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【遅っ!緊急事態宣言】ポジティブに深読みしてみた。

こんばんは。36歳建築業界ひとり社長です。

ようやく緊急事態宣言が出そうですね。「なぜ今?」「遅い!」とヤキモキした方も多いのではないでしょうか。

「関係各省庁の調整に時間がかかり時期がズルズル遅くなってしまった。」

私も最初はそう思いました。しかし冷静に考えると永田町でお勤めの方々は私より高学歴ですし海外の状況も把握した上でいろんな方面から情報は集めて判断しているはずです。

安倍政権のことを考えても緊急事態宣言も早く出した方が国民から評価され、支持率も下がらずに済んだことでしょう。

そこで少し見方を変えて、政府よりの立場から仮説を立ててみました。

仮説

①学校教育を優先した説

なんとしても学生たちに教科書を渡したかった。家庭で学習する場合でも教科書がなければできないという意見があがり、配慮がされた。また、学力を落とさないように自習マニュアルのようなものを配布したかった。教科書の配送費用などが莫大になるためなど。

②自粛の終わりをGWと重ねたかった説

外出の自粛を続けると家から出ないストレスから自粛疲れに。NYやスペインでも緊急事態宣言から三週間が経ち、メンタル的な疲れからか少しずつ市民が外に出ているそう。日本の場合、ロックダウンが終わる時期はGWあたりに。外出が増えれば収束しかけていたのにまたウイルス広がってしまう可能性大。そのため、意図的に宣言を遅らせてGWに完全に被せた。

③国民焦らしプレイ説

「どうせ出すんなら早く出してくれよ!」と国民の誰もが思った(私も)。焦らされた国民は自分の身は自分で守るしかないと感じるようになる。緊急事態宣言を出してくれた方が企業も活動を止めやすく、個人レベルでも法事などの集まりも「こんなご時世ですから」と断りやすいはず。不信感から高校生が学校の休校を希望する署名活動の報道も。わざと遅らせることで政府から強制されずとも自ら外出を抑制することになる。

感想

①個人的には教科書よりもYouTubeで勉強する方が効率がよいと思いますが教育現場では事情が違いそうですね。私は教育より生命が大事だと感じるのでこの理由は納得できません。

②後からGW明けまで自粛して下さいとアナウンスすればいいのでおそらく違うでしょう。しかし、自粛疲れは厄介ですね。収束の目処が立ってきたときに危ないかもしれませんね。海外のニュースを引き続き、注視する必要がありそうです。

③は感染者数が少ない状態で緊急事態宣言が出たとしても自粛要請で被害を受けた事業者から批判を受け、「自粛を自粛します!」と言い出す輩が出てきたかもしれません。
しかし、今は「不要不急な外出をするやつは自分勝手な非国民」のような扱いを受ける世論になっているように思います。1ヶ月以上の長丁場が予想されることから、個人の自主性がなにより大切になると思いますし、風潮からしても企業も活動を止めやすい状態になりました。これが政府が描いたシナリオであればこの判断は評価できると思いました。

以上、ポジティブ考察でした。

真意は不明ですし、これらの考察は選挙などのことを考えるとマイナスでしかないような気もするので単純に遅くなってしまっただけかもしれません。

さて、ついでにもう一点、愛知県の大村知事の発言について。

「インフルエンザもそうだが、『うつっていく、うつって治る』のが感染症なので、しっかりと検査で早く見つけて症状が軽いうちに治して退院してほしい」

「愛知は現段階では数字、事実等々を見ると感染拡大警戒地域ということではない」

この発言で炎上。

愛知トリエンナーレでの対応を見ていて大村知事はとても聡明な印象を持っていたので正直ショックでした。

しかし、この発言を少し見方を変えて結果だけ見ると

知事への落胆や失望という感情を利用して県民の自衛の意識を高めることに成功したようです。

緊急事態宣言が適応される7つの都道府県に愛知は含まれていないことを事前に知った知事が嫌われ役を買って出たと見ることもできます。

以上、緊急事態宣言がらみでのポジティブな考察でした。

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