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【7月21日】おすすめ教育ニュースまとめ📝

今週の配信記事の中から、気になる「おすすめ教育ニュース」をピックアプしてお届け!みなさんの記事に対する意見は、ぜひnoteのコメントにお願いします🙇


【コメント】
 「全く読書しない」のはどの世代でも30%を超えていることを考えると、10代の受験期に向かう子どもたちの読書率が下がるのは無理がないでしょう。大人がその姿を示さないと子どもにとっては選択肢が現れないわけですから、読書率を上げたいのであればスマホを見るのをやめて読書に親しむ姿を見せることが必要だと思います。ただ、そもそも読書をする目的を考えてみると、「視野を広げる」「言語表現の幅を広げる」など様々ですが、これは読書ではなく他のことでも補えるものかもしれません。つまり、「全く読書をしない」=問題だと捉えることは短絡的だと考えます。


【コメント】
 子どもの自殺予防のために、面談などの対策を練っていきましょうという流れがあります。私が務める自治体では、「先生あのね」という相談窓口を登録できるように通知する動きや、相談先を知らせる動きがありました。ただ、自殺に追い込まれるほど苦しんでいる人は、そのような選択肢があっても相談できないくらいに追いやられているのではないかと思うんです。身近に関わる大人が「生きているだけでいいんだよ」「学校に行かなくてもいいんだよ」といったその子に応じた受容的な態度を示していくことが必要だと思います。


【コメント】
 教員をサポートするコミュニティやプラットフォームは増えていますが、こうした機会を利用している方は「ありがたい」と思っている一方で、現場の実情は全く変わらない、むしろ働き方は厳しい状況です。厳しいと感じている人ほど、「学ぼう」という意思は蝕まれているので、いくらサポートがあったところで、現場の負担を軽減しなければ、元も子もないのだと思います。「こうしたサポートがありますよ」で済ませるのではなく、現場の苦しい状況を打破する具体的な行動を考えていきたいです。


【コメント】
 日常的に子どもを見守る大人が一人なのか、二人なのか、もっとたくさんいるのか、それによって大人側の余裕が変わってしまうのは「当たり前」のことです。もし僕が一人で子育てをやるのだとしたら、友人や家族を頼って必ず自分で抱え込まないような環境をつくります。でも、それは信頼できる人が周りにたくさんいるからで、たとえ信頼できたとしても、「頼ろう」とはなかなか思えない方がたくさんいることを知っています。だからこそ「頼っていいよ」という立場をとっていきたいなと思います。


【コメント】
 「迷惑をかけたくない」「面倒なことに巻き込まれたくない」が中心を占めるようになると、こうした対応になるのだと思います。果たして、「迷惑をかけるな」という抑圧はどこからくるのでしょうか。「気軽に関わることができる」「迷惑をかけても大丈夫」と思える信頼関係を築くことが大人の役割で、子どもが大人の都合によって関係を断ち切られてしまうこの環境は課題だと思います。しかし、「気軽に関わる」きっかけやゆとりが大人にもないともいえるので、やはり国全体としてゆとりが生まれる策を練っていく必要があるのだと思います。


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キュレーター:竹之内大輝

1998年神奈川県生まれ。宮崎県で育ち、宮崎西高付属中・宮崎西高を経て筑波大学体育専門学群に進学。体育スポーツを専門に学び、小学校と中高保健体育の教員免許を取得。

大学卒業後、2021年にもあふるオンライン教育実習を立ち上げ、教員を目指す学生を対象として、教員養成過程では学ぶことが難しい「目の前の児童生徒の実態に応じた人権教育」を実践するための学びを届けている。2024年4月に一般社団法人もあふるへと法人化。つくば市内でみんなの食堂や教育イベントの立ち上げも行う。また、常勤講師として小学校特別支援学級に勤めて3年目となる。

一般社団法人もあふる代表理事/小学校特別支援学級担任/つくば子育て&教育サミット実行委員長/TABOOを語る教育サミット実行委員/つくば市消防団員/吾妻みんなのひろば代表