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美少女に重めに愛されたいなら『MiSide : ミサイド』をやれ!!

 最近Steam版が配信開始した『MiSide : ミサイド』をクリアした。ジャンルは美少女ホラー。これは個人差があると思うけど、本当にビビりな人以外はプレイ出来るくらいの怖さでした。でも猟奇的な描写が苦手ならあまりお勧めはできないかも。プレイ時間は多分4〜5時間くらい。基本は脱出と謎の解明が目的の探索ゲームです。

 簡単なあらすじを説明すると、友人から送られてきたスマホゲームを数日プレイしていたら気が付くとゲームの中の世界に閉じ込められてしまい、そこで『ミタ』っていうそのゲーム内のキャラクターと出会う。主人公(プレイヤー自身)はどうにかして現実世界に帰ろうと模索するけれどミタは「ずっとここにいてほしい」という。僕としてはずっとミタとテレビゲームや料理をしていてもよかったのだけど、ゲーム進行の都合上それはできない。ミタとカードゲームをしているとクローゼットの中からノックような音が聞こえるのでそれを指摘してクローゼットを確認しようとするとミタに必死に止められる。明らかに何かを隠している様子。この時の「そこは…私の下着」と言い訳したり「ただ私と一緒にいてほしいだけ」と言ってくるのがとてもかわいいです。それでも開けるというとミタは観念して?中を覗くことを許してくれる。果たして中身は一体?!って感じの導入です。

 このゲーム最初に出会うミタちゃん以外にも色々な個性的なミタに出会えて、しかもみんなかわいい。僕は『親切なミタ』と『ミラ』が特に気に入りました。親切なミタちゃんはメインヒロインだし、ミラはツンデレでかわいい。それと声優が学マスでリーリヤを担当している花岩香奈さん。『白線』と『Wake up!!』の必死に歌ってる感じがたまらなく好き。最近新曲の追加が発表された。『極光』ってタイトルかっこよすぎるな。少し話がそれましたが、いろんなミタの演じ分けを花岩香奈さんひとりでやっていてそこも楽しめるポイントになっているよってことです。さらっと感想を書くと、近年のものすごい勢いで消費されていくキャラクターコンテンツへの問題定義って感じの作品でした。道中にミニゲームも沢山あってプレイしていて純粋に楽しかったです。ほっとくとクッキー食べたり飴舐めたりし始めるし。誰とは言わないけど、とあるゲームのモ〇〇さんの登場からメタ的な視点を持ったヤンデレヒロインって海外ですごい人気があるイメージ。それとセリフが宙に浮いてばらばらと床に落ちていく演出もオシャレでいいよな。

 あとタイトル画面でドアップのミタちゃんがニッコニコでBGMに合わせて首を振ってリズムを取っているのがかわいいね。でもゲームの終了ボタンにカーソルを合わせるとものすごく嫌そうというか無表情になるんですよ。なんなら終了ボタンがカーソルから逃げていく。そんなに僕と一緒にいたいのか。ホラーゲームの美少女って吊り橋効果のせいかすごくかわいく感じるんですよ。その恐怖を作り出しているのが美少女自身だったとしても……。DV被害者の気持ちが少しだけ分かった気がする。


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