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竹の細工

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竹細工も大雑把に分けると青物細工、白物細工、染め物細工とあり。 うちは染め物細工で竹工芸のジャンルになります。
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#亀甲盛り皿

蕎麦屋に納めた亀甲盛り皿

蕎麦一人前の亀甲盛り皿は直径22cm 最初に依頼された蕎麦屋さんと試作を重ね、一人前を盛るのにちょうど良い皿の寸法、編み方、編み目に出来る穴の大きさを決めた。 編み目の穴の大きさは、蕎麦を盛っても水が下に落ちないように。 今では数軒の蕎麦屋に納めている。 蕎麦屋ともなると使用頻度が半端なく、年に1,2件の修理が入る 一昨年、埼玉県の蕎麦屋から修理の依頼が入った。 皿が届いて、その色味の変わり具合に驚いた 右がその皿 左が通常の色 制作者である飯島と変化の理由を考える

亀甲盛り皿

30年作り続けている皿、編み方が亀甲編みというので亀甲盛り皿。 竹細工は編み方をその籠の名にする事が多い。 麻の葉編みだと麻の葉の皿とか麻の葉の舟籠とか。 竹細工を大まかに分けると ・青物細工 青竹- 生えている竹を処理加工せずにそのまま細工する      ・白物細工 白竹- 青竹を煮沸処理(湿式)もしくは加熱処理(乾式)し         て竹から青味を抜き白い竹にして細工する           白物はクラフトと呼ばれる事が多いです ・染物細工 染め竹-青竹もし