一人勝ちになる方法

神楽です、

「与えたものの10分の1が返ってくる」

パナソニック創業者
松下幸之助さんの言葉です。

ビジネスをしている人には
有名な言葉なので知っている
かもしれません。

ビジネスで稼ぎたければ
『稼ぎたい額の10倍の価値を
与えなさい』という格言として
使われることが多い言葉です。

しかし世の中には
テイカー(自分が得するように
奪い取ろうとする人)が増えています。

テイカー以外にも

ギバー(与える人)
マッチャー(与えられたら与え
奪われたら奪い返す人)

の3種類の人がいます。

この中で
人口の大半を占めているのが
マッチャーです。

つまり自分から進んで与えたり、
奪ったりするのではなく
相手の反応次第で対応を変える人
ばかりがいることになります。

そしてこの中で一番非効率で
なかなか評価されにくいのが
ギバーです。

ギバーはビジネスをしていても
相手に多くのメリットや価値を
与えようと頑張るあまり

テイカーやマッチャー以上に
1人1人のお客さんに時間をかける
傾向にあります。

しかし効率的に収益を上げる
企業の中では、なかなか評価されず
営業マンだった場合は成績が
下位になってしまいがちです。

こんな話を聞くと

「与えたものの10分の1が返ってくる」

という松下さんの言葉を
実行したくなくなるかもしれません。

だってギバーになったら
成績が悪くなり稼げなくなりそう
ですから…。

でも安心してください。

アメリカの研究によると
非効率なことをして売上成績が
下位なのは確かにギバーですが

実は売上成績トップなのも
ギバーなのです。

どういう事かというと…

テイカーは一時期、急速に
売上を伸ばす傾向があるので
すぐ会社の中で認められます。

しかしテイカーは
社内の大半を占めるマッチャーの

『目には目を歯には歯を』

の精神で対応されて最終的に
色々なモノが奪われてしまいます。

つまり長い目で見たらテイカーは
急速に成績を下げてしまうのです。

一方ギバーは最初は行動が遅く
なかなか評価されにくいのですが

顧客満足度、利益率
営業費削減など、あらゆる面で
高い成績を残していきます。

また時間をかけて1人1人の
お客さんに対応をするので
信用されるようになるので
あとあと営業しなくてもモノが
売れる…という状態を作り出します。

つまりギバーは時間が経てばたつほど
自分が動かなくても売上、利益を
出すようになるのです。

ギバーはまた新規のお客さんに
高い満足度を与えるので
ドンドン売上、利益が大きくなり

最終的には社内でも
一番売上を立てて、利益を出す
トップの人になるのです。

ここで一つ朗報があります。

ギバーは世の中で占める割合は
とても少なく、1つの会社や業界でも
ギバーの人はごく少数です。

つまり

「与えたものの10分の1が返ってくる」

を意識しているだけで
ビジネスで一人勝ちになるのです。

もらいたい価値の10倍を返す。

なかなか難しい事ですが
挑戦する価値はあると思います。

ギバーとテイカー
それともマッチャー

どれになることを選びますか?

神楽ほまれ

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