ApexLegends VTuber最協決定戦 事前練習カスタム4回目の雑感(東京スカルタウン応援視点)とか。

 始めにお断りしておきますが、僕はこのゲームは好きですけど、上手くはないです(ゲーム内のランクもプラチナ4で止まっています)。あと、ゲームを知らない人やカスタムマッチを視聴していない人に向けての注釈はしないので、ご了承ください。あと、4回目についてクローズアップした手記となります。

 その上で、主にチーム 東京スカルタウンTST) についての話をしようと思います。

 TSTはバーチャルユーチューバー

はちてん。(赤星はち)さん

 パカエルさん

 瀬戸あさひさん

の3人によるチームです。カスタムマッチ3回目までは、ゲーム開始時のジャンプシップからの降下地点を固定せずに周囲の状況をチェックしながら場所を決めており、好戦績を残せていた印象です。瀬戸あさひさんがファーミングでチームでの移動に少々遅れたところを追撃してきたチームに詰められてキルされるものの、はちてん。さんとパカエルさんの好判断と高い技術力でチャンピオンを取るという場面もありましたが、練習量が多くて連携が上手く取れているところやリカバリーが上手くて見応えがありました。パカエルさんの

「ドーンだYO!」

でカチコミを入れるシーンも面白かったです。そして何よりもすごいと感じるのは接敵しているチームがどこでプレイヤが誰なのかを把握している点です。キルログで名前と武器のチェック&銃声からどのチームがどこら辺にいるかというマッチの組み立てをしている点です。ダメージや対戦相手の構成、地形環境等の状況から、アドバンテージがあると判断すると詰めていくところが強いなと思います。事前の情報収集の重要さが伺えます。

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【カスタム4回目 1戦目】

 仕分け工場をランドマークとして挑戦する&瀬戸あさひさんがレヴナントからパスファインダーに変更するという新たな試みをしており、また、はちてん。さんの経験によるリング収縮の読みが的中してTSTがチャンピオンになるという幸先の良い結果に。

【カスタム4回目 2戦目】

 1戦目と同じく仕分け工場に降りてからのスタート。パスファインダーの内部情報スキルで早めに第4ラウンドのリングを確認し、第3ラウンドのリング収縮時に強いポジションを確保できたものの、第3ラウンドまではキルが取れにくいというデメリットもある位置取りをしていました。大会ルールとして、1位は12pt、2位は9pt、3位7pt、4位5pt、5位4pt、・・・と順位によるポイントと、1キルにつき1ptを獲得できるシステムのためキルを取る重要さもあるので、先読みしすぎた動きがプラスになるかどうかの判断は難しいと思います。全20チーム参加の場合、上位に食い込むチームは11~13キルポイントを獲得することもあるので、ファイトをせず生存して順位を上げるだけのムーブだと、キルムーブをしているチームにダブルスコアを点けられる可能性も考えられます。

 TSTはチーム 卍よしみ卍 を壊滅させたものの、銃声に引き寄せられた一般参加者チームに漁夫られ瀬戸あさひさんがキルをとられ、生き残った はちてん。さんとパカエルさんも調査キャンプ西部でチーム かなちーくず のデスプロテクションによる攻撃に遭い、健闘したもののパーティ全滅となってしまいました。他のチームの視点等から状況を全てを解った上での結果論でしかないのですが、ワンチャン、かなちーくず が一般参加チームとファイトしていたところにジブラルタルの防衛爆撃を発動させるのも選択肢の一つとしてあったのかなと思われます。もし僕が同じ状況をプレイしていたら、その判断はまずできません。

