておりました。

【カスタムマッチ 3~5戦目】

 ここからはチャンピオンムーブでキルを拾いつつ3連続チャンピオンを取るという安定した強さを発揮しておりました。3戦目については、あさひさんが今回2度目のキルリーダーを取るという快挙も。


 今回のマッチでTSTは「強い」「練度が高い」という印象を周囲に与えたと思います。対策・研究が更にされることと思われますが、意図的に降下地点を被せ初動からファイトを仕掛けてワンチャンスを狙おうとしてもランドマークが固定ではないので難しいかなと思います。TSTは更なる高みへ行けそうな気がしているので、目が離せないです。応援しています!

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 ここからは余談。

【余談その1】

 この大会について、当初は「VTuberの選手のみの力で競うものなのかな」と個人的に思っていたのですが、主催である渋谷ハルさんの意向により、事前練習カスタムには助っ人にプロゲーマーが入ったり、またプロゲーマーがコーチに入っている状態です。このこと自体は、VTuberとプロゲーマーのコネクションが強まる事であったり、VTuber界隈のゲームスキルアップにつながることでもあるので、とても興味深い方針と思っています。課題として、

①個人VTuberよりも、法人VTuberはプロゲーマーとのコネクションが強いのでコーチ依頼の点で有利になること

②現状、オブザーバー視点に入り他のチームを研究しやすい状態にある状況でのコーチングができている人と、そうでないコーチがいる模様

③コーチ兼助っ人として試合に参加しているプロゲーマーが強く≪個の力≫をぶん回しているので、それがそのチームのスキルアップに資する状況にあるのか

という部分があるかと思われます。

 ①について、法人VTuberがアドバンテージを持ってしまっている現状なので、手間暇はかかりますが、機会均等化の為に、運営側がコーチ不在の各チームのために、コーチを募集・推薦・斡旋・依頼等をするということをするのも一つの方法であるかなと思います。

 ②について、全体の状況を把握し大まかな傾向を解っている人と、そうでない人とでは、コーチングの質が変わってくると思われます。チームからの申請により、抽選でコーチがオブザーバーに入れるようにできると、より良いかなと思います(オブザーバーの枠が限られているため)。ただし、事前練習カスタムに参加していないチームのコーチはオブザーバーに入れない等の制約は設けて良いかと。

 ③について、TSTの場合、チームメンバーのランクは はちてん。さんとパカエルさんがダイヤ、あさひさんがプラチナなので、マスターのプロゲーマーと接敵するとなると楽ではないと思われることと、そのチームがプロゲーマー依存の戦い方になると、本番に向けての調整が難しくなるのではないかという部分が疑問です。前者についてはスキルアップにつながることもあると思われますが、後者については、VTuberの選手が「ただ試合に参加しているだけ」という形になってしまわないかという部分を懸念しております。

【余談その2】

 今回、TSTの動きを瀬戸あさひさん視点で見ていたのですが、多分持ち物や初動の武器チョイスの面において、より最適化ができそうな印象でした。

 最終的にR-301カービンとマスティフショットガンを持ちたいということであれば、初動でそれらが拾えなくても、ライトアモ武器(RE-45、オルタネーター、R-99)+ショットガン(EVA-8)という持ち合わせをすることで、R-301とマスティフショットガンを拾った時にカスタムパーツを移行できるのと、ダブルタップトリガーや余剰の2倍スコープをEVA-8に付けておくことで、チームメイトに渡しやすくなる(バックパックを圧迫しない)というメリットもでてくるかなと思います。また、サイトも3倍への拘りがあるのか、1倍~2倍可変式ホロサイトや2倍~4倍可変式ホロサイトを拾わない場面もあった様に思えます。ホロサイトは丸い枠により視界が遮られるので少々見辛さはありますが、チーム戦術的に1倍のままだと厳しい場面が出てくるので、柔軟性が高まるといいなと思っています。

 また、あさひさんは、味方も十分にシールドセル・シールドバッテリーを所持している状態でのバックパックの中身の優先順位で戸惑っている場面が散見され、特にアルティメット促進剤を拾った時の対応に時間をかけていたので、「ライトアモは後でも拾えるだろうし はちてん。さんからもらえる」くらいの考えで「ライトアモ落として促進剤拾うので、あとで弾をもらうかもよ」と伝えるとより良いのかもしれません。

【余談その3】

 事前練習カスタム7回目で、あさひさんのゲーム環境がノートPCから渋谷ハルさんの家に落ちていたデスクトップPCに変更されたことにより、配信も含めてカクつきがなくなり、よりゲームをしやすくなったと思われます。しかし、今回のあさひさんについて覚醒したなと思う部分は

①サイレンスの使い方・当て方が上手くなっている

②チームメイトに対して提案できるようになっている

の2点です。

 ①について、サイレンスはクールタイムはありますが、何度でも遮蔽の反対側にも投げられる攻撃であり、ポータルの出入口やドアの前、ジップラインの終端等にサイレンスを発動させることで相手の進入を渋らせたり、また範囲は狭いですが相手からの視界を遮る為に使用することも可能なスキルです。あさひさんは要所要所でサイレンスを使い相手チームの「次の一手」を上手く封じていたと思われます。

 ②について、チームメンバーの位置を強く意識するようになったためか、パカエルさんに退く指示を出したり、トーテムを出すタイミングや位置の確認を自分からできるようになっているのは、事前練習カスタム6回目までと比べて大きな成長だなと思います。はちてん。さんが「球を出して!」と要求する前にサイレンスを出している場面もあったので、よりスキルが高度になってきていると思われます。

【余談その4】

 レヴナント構成のチーム、マップ中央から展開していく 漢度3000倍 と外周から展開していくTSTとでは、事前練習カスタム6回目までは延長戦も含めると 漢度3000倍 の順位やキル数が多いマッチが顕著だった印象ですが(※統計は取ってないですごめんなさい)、7回目では圧倒的にTST優勢という結果が出たので、今後レヴ構成チームの戦績がどのように変化していくのかに注目しています。

【余談その5】

 TSTが試合で優勝すると、TSTの配信に低評価を点けにくる方がいらっしゃるのですが、もしそれが「推しのチームが負けた腹いせ」として行っている行為であれば、推しがその事を知った場合に同時に悲しむことでもある、というところまでを考慮した方が良いと思います。決して喜びはしない行為ですよ。

【余談その6】

 これは今の段階で話すことではないと思っていますが、大会終了後、大会に参加した異なるチームの選手同士のApexLegendsコラボを期待しています。多分、プロゲーマーだとそんなコラボが簡単には許されないと思いますが、VTuberならではの横の繋がりが強いという部分を活かして、熱気が冷めない内にファンへコンテンツを提供していくことで、より界隈が盛り上がるのではないかと思われます。

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 前回の手記に引き続き。

 渋谷ハルさんへ。管理・運営は大変であると思いますが、応援しております。楽しく、熱いコンテンツをありがとうございます。

 以上です。ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。一緒にVTuber最協決定戦を楽しめたら幸甚です。それでは。

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