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【6月9日】おすすめ教育ニュースまとめ📝

今週の配信記事の中から、気になる「おすすめ教育ニュース」をピックアプしてお届け!みなさんの記事に対する意見は、ぜひnoteのコメントにお願いします🙇


【コメント】
 男子校の中で行われている性教育の実際について丁寧に描かれていました。実際に起こりうる予期せぬ妊娠について生徒たちに「女性から『妊娠した』とLINEが来たらどうする?」と質問。妊娠したパートナーである事実を隠そうと思っても、「裁判になったら子どもの権利の観点から、無効になります」と家庭科教員の龍崎翼さんはいいます。“男子校”だから女性の理解が足りないのではなく、純粋にどの学校であろうと「性」や「パートナーシップ」について考える機会が少ないと考えます。こうした多教科横断の実践例がカリキュラムとして整理されるとよいですね。


【コメント】
 近年より一層の注目を集めている「地域みらい留学」。“高校の立地自治体は生徒を集めようと、特色あるカリキュラムや制度作りを工夫”し、主に都心部の生徒が親元を離れて学ぶ選択肢として2018年より広がってきました。過疎地域の高校が生き残る手段として、非常に大きな影響を与えています。中学生の時にこの選択肢があったら…と考える方も少なくないのではないでしょうか。費用の面でもサポートしている自治体があり、今後も認知拡大していくことは間違いないでしょう。


【コメント】
 “既存学校に代わる新しい学びの選択肢となるべく2030年までに生徒数3万人の「日本一の義務教育学校」を目指します。”と冒頭からキャッチーなフレーズを拝見しました。オンラインの居場所と、対面でのプロジェクトが掛け合わされて、全国各地で多種多様な学びが多発するという流れになっていくことでしょう。もはや「地域の公立学校に行く」はあくまで選択肢の一つで、こうした選択肢が当たり前のように選び取られる時代はそう遠くないと感じています。


【コメント】
 フォルケホイスコーレ(人生の学校)という言葉をご存知でしょうか。社会人が学び直し(リスキリング)したり、自分を見つめ直して再出発したりする場所として、デンマークから取り入れられました。デンマークでは6ヶ月以上参加することが多いとのことですが、日本(北海道東川町の事例)では1週間程度のプログラムを選択する人が多いそう。これは短期間でもリセットすること自体に効果があることを示唆しているのかもしれません。私は、人生について考える機会は幼い頃からもっとあったほうが良いと思います。


【コメント】
 高校生を対象とし「教員養成プログラム」を実施し始めた上越教育大学。大学への進学から教員になるまでを後押しするようなプロジェクトで、興味深いです。昨年度の高校生の卒業後の進路は、大学や専門学校などが80%ほど、就職が15%ほど(文部科学省, 2023)となっています。まだまだ大学に入ってから就職に向けて、と考える人が多く、高校時代から、「自分が将来仕事にしたいこと」に向けて学ぶ機会というのは多くはないと推察します。「新潟で教員になりたい」という高校生が、いち早く学びを進められる機会に期待です。


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キュレーター:竹之内大輝

1998年神奈川県生まれ。宮崎県で育ち、宮崎西高付属中・宮崎西高を経て筑波大学体育専門学群に進学。体育スポーツを専門に学び、小学校と中高保健体育の教員免許を取得。

大学卒業後、2021年にもあふるオンライン教育実習を立ち上げ、教員を目指す学生を対象として、教員養成過程では学ぶことが難しい「目の前の児童生徒の実態に応じた人権教育」を実践するための学びを届けている。2024年4月に一般社団法人もあふるへと法人化。つくば市内でみんなの食堂や教育イベントの立ち上げも行う。また、常勤講師として小学校特別支援学級に勤めて3年目となる。

一般社団法人もあふる代表理事/小学校特別支援学級担任/つくば子育て&教育サミット実行委員長/TABOOを語る教育サミット実行委員/つくば市消防団員/吾妻みんなのひろば代表