【カスタム4回目 3戦目】

 チームGG が参戦し、多分事前練習初の大会参加チームのみでのマッチに(大会参加全20チーム中15チーム以上が集まると、一般参加者枠がなくなるとのこと)。15チームでの戦いとなり、TSTは物資の集まりが良かったものの、かなちーくず と チーム リア狂 のファイトしている場所に近付きながらも漁夫らなかったり、火力発電所から南方向へ展開したジップラインを かなちーくず に利用され背後から襲撃を受けてしまったり、クレーバーを持っているのが かなちーくず の叶さんだけではなく、チーム ハッピーセット の夏色まつりさんも所持しておりそれにパカエルさんが打ち抜かれてしまうという、他のチームの視点等から状況を全てを解った上での見解では「歯車が噛み合わない」状況になってしまっていたと思われます。

【カスタム4回目 4戦目】

 こちらも3戦目同様、大会参加チーム(※一部、人数の不足しているチームは一般参加者が加入)のみでの15チームマッチに。ここで、推定 チームGG が降下地点を仕分け工場にしてTSTと被せてきます(推定としているのは、チーム GGの配信が無かったと僕が認識しているため)。TSTが分散してファーミングするのに対して 推定 チームGG は3人で工場内をファーミングしてチームメイトと密な距離での行動をしていたと予想されます。参加チームが15ということもあり、多分 チームGG の方がTSTよりも物資を潤沢にファーミングできていた(それぞれのプレイヤが得意な武器を集められていた)と思われます。そして瀬戸あさひさんのPCでゲーム画面がカクつくというトラブルも発生しておりました(※実際の原因は解りませんが、熱によりPCの処理速度が低下した可能性等も考えられます)。

 このマッチについて、結果が奮わなかったことに対し、TSTは はちてん。さんとパカエルさんが熱く議論をしていたものの、最適解を導くのが難しいことでもあるなと感じました。また、個人的に気になっているのが、瀬戸あさひさんが敵の接近に気付くのがワンテンポ遅れている印象で、それはイヤフォン(もしくはヘッドフォンやサウンドデバイス)やサウンド関係のソフトウェアにも起因している可能性を考えてしまいました。(※実際にどのような環境でプレイしているかは解りませんが、イヤフォンは種類ごとに得意な音域があったり、ソフトウェアによっても音の特性を設定することでゲーム内の足音を聞きやすくすることが可能である場合があります)。

【カスタム4回目 5戦目(延長戦)】

 こちらは1戦目と同じ条件のマッチに。TSTは はちてん。さんが使用レジェンドをジブラルタル→レヴナントに変更。仕分け工場から追ってきたチーム 漢度3000倍 を全滅させた上に保管庫を2つ開けて物資は良かったのですが、フラグメントイースト南側の、位置取りが難しい場所がビジーとなりファイト中に、フラグメントイースト南部から詰めて機を狙ってハイドしていたチーム ブリーチ に背後から刺されて全滅という結果に。押し引きが難しい状況だったと思われます。

【カスタム4回目 6戦目(延長戦・最終)】

 こちらは1戦目と同じ条件のマッチに。今回のランドマークとしている仕分け工場で、4戦目同様 チームGG と降下ポイントが被る展開となり、工場内を途中からファーミングしようとしたパカエルさんが チームGG に接敵しキルされてしまうものの、リスポーンでリカバリー成功。しかしハーベスタ西側の線路上で チームGG に後ろから刺され瀬戸あさひさんがキルされ、その後も チームGG の追撃によりパカエルさんもキルされてしまいました。生き残った はちてん。さんも一般参加者チームによりキルされてしまう結果となってしまいました。

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 と、4回目はTSTは新しい取り組みを試していたと思われます。配信アーカイブからいろんなチームに研究されている状況なのだろうと思いますが、挑戦をし、その結果から次に活かそうと創意工夫する姿勢も含めて僕はTSTを応援しております!

