個性と組織とゴールデンルール

近年、日本ではダイバーシティ(※人種内も含む概念としての)ということが言われてきて、はぐれ者?はずれ者?としては、だいぶ呼吸がしやすくなってきた感があります。もっともこれは、“個性を武器にして食べていける世界”を本当には知らない/知らなかったせいなのかもしれません。

自分の好みは、「個性を活かして一人でも食べていける状態」ですが、もちろん、いろんな違う特技を持った人がまるでパズルのピースのように組み合わさることで、より巨大な力を発揮できるようになる=大きな成果を達成できる、というのもまさにその通りだろうなと思っています。

ただ組織としてはまだ、それぞれの担当が1人しかいないというのはちょっと不安があって、いわゆるフェイルセーフというんでしょうか、1人がミスったときにリカバーできるように一つの仕事を二人組くらいでやるのが安心ですよね。
では仕事に対して2倍の人数が必要かというと(理想はそうかもですが)、もし一人二役ができれば、仮に仕事 A, B, C があるときには「3人でそれぞれ{A, B}{B, C}{C, A}を担当」のように、結果的に3人いれば全部を2人ずつでカバーすることが可能、といえば可能です。
では、一人三役できるスーパーマンぞろいならば…? →答えは{A, B, C}{A, B, C}の2人がいればよい。
さらに、一人n役できる人たちが、トータルm個の仕事を2人ずつでカバーするには、一番うまく組み合わさったとして何人が必要だろうか?

――とまた「そんな(ほぼ当たり前?の)こと時間使って考えてどうする」という感じですが、これも個性というか、どうやら無駄に考えるのが好きです(正確に言うと「わかった!」ときの快感かも)。むしろ考えないでいることができないほどの。良く言えば、何かを追求したり突き詰めるのに向いたタイプなのですが。ががが。

もちろん「考えすぎると手が止まる → 手が止まると成果が出なくなる → 成果が出ないと行き詰まる」という黄金パターンがありますので、(以前も自分自身に言ったことではありますが)何でも「理論と実践は車の両輪」ということを忘れてはなりません…あらためて自戒。


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