2021年11月15日 パラセクト続報
前回からの訂正
パラセクトはピカブイではあなをほるを覚える。剣盾にはいないので、実質最新世代では習得扱いか。またパラスの口は明らかに作画されていて、セミのように突き刺して樹液を吸う形ではなかった。たぶん雑食寄りだと思う。
生物学に詳しい友人の話
生物学に詳しい人曰く、眼柄の有無(目玉が身体から飛び出ているかどうか)も着目点で、それとは別にカニムシという動物(大まかに言うとサソリに近い生物)も参考になる、はさむ・ハサミギロチンを覚えない点からハサミではなく鎌(昆虫の手の先についてるキザキザ)の可能性もあり、その場合はカマキリやシャコやヨコエビが参考になるとのことだった。
ムシとキノコの関係
パラスの説明
むしの せなかに はえているのは とうちゅうかそう という キノコ。そだつと キノコも おおきくなる。(赤緑など)
ぜんしんに キノコのほうしを あびて うまれてく る。からだが そだつと せなかから キノコが はえてくる。(金)
その他にもさまざまなバージョンの図鑑説明中にキノコがとうちゅうかそうという名前である旨が記述されている。また、説明中の主語や主体は常にムシの部分であり、パラスはとうちゅうかそうという名前のキノコを背負ったムシのことであることが窺われる。
パラセクトの説明
ムシから エキスが すえなくなると せなかのキノコは ムシの タマゴを みつけて ほうしを うえつける。(クリスタル)
からだよりも おおきな キノコが パラセクトを あやつっている。 どくの ほうしを ばらまく。(D、Ptなど)
一方でパラセクトの図鑑説明となると、パラセクトが何者なのかは瞭然ではなくなる。キノコがパラセクトを操る・キノコの意思で活動するなどの記述から、少なくともパラセクトがキノコ単体の名前でないことは明らかだが、それがムシのことなのか、それともムシとキノコの共生した存在のことなのかは不明確だ。
また、ムシとキノコは先天的に(たとえば母子感染のような形で)共生しているわけではなく、ムシがタマゴの時代に他のパラセクトによって感染させられているらしい(この際、ムシが固有の主である必要があるのか、それともとうちゅうかそうに寄生されたムシなら誰でもパラスと呼ばれるのかは詳らかでない)。
パラスの進化論("環境考察")
とうちゅうかそう側がムシに寄生するパラスにとってキノコに寄生されるメリットは何だろうか? この問いに対して私はタイプ相性仮説を提唱したい。
パラス・パラセクトの生息地で、同じフロアに出現するポケモン(つまり自然界におけるライバルだ)は以下の通り。
おつきみやま
ズバット、イシツブテ、ピッピ(、オムナイト、カブト)
サファリゾーン
ニドラン、ニドリーノ、ニドリーナ、ドードー、タマタマ、サイホーン、ガルーラ、ストライク、カイロス、、モンジャラ、ラッキー、ベロリンガ、モルフォン、ケンタロス、コイキング、ヤドン、コダック、クラブ、ミニリュウ、ハクリュー
ハナダのどうくつ
ゴルバット、スリーパー、レアコイル、ドードリオ、ギャロップ、モルフォン、アーボック、サンドパン、ユンゲラー、ライチュウ、メタモン、サイドン、ガラガラ、マルマイン、ラッキー、ゴローン、クサイハナ、コイキング、トサキント、ニョロモ、ヤドラン、アズマオウ、キングラー、シードラ
(以下めっちゃ草稿。ダメージ計算が得意な人だれか考えて)
くさタイプを得ることで周囲のポケモン(特にみずタイプ相手)に強くなり、繁殖までの生存に有利に働いた? 繁殖後の生存は必須ではないため、キノコに自我が乗っ取られるリスクは自然淘汰の規模では問題ではない。
くさタイプの弱点はむしタイプと重複している部分が大きい(第1世代でのみむし・どく間は相互にバツグンであることにも注意)ので、ほのお・どく・ひこうタイプへの不利はそもそも影響が小さく、みず/いわ/じめん/でんきタイプに有利を取れることが重要だった?
ちなみにパラセクトのすばやさ種族値は30しかなく、これは151匹中140位(サイホーン・イシツブテ以上、サイドン・ゴローン以下)なので本当に貧弱である。大丈夫なのかこの生物……。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?