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人は何に心を動かされるのか【5月31日】

こんばんは。もう5月が終わりか。人生って意外と短いんだろうなぁと思っているかぐやです。

毎月ごとに予定を立てないタイプですのでいつも通り本日の学びを記録したいと思います。

スポーツと環境

朝は来週のグループプレゼンの準備をメンバーと。今回は「スポーツと環境」というテーマでマイクロプラスチックの問題を取り上げることにしました。

人工芝のサッカー場やテニスコートが増えているのですが、人工芝から出るマイクロプラスチックは全体の14%を占めるそうです。

人工芝って魅力的じゃないですか。しかも排水機能に長けていたり持ちもよかったりするので盲目的に増やされている気がします。

僕の専門であるテニスでも人工芝について問題になったことがあります。

元プロ選手で伊達公子さんという方がいるのですが、彼女は人工芝のコート(オムニコート)がこんなにもたくさんあるのは日本だけであり、実際の国際大会ではハードコートやクレーコートがメインであるため、競技力向上のためにも、また身体への負担を考えても良くないということを聞いたことがあります。

それに加えて、このマイクロプラスチックの問題を掛け合わせたらかなり大きな問題として取り上げられても良いのではないかと思うのです。

環境よりも便利さを求める

なんでもそうですが、結局人間は便利さに勝てていないところがあります。そのどちらも満たすものができ、それが広がるのが1番良いのかもしれません。

しかし、そういった商品でさえまだ認知が広まっていないものがあるので、そこから広められたらいいのかもしれませんね。

やっぱり直接会いたい

その後、multi-Regionのメンバーと他団体の代表の方でお話をしました。めちゃめちゃ面白かったです!

内容は具体的には言えませんが、直接会おうよっていう話になりました。

いやぁ、本当それなんですよね。

直接会えること以上に気持ちが高まることはないです。オンラインでお話しするのも好きですが、、、それ以上に面と向かって空気感を共有するのがやっぱり。

好きです。

だからすごく楽しみにしています。それは他の皆さんも一緒です。会いたいのにまだ会えていない人もたくさんいます。

明日死ぬかもしれないと考えると、すぐにでも会いに行ったほうが後悔はしないと思います。だけど、、、ご時世。

ここはもう何を優先するかですよね。そして選択に対して最大限のリスク回避は必要です。そりゃ当たり前ですが、オリンピックも同じです。

どうせやるならIOCの都合とかはどうでもいいので、最大限一人でも笑顔でオリンピックを見られるように対処して作り上げていくことがトップの使命だと思います。

早期スポーツエリート教育について(やや続編)

先週も同じテーマで考えたことを書きました。

午後の授業では「早期スポーツエリート教育」について、エリートという言葉の持つ意味、そして早期に教育が必要かというかという視点を含めてお話ししました。

エリートというのは選手を選定して育成するということです。僕はこれに対して疑問を持っています。

そこには大人やある基準による押し付けが存在するからです。でも実際にそれを受けて今スポーツに対して豊かに関わることができている人もたくさんいます。

僕は早期(幼少期)からテニスをしておらず、半分諦めたように「小さい頃からやってる人よりできなくてもまぁいいか」という気持ちは少なからず持っていた気がします。

でも結果として勝ち負けに拘らない価値観を持てるようになりこうしてスポーツに無理なく関わることができているわけです。

じゃあ何が重要なポイントなのか。僕は、①本人が結果としてその道で良かったと思うか②自分と向き合っているかどうかだと思います。

①本人が結果としてその道で良かったと思うか
②自分と向き合っているかどうか

なぜ世界のトップ選手をみて感動するのか。

それは競争という枠を超えた何かがあるからだと思います。その何かとは、「自分と向き合い自分の理想を求めそれに対して努力している」ではないかと気付きました。

つまり「自分の理想のあり方」をスポーツを通して体現している、それに僕たちは心を動かされるのだと思います。だから本当はトップ選手かどうかは正直関係ありません。

スポーツだけではなく、日々の生活の中で関わる「羨ましい像」「理想像」「尊敬する像」を体現する人たち。彼らには心を打たれます。僕にとってもそういう人たちがいます。

一人ひとり、自分なりの正義や信念があります。正義や信念という言葉では強いかもしれませんが、価値観はそれぞれ違うと言ったら分かりやすいでしょうか。

その中で自分がどうありたいのか。そしてそれに対して自分は納得しているのか、そうではないのか。

人から与えられたものでも自分で選んだものでも、自分なりに受容し自分の理想へと結びつけられることができる人が、「豊か」ではないかと考えました。

これが正解というわけではありません。僕は幼少期の教育は必要ないと思います。目一杯遊べる環境を用意すること、そして見守り受容することが大事だと考えています(それが教育だと言われたらそうなのか?)。

しかし「早期スポーツエリート教育」という枠組みに囚われることで幼い頃から選択肢を狭めてしまう危険性は認識しておく必要があるでしょう。

エリートという言葉自体が格差を活用する表現で好きではありませんが、このテーマを考える機会に恵まれて良かったです(考えりゃいいってもんでもない)。

夜はインプット過多なので割愛

夜はmulti-Regionのメンバーと地域に根ざした幅広い活動をされている方とお話ししました。去年の9月に立ち上げてから初期にいろいろな立場の方とお話ししていた時期を思い出します。

以前は一人で突っ込んでいましたが、今はいろいろ活動を抱えながらその他の活動と絡めつつ、そして他のメンバーも巻き込んで一緒に視野を広げる機会を設けています。

これってめちゃめちゃ価値のあることではないかなぁと思います。タイミングと巡り合わせというのはいつも必然です。

だから今回もびっくりするくらい共通点がありました。それに驚くのは本人たち。

彼にとっても良い時間だったようです。僕たちの思いを真剣に聞いてくださってお話をしてくださるのが本当にありがたいことだと感じました。

ありがとうございました。

さて。明日は早起きだ。おやすみなさい。

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<プロフィール>
筑波大学大学院修士1年(体育学専攻)。多様性・居場所・選択肢をテーマに「今できること」にフォーカスした活動をしている。主な活動分野は、部活動・性教育・哲学対話・環境・共生社会。小学校および中高保健体育教員免許取得。学童支援員、体育教室サポーター、テニスコーチとして働く。その他手話会、読書会、対話会等イベントを主催。
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