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円安対策緊急提言 「外貨準備を活用せよ」

外貨準備を活用せよ

ドル円相場は今140円を超えて143円で推移しています。
ここで、円安対策として緊急提言をしたいと思います。

今、岸田政権は物価高対策としてガソリン補助金をだしてます。ガソリン価格を抑えるために石油元売りにお金をだしてます。これはマーケット的に見るとセンスがないというか筋が悪い話です。

というのは、石油というのは国際商品であってドルじゃないと買えないです。なので、いくら日本円で補助金をだしたとしてもドルに替えなきゃいけないのでドル買い圧力がずーっと続きます。ループが起こるります。そうすると、どうしても円安になりやすい。ましてや原油高で貿易赤字がかさむとなると円安になりやすい傾向が起こります。
なので、ここで提言したいのは

補助金を初めから「ドル」でだすこと。

これによって、マーケット的には整合性が取れます。
ドルでだす提言、というのは日本がドルが湧いてでてくる国だからなんです。外貨準備が1.3兆ドルあって、そのほとんどがアメリカ国債で運用されています。金利収入が2%ぐらいありますので、大体250億ドルとか毎年ある訳です。日本円にすると3.5兆円ぐらいです。3.5兆円ぐらいありますので、これを有効的に使っていく。ドルが湧いてでてくる、産油国ならぬ産ドル国ですから例えば、産油国が湧いてでてるく石油をドルに替えるように我々も産ドル国でドルが湧いてでききますので、これを外国に売って石油に替える。
というのが良いトレードになると思います。

今、物価対策でだしてる補助金が1兆円ぐらいあって追加が決まりましたので5千億円ぐらい追加で1.5兆円ぐらいになると思います。
全体的に見ると、石油の買付は今年たぶん12~13兆円いくと思います。上期だけで6兆円ぐらい買ってますので、全体の4分の1ぐらい。3.5兆円だしたとしたら全体の4分の1ぐらいになります。それぐらいの補助金をだして、ガソリン価格でいうと1リットル150円以下に抑えたい。
これによって、ドル買い圧力も軽減されますので、円安になりにくくなるということが起こります。で、物価の安定にも寄与します。

全体の投機マネーから見れば、規模としては小さいのですが基礎的なマネーのフローとして、ちゃんと見てますから。貿易赤字がどれぐらいあるかとか、ドル買い需要がどれぐらいあるか見られてますから、こういったフローを軽減することによって円安になりにくくなります。

せっかくドルの価値が高くなってますので、この価値を利用して、外貨準備を大いに利用して。
円安対策と物価高を抑えていく、ということを提言したいと思います。

これは、石油だけなく飼料、肥料といった国民の生活に関わる輸入品にも適用できます。


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