街の息づかい

なつかしい街が、再生や更新されてるのを見ると、嬉しい気持ちになります。もちろん多少とも歴史のある建物は残ってほしいけれど、うっかり片端から駐車場になってしまうよりは、適度な新陳代謝があったほうがましな気がします。

つまり、ちょうどよく活きのいい街は、なつかしさと、新しいものへの期待とのせめぎあいが感じられる。そして、そういう街づくりをする人(地権者?・行政・建築家etc.)の多くは、新しいものごとを重んじつつも、歴史的なものをも大事にして保存・参照する姿勢をもっている気がします。

これをまた「新×旧のコラボが要諦」とかまとめると情感に乏しいですが。とは言え、より詳しくは「新+旧」「新⊃旧」「新⊥旧」「新∥旧」のようにいろいろなバリエーションも考えられることでしょう、おそらく。(順に、足し算、包含する、直交、平行、ですがもちろん厳密な話でなく発想技法であり、イメージです。)

このような、街における「新しいこと」と「なつかしいもの」の同居って、ポップミュージックにも通じていそうな話ですね? 特に、なつかしさを楽曲にどう活かし調理するかという点において、参考になるところがありそうな気もしています。


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