2022年6月20日 読書記録

キングコング

★事前の印象                   
 仲間内のTRPGで知性ゴリラを演じる予定を作ったので、これから演じられる彼の教養深さのために履修。
 任天堂の有名ゴリラも確実に影響を受けたであろう名作。
(ゴリラが美女を誘拐すること自体は、そういう伝承があったそうなので誰かの創作でないらしい)

★実際の感想
 女優と出会って10分で出航→髑髏島での冒険→NYで暴れるコング!

☆女優の扱い
 出会って10分で出航します。行き先も知らされないまま、「冒険映画を撮るぞー!」の一言で。
 最近見たいろんな映画でもそうだったけど、なるほど確かに昔の映画では女性の扱いがアレな作品も一定数あるな……

☆ベクデル・テスト(wikipediaより引用)
ジェンダーバイアス測定のために用いられるテストである。テストではあるフィクションの作品に、最低でも2人の女性が登場するか、女性同士の会話はあるか、その会話の中で男性に関する話題以外が出てくるかが問われる。2人の女性に名前がついていることも時としてテストの条件に付加される。

☆コングの撮影
 40センチほどの全身人形のほか、頭部や胸部、腕部は等身大の模型も用いて、ストップモーションで撮影されたらしい。
 またコングのライバルとなるステゴサウルスやTレックスはリアプロジェクションで背景に映し出されているシーンもある。
 特撮(特殊撮影)を特撮たらしめるSFXってやつだ。映画と言えばCGしか知らないような世代なので、何を聞いても「なるほど!」感がある。

猿の惑星

 全然面白くなかった。SFなのに一切の考証を投げ捨てて、その上ストーリーまで陳腐(当時は斬新だったかも?)となると、苦痛度が高い。実写デビルマンの方が気楽に見られたので、実デビの方がマシかもしれない。

 宇宙飛行士が未知の惑星に不時着して、その惑星の大気や重力が地球そっくりで、植物らしい植物もある、猿もいるとなると、いくらSFではなくファンタジーみたいに捉えたとしても、「まるで地球みたいな惑星だ……」「地球に帰ってきてしまったんじゃないだろうな?」って台詞が入らないのは絶対におかしい。
 猿が言葉を話すのもおかしい。(まあSF映画だから気にした点ではあるけど)あいつらの口腔や声帯で人間みたいに発声できるはずがない。

ピロクテーテス

 「無料でギリシャ古典の劇が観たい~!!」と思って探したら、声劇ならあった。そういえば声劇って初めてなんだよな~!

 朗読しているのはアマチュアの人みたいだけど、とても声が良い。(ド初心者なので正しい発声とかはわからないので言及しようがない)

 話の内容も、あんまり知らんやつなのでどうとも言えんなぁ。途中、イーリオン(地名)と聞こえたのでサンホラを連想したけど、あってるのかな……。

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