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 さて、ここからは余談とかです。

【余談その1】

 配信内でTSTメンバーが話していたことですが、わかりにくい表現を避けることも重要だと感じました。

 マップの北を「上」と呼んでしまったり、また屋根や屋上を「上」と呼んでしまったり、ピンを刺さずに「ここ!ここ!ここ!」と言っても味方に伝わりづらくなることが考えられます。また「前後左右」等の指示は、全員が同じ方向を向いていることが前提なので「東西南北」等の方位を活用する方がより良いかもしれません(多分大会参加者は地形を見ればどこにいてどの方位を向いているか、雰囲気や感覚でわかるのではないかと思われます)。

【余談その2】

 チーム 漢度3000倍 にかかわるお話です。

 どの大会参加チームも 漢度3000倍 を警戒しているためか、漢度3000倍 がランドマークとしているフラグメントウエストだけでなく、フラグメントイーストにも降下しないという状況になっている模様です。このため、漢度3000倍 はフラグメント両地域の物資をファーミングすることが可能で、その後は銃声の鳴る方へ移動してそこでの戦闘終了後に奇襲をかけるというローリスクハイリターンの漁夫り戦術が目立つように感じます。

 これを逆手に取ると、フラグメントイーストは空いている可能性が高いので、どこかのチームがランドマークにするチャンスがあるのかなと思われることと、フラグメントイーストがフリーになってしまった場合、漢度3000倍 の動きが

 ウエスト → イースト → 銃声の鳴る方(エピセンター、フラグメント~展望間の集落、仕分け工場方面)へ移動&リング外ムーブしてでもキルを取りに行く(※安全地帯にも因る)

となる傾向にあるのかなという印象がします。物資が揃っていて相手の居場所が分かり、ラウンド1のリング収縮約20秒前でレヴナントのウルトが100%になるので強引に攻めることが可能で強い動きだと思います。

 そして更に 漢度3000倍 の強いところは、フラグメントウエストをファーミングした後に場所を移る時から、3人密状態となり移動するところだと思います。バーチャルゴリラさんが常にチームメンバーの位置を意識しており、足並みを揃える事を重視しているように感じられました。なので「誰かが突出している/遅れている」という状態は殆どなく、ダメージを受けたチームメンバーが下がってヒールしている間に他のプレイヤが攻撃をする、というスイッチもスムーズに行え、また密状態であることによりチームメンバーが同じ視界であることも強みだと感じられました。バーチャルゴリラさんが築き上げてきた戦術理論がチームメンバーに浸透しているからこそ、結果が出ていると思われます。

 あと、フラグメントウエストという場所は、ジャンプシップがどの航路でも行くことができるマップほぼ中央部にあるので、この場所へ、他のチームと被ることなく降下できることは、安定した試合運びができるのかなと思われます。そのアドバンテージに対して、かつてTSTがフラグメントウエストに被せて降下して勝負するという挑戦をしておりましたが、今後、他のチームが現状に対してどう対応していくのかを楽しみにしています(勿論、漢度3000倍 だけを意識した動きをしてもチャンピオンになることは難しいと思われますが)。

【余談その3】

 TST視点でのお話をしてきましたが、事前練習カスタム4回目は、いろんなチームが作戦を見せ、劇的な展開があり、見せ場が多かったと思われます。どのチームも可能性を秘めており、大会までの練習によってはより大きく成長する可能性を感じております。TSTを応援している立場ですが、事前練習とは言えカスタムマッチに参加しているVTuberの皆さんの情熱により、視聴しているこちらの心も熱くなっております。参加選手全員を応援したいというのが本音です(><)

【余談その4】

 事前練習カスタムで自分たちの動きを他のチームに知られてしまう事は非常に不利なので、ストイックに勝利を目指すなら「配信をしない」という選択肢があるにもかかわらず、VTuberとして、配信者として、手の内を晒すこととなってもファンの為に配信する方々に敬意を表します。

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 最後に。

 渋谷ハルさんへ。管理・運営は大変であると思いますが、応援しております。楽しく、熱いコンテンツをありがとうございます。


 以上です。ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。一緒にVTuber最協決定戦を楽しめたら幸甚です。それでは。

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